猫の犬間に   作:悠(はるか)

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高校三年生の河合 真緒 彼女は小さい頃のトラウマで猫が怖い。そんな彼女がどのようにして、どう変わって行くのか。ということを書いて行こうと思っている話のプロローグ。
上手く伝えられないこともあるかもしれない。
それでも、読んでみて欲しい。


猫の犬間に プロローグ

2021/5/22(土) 16:20

江戸前高校前公園の歩道にて

 

突然ですが。私、河合 真緒は大ピンチです。

私の愛犬、チワワのギズモが散歩中に猫さんに襲われそうなんです。私は犬は大好きだけど猫は小さい頃のトラウマで苦手なんですよね。

真緒「お願い、猫さんどっか行って~ 」

 

後ろから誰か近づいて来る?

あ、あれは校内1の嫌われもの、荒井 健太郎

ではございませんか!

こんなときに嫌な奴を見かけました~ あれ?

もしかして、こっちに来る?嘘でしょ?

こんな挟み討ちは嫌だ~!誰か助けて~ 

 

健太郎「マオ!」

 

真緒「へ?」

 

なんで、あやつが私の名を呼び捨てに?

 

徐々にこちらに近づく健太郎

健太郎「マオ。こんなとこにいたのか。」

 

真緒「え?何!?」

 

真緒が避けると健太郎は猫を抱えあげ、頭をなで微笑んでいる。

 

健太郎「ん?なにしてんだお前?」

 

真緒「な、なにしてるって、見てわかんない?」

 

健太郎「見りゃ分かるって、お前・・・うおわあぁぁぁぁぁぁあ!」

 

健太郎は叫ぶと同時に数メートル距離を取った

 

真緒「び、ビックリした~ なによ?」

 

真緒が健太郎の視線の先を見てみるとそこにはチワワのギズモが。

 

真緒「へ?もしかして、あんた。」

 

健太郎「な、なんだよ?」

 

真緒「犬、嫌いなの?」

 

健太郎「き、嫌いじゃねぇよ!」

 

真緒「じゃあなんで叫んで距離とってんの?」

 

健太郎「そ、それは・・・」

 

真緒はギズモを抱き上げ徐々に健太郎に近づく

 

健太郎「うおい!や、止めろって」

 

ふっふっふ今私は校内1の嫌われものの弱味を握っている。これはまたとないチャンスなのでは?

 

真緒「ホレホレ~♪理由を言ってごらんなさ~い♪」

 

健太郎「う、わ、わかったよ。」

 

健太郎は公園の端のベンチに座り深くため息を着いた。

 

健太郎「わ、笑うなよ?実は俺、犬が怖いんだ。」

 

真緒「へ?」

 

健太郎「小さい頃に犬に噛まれてから怖くなって触りたくても触れないんだ。」

 

真緒「そ、そうなんだ。」

 

そういうと健太郎は猫を降ろした。

 

真緒「でも、まさか校内1の嫌われものが犬が怖いなんてね~♪」

 

健太郎「今なんつった?」

 

真緒「え?いやその、犬が怖いなんて意外だな~なんて 」

 

健太郎「そこじゃねぇよ。その前」

 

真緒「へ?前って。校内1の嫌われもの?」

 

健太郎「それ、俺のこと?」

 

真緒は一度縦に首をふる

 

健太郎「嘘だろ~ 俺なんかした~?」

 

真緒「へ?だってあんた。気にいらない奴ぶっ飛ばしたり、他校の生徒と喧嘩したりしてるんでしょ?」

 

健太郎「んなことしねぇよ!俺は、至って普通の高校生です!」

 

真緒「え?嘘でしょ?」

 

健太郎「俺、荒井 健太郎は普通の高校生三年生ですから。喧嘩なんて一度もしたことないし人殴るなんてこと怖くてできません!」

 

真緒「え?先生も怖がってあんたのこと指名して問題解かせたことないって」

 

健太郎「え、それでか?俺、当てられたらどうしようとか思いながら、俺じゃない。よし!とか思ってたけど違ったのかよ。」

 

真緒「じゃなくてもメガネして先生睨み付けてずっと無言じゃん」

 

健太郎「は?俺、遠く見えないからメガネして黒板見てんだよ。無言なのは授業中だから。」

 

真緒「あははは見た感じ不良なのに(笑)」

 

健太郎「何笑ってんだよ!」

 

真緒「だって、誰もあんたのことちゃんと知らないんだもん(笑)友達いないの?」

 

健太郎「いたよ。だけど、まともな友達は一人だけ。俺、三年前に引っ越してきたんだ。そのときに生まれたばかりのこいつを貰って・・・あれ?マオ?」

 

真緒「いやぁぁぁあぁぁ」

 

ギズモを抱きながら逃げ回る真緒

 

健太郎「ははは、何?お前は猫嫌いなの?」

 

真緒「私も嫌いじゃなくて怖いの!」

 

健太郎「そっか。俺ら似てるな~(笑)」

 

真緒「笑ってないで早く助けてよ!」

 

健太郎はニヤニヤしながらマオを抱き上げる

 

健太郎「じゃあな。あ、とそうだお前、俺のこと知ってるみたいだけど俺お前のこと知らねぇや名前は?」

 

真緒「ひど!同じクラスなのに知らないの?私の名前は河合 真緒。そして、この子はギズモ。わかった?」

 

健太郎「まお?こいつと一緒じゃん!それじゃ忘れようがないわな。ギズモは忘れないように気を付けるわ。んじゃまたな!」

 

そういうと健太郎はマオを抱きかかえたまま歩いて行った。

 

真緒「それじゃギズモ。帰ろうか。」

 

ギズモは吠え真緒は走って家に帰った。

 

真緒が家でゴロゴロしていると、玄関のほうから

ただいま~という声が聞こえる。真緒はおかえりと返す。

 

お母さんだ。仕事でいつも18時頃帰ってくる。

 

母「真緒!真緒!」

 

真緒「何?」

 

母「従兄弟の健太郎君て覚えてる?」

 

真緒「へ?健太郎?」

 

母「赤ん坊の時だし覚えてないか~。遠くにいたから全然連絡とらなかったし17年?も会ってないもんね~ そりゃ覚えてるわけないか。」

 

真緒「え?あのお母さん?」

 

母「それがね?なんと!この町に引っ越して来てたの!三年前!さっきそこでばったり会ってね~?」

 

真緒「お母さん?」

 

母「そう、本題はね?その健太郎君の両親が仕事の都合で3ヶ月ほど海外に行くのね?それで我が家で面倒を見ることになりました~♪」

 

真緒「お母さん!」

 

母「何?」

 

真緒「間違ってたらゴメンね?あの~ 健太郎君てもしかして、荒井 健太郎?」

 

母「あら、覚えてたの?すごいわね~♪」

 

真緒「嘘でしょ?」

 

母「ホントよ~♪」

 

その場にへたりこむ真緒

 

母「ちなみに、あなたの嫌いな猫ちゃんも一緒よ」

 

真緒「何?それ。いじめ?」

 

母「違うわよ。まぁそれはそうと明日から来るから。ね?」

 

真緒「嫌だ~!」

 

母「いいじゃない。男と女が一つ屋根の下。なんかドラマとかみたい!」

 

真緒「なんかお母さん楽しそうだね 」

 

母「そうね~♪これから何が起こるのか楽しみでしょうがないわ~♪あは~♪」

 

真緒は落ち込みながら部屋に戻りベッドに倒れる。

 

真緒「もう寝よ。」

 

 

その頃

 

健太郎「明日から3ヶ月女の子のいる家に行くのか。・・・いとこだっつ~けど 赤ん坊の時にあっただけだ~あ?知らねぇよ!てか覚えてるわけがねぇよ!簡単に説明して、明日からおばさんの家にお世話になってね。つって出ていくなんておかしいだろ!

あぁ~!・・・どうしようもなく不安だ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、朝

私はいつもより早く起きて朝ごはんを食べ歯を磨き顔を洗い支度した。いつあいつが来てもいいように。

そして玄関のチャイムがなった。

お母さんが玄関を開け私を呼ぶ。仕方なく私は玄関に向かった。あいつは私の顔を見て叫ぶとお母さんはお互い小さかったのに覚えてるのね~♪なんてニヤニヤしだしたが私とあいつの昨日会ったからの一言を言ってやった。がハモってしまい、余計にニヤニヤさせてしまった。私はこれから3ヶ月の間、平和に過ごすことが出来るのだろうか。

 




これから頑張っておもしろくしていくつもりなので
よろしくお願いいたします❗
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