‥‥が、祝日出勤だった私は未だ飛び石連休です。
デスラー砲にはオリジナル設定を組み込みました。
――『プレアデス』――
「ガミラス旗艦からエネルギー反応急速増大!‥‥無限α砲を上回るエネルギー量です!!」
「何!?」
愕然とする幕僚をよそにデーダーは平静を装っていたが、内心は部下達と同じだった。
敵も決戦兵器を持っているであろう事は予想していたが、無限α砲を凌ぐエネルギー量は予想外だ。
しかし、今から無限α砲の照準を修正することはできない。
「うろたえるな!今の照準で発射せよ!!」
デーダーは発射シークエンス続行を命じる。
「無限α砲、発射!」
「敵旗艦、発射しました!」
6隻6門の無限α砲とデスラー砲1門の発射はほぼ同時だった。
そして――
「超高エネルギー反応、来ますっ!」
「全艦、シールド最大出力っ!」
シールドを最大出力で展開するよう命じた直後、『プレアデス』と僚艦は光に包まれた。
「シールド、保ちませんっっ!!」
「バカな‥‥!」
大型戦艦ゆえ強固なシールドを展開していたのだが、デスラー砲はあっさりとシールドを消滅させ、『プレアデス』を無機物と有機物の分子単位にまで分解してしまった。
「――――‥‥!」
デーダーは断末魔の叫びすら上げることなく、乗艦もろとも現世から強制退場させられた――。
――ガミラス艦隊――
デザリアム艦隊から放たれた無限α砲は、一部がデスラー砲の奔流に飲み込まれたが、残りは着弾し、少なくない数のガミラス艦が爆発四散した。
デスラー座乗の『ドメル』は被害こそなかったが、僚艦の爆発で生じた衝撃波に揺さぶられた。
「‥‥!?」
「な、何だ?あれは」
激しく揺れる『ドメル』の艦橋は騒然とした。
自軍の損害ではなく、デスラー砲がもたらした予想外の事態に。
放たれたデスラー砲のタキオンビームはメガホン状に拡大して敵艦隊中枢を飲み込み、大穴を開けた。
デスラー砲も波動砲も、直撃を免れても至近にある物を超重力や衝撃波で破壊してしまうのだが、スクリーンに映る敵艦隊は、どうみても巻き添えになりそうにない範囲の艦までもが次々と誘爆し、四散し始めていた。
「総統、これは‥‥?」
「‥‥‥‥」
(敵艦の構成材質とデスラー砲のエネルギーが触れることによって突発的に発生するのではないか?‥‥だが、分析するのは後だ)
今はたたみかけるのが先決。
デスラーは即座に命じた。
「分析は後だ。この機を逃すな。盗掘者どもの残党をイスカンダルから追い払え!」
「はっ!」
デスラーの命令は直ちに艦隊に伝えられ、ガミラス艦隊は旗艦と司令官を失って算を乱したデザリアム艦隊に襲いかかった。
――『テシオ』――
デスラー砲発射の閃光は13TF各艦からも確認できた。
「何だ?あれは‥‥」
「発射位置と火線の方向、エネルギー反応からみて、デスラー砲に間違いありませんが‥‥」
「可変収束式なのか。しかし、あれは‥‥」
デスラーから放たれたエネルギー弾はメガホン状に広がりながら敵艦隊の中央部を走り抜けて“大穴”を開けたのだが、嶋津冴子ら各艦のブリッジクルーが我が目を疑ったのは続いて起きた現象だ。
デスラー砲の直撃を免れた艦艇も次々と爆発四散している。
至近にいた艦が爆発するのはわかるが、誘爆のスピードが異常に早く、まるで花火のような勢いで爆発していくのだ。
(丸で火がついたマグネシウムじゃないか。
‥‥敵艦の構成材の中に、波動エネルギーに過剰反応する材質が含まれているのか?)
回線を開いて『ヤマト』の真田に確認すると、同様の見解が返ってきた。
「‥‥とりあえず、今は最優先事項を片付ける。『ヤマト』はデスラー総統とコンタクトをとってくれ。
‥‥通信長、改めてイスカンダルに呼びかけるんだ。全艦針路そのまま、マザータウンに向かう」
「はい!」
別行動のコルサック艦隊はデスラーの命令を受信できたのか、敵艦隊に突撃している。
TF13と『ヤマト』も20宇宙ノットでイスカンダルに接近していった。途中、攻撃をかけてきた敵小型艦3隻を血祭りに挙げながら。
イスカンダルの静止衛星軌道に達したところでパク通信長が告げる
「『ヤマト』とガミラス艦隊旗艦の通信が繋がりました。接続します!」
メインスクリーンに、古代 進と大ガミラス帝国総統・デスラーの姿が映し出された。
『ヤマト』クルーは何度も見たが、それ以外の地球人がデスラーとまみえるのはこれが初めてだ。
デスラーの後ろに控える幕僚達が、硬い表情でこちらを見据えているのがわかる。
(無理もないよな‥‥)
こちらのブリッジクルーも一様に硬い表情になる中、嶋津は立ち上がり、敬礼しながら名乗る。
「地球防衛軍所属、巡洋艦『テシオ』艦長の嶋津冴子です。‥‥イスカンダルの危機を知らせていただいた事に感謝します」
恨みつらみをぶつけてやりたいのはやまやまだが、死者が甦るわけでもないし、我々もまたガミラス本星をメチャクチャにしてしまったのだから、一方的に相手の非を鳴らす資格はない。
今は共通の目的――スターシャ夫婦の救出――のために共同で事に当たるのが先決だ。
『‥‥大ガミラス帝国総統、アベルト・デスラーだ。要請に応えてくれたことに感謝する』
第一声はともに大人のやりとりで終わり、後のやりとりは主に古代とデスラーの間で行われた。
デスラーによれば、スターシャと古代 守に脱出と『ドメル』への移乗を促すと共に、古代 守には身の安全を約束したのだが、2人は、感謝しながらも、イスカンダルを捨てる事はできないとデスラーの勧めを固辞するばかりだ。
『2人が我々の勧めを固辞するのには、我が国のこれまでの所業が影響しているかも知れない。君たちの説得になら応じてくれるかも知れん』
『‥‥わかった。俺たちもそのつもりで来た』
しかし、事態は再び暗転する。
「イスカンダル星、暴走します!!」
この宙域にいる全ての地球艦・ガミラス艦の観測員が異口同音に告げた。
それに対する指揮官の命令もまた異口同音。
「追跡しろ!イスカンダルを見失うな!!」
残敵掃討に当たっていたガミラス艦も舳先を返し、旗艦に続いた。
色々弄くりました。
デスラーがデーダーを討ち取ったり、『拡大デスラー砲』出したり。
オリキャラ紹介は次回にします。