IS インフィニット・ストラトス 黒い刃と白い刃   作:ウサ黒

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若い男女が寮とはいえ密室に二人きりとかヤバいって!!

「・・・・・・」

 

「・・・・・・返事がない、ただの屍のようだ。」

 

俺達は今、放課後の教室に机の上でうつ伏せになって死んだようになっている。ドラ○エ名言を言ったのは俺。何も反応しないのが一夏だ。

 

アイツは俺と違って参考書を読まずに捨てたからな。まぁ、当然っちゃあ当然だよな。この有様は・・・・・。大体、ISとは無縁の俺達男二人がいきなり参考書なんて渡されても、『この学園に入ることを目的に勉強してきた人で、実際に入った人向け』の授業されても理解できるわけがない。

 

一ページ一ページがペラ紙の分厚い参考書を、春休みに渡されても知識が追いつくはずが無い。ようは無理ゲーって奴だ。

 

「い、意味が分からん・・・・・。何でこんなにややこしいんだ・・・・・・?誰か、誰でも良いんだ。教えてくれ、俺に教えてくれよ。どうしてこんなにややこしいのかをさぁ・・・。」

 

「それはな、一夏。俺達が男で、今までISの事を学ぶ機会なんて無い人生を送ってきたからさ」

 

「そっかぁ~。分かりやすいな。授業もそれくらい分かり易ければいいのにな。」

 

「そりゃ無理だ。」

 

「だよな。」

 

「あぁ、そうさ」

 

ちなみに放課後になっても俺達の状況は全く変化が無く、今も女子が他学年・他クラスから押しかけてきゃいきゃいと小声で話し合っている

 

昼休みも大変だった。学食に移動すりゃあ、そのあとにゾロゾロと全員ついてくるのだ。百鬼夜行じゃねえっつの。学食に行ってもちょっとしたモーゼの海割りで、凄い引いたよ。

 

俺達は初めて日本に来た珍獣かよ。そういえば昔、ウーパールーパーって流行ったけど、俺はあれが苦手だ。何かだめだ。

 

「あ、織斑君に黒崎君。まだ教室にいたんですね。良かったです」

 

「「はい?」」

 

いきなり名前を呼ばれて返事が被る。だが、小学生からの腐れ縁だ。そんなのは気にしない。二人で声のした方向に顔を向ける。

 

そこには、副担任の山田先生が書類を持って立っていた。

 

「えっとですね、寮の部屋が決まりました。」

 

「俺達の部屋ってまだ決まって無いんじゃないんですか?前に聞いた話だと、一週間は自宅からのから通学だって聞きましたけど?」

 

一夏が山田先生に聞く。俺もそいつは聞きたがったが、一夏が最初に聞いてくれたので俺が聞く手間が省けた。

 

「そうなんですけど、事情が事情なので一時的な処置として部屋割りを無理矢理変更したらしいんです。・・・・織斑君達はそのあたりの事って政府から聞いてません?」

 

最後の方は俺達にだけ聞こえるように小声で話してきた。

 

まあ、当然だろうな。男で世界で初めてISを動かした俺達だ。今までに前例がないのだ。どこかの組織による誘拐や拉致、最悪の場合には殺害・・・・・なんてのもあり得ない話じゃない

 

「そう言うわけで政府特命もあって、とにかく寮に入れることを最優先したみたいです。一ヶ月もすれば個室の方が用意されると思うので、いまは相部屋で我慢してくださいね。」

 

「了解です。でも、荷物とかどうすんですか?俺達荷物なんて持ってきてないっすよ?一回家に帰ってもって来る様なんで一度家に帰っても良いですか?」

 

「あ、いえ荷物なら――」

 

「荷物なら私が手配してやった。ありがたく思え」

 

山田先生の言葉に被せるように言ったのは織斑先生だった。




短っ!!!

しかもこんなに短いのに三時間も掛かってやがる。俺にはやはり才能がないな(泣き)
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