意外と万能な風使い   作:迅雷の戦斧

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 テスト終わったーーーーーーーーーーー!(いろんな意味で)

 というわけで、新作です。

 え?艦これ?問題児?

 ・・・ごめんなさい。

 それではどうぞ!


始まる運命

 俺の名前は(ひいらぎ) 亮太(りょうた)、14歳。俺は今、

 

 「どうだね?我々イ・ウーのメンバーにならないかい?」

 

 見知らぬおっさんに、よくわからない勧誘をされていた。

 

 

 

 

 

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 俺、柊 亮太は転生者というやつだ。

 

 テンプレのように神様のミスで死んで、テンプレのように特典をもらって、テンプレのように転生した。

 

 俺が転生したのは「緋弾のアリア」というライトノベルの世界らしい。俺は緋弾のアリアはアニメでしか見たことがなく、また一度だけだったのでかなりうろ覚えだ。緋弾のアリアと言われて、「ああ、そんなのもあったねー」と思う程度だ。

 

 自分が転生者だと思い出したのは、10歳の頃。転生後の俺の親が交通事故で死んだタイミングだった。ある意味ではこれもテンプレ通りと言えばそうなのだが、今までの10年間俺を育ててくれた人たちだ。記憶を取り戻した日の夜、一人枕を涙で濡らしたのは今でも覚えている。

 

 それ以来、俺は神様からもらった特典を鍛えて、それを利用して生きてきた。俺がもらった特典は3つ。正確には5つなのだが、神様曰く「特典ともいえない特典だからサービスでつけてやる」ということで、2つ余分にもらっている。

 

 俺がもっらた物は、

 

  「ドラえもんの、のび太の特技すべて」

 

  「ハヤテのごとく!の、綾崎ハヤテの執事能力すべて」

 

  「ソードアート・オンラインの、キリトの全スキル」

 

  「機動戦士ガンダムの、アムロ・レイ並のニュータイプ能力」

 

  「東方Projectの、射命丸文の『風を操る程度の能力』」

 

 この5つだ。この内、最初の2つがサービスで、後の3つが特典である。

 

 この世界は、「武偵」という存在がいることを覚えており、確か銃を使う人たちだった気がしたので、射撃が得意なキャラの力をもらおうと思って手に入れたのが、のび太の特技だ。のび太は、宇宙一の殺し屋との早打ち勝負すら勝てるぐらいの射撃の腕があるので、最適だと思った。神様も「この世界ではある意味、射撃能力は必須スキルだ」といってサービスでくれた。まあ、射撃以外の特技は、昼寝とあやとりと言った必要ない能力なので、神様もサービスしてくれたようだ。

 

 綾崎ハヤテの執事能力は、家事全般につかえるので欲しかった。あれだけの家事スキルがあれば、一人暮らしでも全く問題ないだろう。ちなみに、何故「執事能力」と態々限定したのかというと、全能力頼むと、綾崎ハヤテの不幸体質まで受け継ぎそうで嫌だったからだ。それと、単純な身体能力は綾崎ハヤテを基準にしているので、体は異常に丈夫だし、運動神経も高い。執事として、自分の主を守るためにはある意味必須な能力だったらしいので、もらえたのだ。

 

 キリトの全スキルは、最初、ソードアート・オンラインの全スキルをもらおうとして、よくよく考えてみたらそこまで詳しくなかったことを思い出して、キリトのスキルだけに絞ったものだ。

 

 ニュータイプ能力は、絶対に欲しかった特典だ。だって、銃で撃たれて躱せる自信がないからだ。さっきも言ったが、この世界は銃を撃つ武偵という存在がいる。原作の流れを覚えてないので、自分が思うように生きるつもりだが、もし武偵や犯罪者に銃で撃たれても、躱せるようにニュータイプ能力が欲しかったのだ。これがあれば、不意打ちにも対処できるから、生存率がグンッと上がるはずだ。

 

 最後の風を操る程度の能力は、この世界には超能力を使う「超能力者(ステルス)」という存在がいて、火や氷を出せると神様から聞いたので、俺も超能力者として風を操れるようにしてもらった。

 

 さて、これらの中々にチートな特典をもっらた俺は、親の死後、それらのチートを使い一人で生きてきた。親戚の人たちにばれないよう、親の残した遺産(貯金)をもって旅に出た。旅をしながら、能力の練習や応用技の開発などを、繰り返して強くなっていった。

 

 そんな生活を4年間を続け、ふと立ち寄ったある国の海岸沿いで俺はあるおっさんに会ったのだ。

 

 

 

 

 

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 そんなこんなで、そのおっさんに勧誘されたわけだが、俺からすれば全く意味が分からない。イ・ウーってなんだよ。エ○ユーの仲間かなんかなのか?俺、携帯持ってねーよ。それ以前に、このおっさん誰だよ。

 

 「いきなり知らないおっさんに勧誘されても、対応に困るんだが?」

 

 「おっと、これは失礼。僕の名前はシャーロックホームズ。イ・ウーのリーダーで、教授(プロフェシオン)と呼ばれている。よろしく、柊 亮太君?」

 

 ・・・この際、俺の名前を知っているのはいい。俺を知ってるから勧誘に来たんだろう。問題はこのおっさんの名前だ。

 

 シャーロックホームズってあれか?推理小説に出てくる創作の中の架空の人物。前世も今も全く推理小説は読まなかったが、そんな俺でも知ってる有名な名前だ。

 

 偽名か?と思ったが、今俺がいる世界も創作の世界だった。なら、このおっさんも本当にシャーロックホームズかもしれない。だが、一つだけ気になることがある。

 

 「シャーロックホームズは今からかなり昔の人物だ。もうとっくの昔に死んでいるはずだ」

 

 そう、具体的な年数はわからないが、少なくとも人が生きていられる年数をはるかに超えるぐらい、シャーロックホームズは昔の人物のはずなのだ。

 

 「運よく、不老になる方法を見つけた、と言っておくよ」

 

 そう言って、俺に微笑んでくるホームズ(仮)。その言葉が真実かどうかは、わからない。普通なら「ありえない」といって切り捨てるが、この世界が創作の世界だと知っている俺からすれば、そうも言っていられないのだ。

 

 「これ以上考えても仕方ねぇーか。んで?なんで俺を勧誘した?」

 

 「そうだね・・・。理由があるとすれば、僕の条理予知(コグニス)が、そうした方がいいと推理(・・)したからかな」

 

 また新しい言葉が・・・。なんだよコグニスって。しかも「推理した」って意味が分からん。

 

 「・・・イ・ウーってのは、どんなところだ?」

 

 「簡単に言えば学校のようなところだよ。」

 

 「は?学校?」

 

 「そうだよ。様々な才能を持つ者たちが集まり、互いの知識を教えあい、それぞれの目標に向かって頑張っていくところさ」

 

 思った以上にまともそうなトコだな。だが、俺の直感が、危険信号を発していた。

 

 「それだけじゃないんだろ?」

 

 「察しがいいね。彼らの中には目標のために犯罪を起こす者や、犯罪行為そのものが目標の者もいる。勘違いしないでほしいのは、イ・ウーは犯罪者の集団ではないということだ。メンバーには全く犯罪行為をしていない者も、当然いる」

 

 「でも、犯罪行為をした奴の方が多いんだろ?」

 

 「否定ができないのが痛いところだね」

 

 あの名探偵、シャーロックホームズが、今や犯罪者多数の集団のトップとは・・・。コナン君が聞いたら卒倒するんじゃなかろうか。

 

 「さて、それでは柊 亮太君。君は我々、イ・ウーのメンバーになってくれるかい?」

 

 「嫌だといったら?」

 

 「疲れるからあまりやりたくはないのだがね」

 

 要するに、力づくですねわかります。

 

 さて、俺がこの勧誘を断るには、目の前のホームズ(仮)・・・めんどいから、もうホームズでいいか。ともかく、そのホームズを倒さなければいけない。なら勝てるのか、と言われると、ぶっちゃけ多分無理。奥の手中の奥の手を使えば、勝率が五分五分になるが、その奥の手には時間制限がある。そうなったらもう勝てない。俺のニュータイプとしての直感が言っている。

 

 となると、俺ができる回答は一つしかない。

 

 「わーったよ、イ・ウーに入ってやるよ」

 

 「ふ、そうか。なら、これからよろしく、柊 亮太君」

 

 「こっちは、できればよろしくしたくないんだけどな」

 

 「まったく、つれないね君は」

 

 「うるせぇ」

 

 こっちは、不本意なんだよ。

 

 「で、これからどうするんだ?」

 

 「なら、イ・ウーの本拠地に行こう。もうすぐ来るはずだよ」

 

 そう言って海の方を見つめるホームズ。来るって迎えが?と思った俺は同じように海を見て。

 

 

 

 

 

 海が持ち上がるのを見た。

 

 

 

 

 

 「・・・は?」

 

 海の中から現れたのはとてつもなく巨大な潜水艦だった。その船体には「伊・U」の文字が。

 

 「おいおいまさか、本拠地って・・・!」

 

 「そうだよ、あれがイ・ウーの本拠地である、原子力潜水艦だ」

 

 なんつーもんを本拠地にしてんだよこいつらは!

 

 俺は、突如目の前に現れた巨大な原子力潜水艦を前に、ただただ呆然とその巨体を眺めることしかできなかった。

 

 

 

 

 

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 さて、ホームズに連れられて潜水艦に乗船したんだが、

 

 「あなたがリサの勇者様なのですね・・・!」

 

 初めて会った美少女に詰め寄られて困ってます。

 

 ホント誰だよ、お前。




 
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