だって思いの外反応がいいんだもん
つうわけでどうぞー
明久side
桜が舞い散る中、僕と幽香と天子の3人は通学路を歩いていた。
「桜が綺麗だね……」
「そうね、今年のは一段と咲き誇っていて綺麗よね」
「そうですね。うちの庭にあった桜もちょうど満開でしたよ。あ、今度お花見でもしませんか?」
「あ、いいね。そのうちやろうか」
僕たちはそんな会話をしながら歩いている。
「今年一年はFクラスなんだよな……」
「そうよね、それが残念よね……」
これさえ無かったら最高の一日の幕開けだったのに……
「でも私は明久と同じクラスで嬉しいわよ?」
「それがFクラスじゃなきゃもっと良かったよ……」
うん、Fクラスでも天子と同じってことがせめてもの救いだよ……
「でもFクラスって廃屋みたいなんでしょ?そんなところの方が……間違えたわ、そんなところでも大丈夫よ」
訂正、むしろ頭痛の種になりそうだ
いや、もうなってるか……
「でもこの三人が同じクラスだったらもっと良かったのにね……」
幽香にも天子のストッパー役を任せられたのに……
まあその代わり僕が幽香のストッパー役を押し付けられる羽目になるんだけどね……
「おはよう、吉井、風見そして比那名居」
おお、いつの間にか校門の前まで来ていたようだ。そしてそこには鉄人こと西村先生が立っていた。
「おはようございます、鉄人」
「おはようございます、鉄……西村先生」
「おはようございます、西村先生」
「うむ、おはよう。だが吉井、お前俺のことを鉄人と呼んだだろ。それに風見、お前も鉄人と言いかけただろ」
「すいません、明久につられました」
「そうか。では吉井、覚悟しておけよ」
「なんで僕が!?」
理不尽だ、この世の中……
「ははは、冗談だ。それよりもこれが振り分け試験の結果だ」
そう言って鉄人は茶色い紙封筒を渡してくる。この中に結果が入ってるのだろう。まあ僕は見なくても分かるんだけどね……
「吉井に比那名居、お前たちは残念だったな」
「別にいいですよもう」
「そうですよ」
そう言いながら僕たちは封筒を開けようとする。
開けにくいな……
「だが吉井、お前の行動は人として立派なものだし、比那名居の勉強に対する姿勢は良いものだったぞ」
「それは……」
危ない危ない、つい『それは違うよ』って言いそうになっちゃった
だって天子をあの後問い詰めたら『頭がガンガンするのにそれを必死に回そうとするのは……』って言ってたんだもん。完全に私情だったって判明したんですよ?
まあ、Aクラスに入りたいって思いもあったんだろうけど……
「まあそれぞれのクラスで一年を過ごすように!」
「「「はい」」」
そう言うと僕たちは校舎に向かって歩き始めた。
『吉井明久 Fクラス』
『風見幽香 Aクラス』
『比那名居天子 Fクラス』
ちなみに天子は明久とか幽香の前だけだとワガママモードになります
それ以外はお嬢様時々変態モードです