作者は、勇しぶの内容を全く知りません。
それでは、どうぞ!
さて、ホームズに連れられてイ・ウーの本拠地に来たわけだが。
「あなたがリサの勇者様なのですね・・・!」
初めて会ったはずの少女に詰め寄られています。どうしてこうなった。
「えーっと、俺達ってどっかで会ったことあるっけ?」
「いえ、リサと勇者様は今日、初めて会いました」
よかった。俺が忘れていたわけではなかったようだ。
にしても、この娘、相当な美少女だ。白っぽい金髪は、腰あたりまで伸びており、見ただけでサラサラだとわかるほど綺麗。瞳は澄んだ青色、多分サファイアブルーって言うのか?そんな色で。白い肌は彼女の儚さを引き出していて、少し下がった目じりと合わせて、守ってあげたくなるような雰囲気を持っている。体つきは、出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。俺が、前世を含めて見たどんな女の子よりも、可愛いと思える程の美少女だった。
「君の名前は?」
「あ、すいません。自己紹介がまだでしたね。私はリサ。リサ・アヴェ・デュ・アンク。気軽にリサとお呼びください」
「わかった。俺は柊 亮太。俺も亮太でいい。よろしくな」
「柊・・・亮太様・・・、私の勇者様・・・」
俺の顔をボーっと見つめてくるリサ。少し恥ずかしい。
しかし、さっきから俺のことを「勇者様」と呼ぶのはなんでだろうか?気が付かないうちに、魔王を倒す役目でも背負ったのだろうか。
「さっきから言ってる勇者ってなんのことだ?」
「私の一族に伝わる風習です」
そういって、彼女は自分の一族について話してくれた。
~少女説明中~
「・・・というわけで、リサの一族は代々、勇者様に仕えてきたのです」
「ふ~ん・・・」
なるほど、道理で彼女みたいな娘がこんなところにいるのか。さっき手を取られたとき、その華奢な手を見て彼女が戦いを好まない性格なのはわかっていた。その理由が、勇者様探しとは・・・、白馬の王子様願望とかいうのと一緒だろうか。
「リサがイ・ウーにいる理由や、勇者を探している理由はわかった。でも、一つだけ気になることがある」
「はい、なんですか?」
「なんで、俺が君の勇者なんだ」
「それは、僕がそう推理したからだよ」
俺が一番の謎をリサに問いかけると、代わりにホームズが答えた。
「あ、まだいたんだホームズ」
「本当に辛辣だね君は。それと僕のことは、シャーロックか
「了解、シャーロック。で、なんでだ」
「ん?あぁ、君が勇者である理由だったね。それは、僕が
「そーなのかー。・・・って、ちょっと待て。なら、アンタが俺を勧誘した理由って・・・」
「もちろん、リサ君のためだ(もっとも、今はそれだけではないがね)」
なんだよそれ。もう八割がたテロ組織みたいなイ・ウーへの勧誘理由が、「女の子の勇者になって欲しいから」って、それでいいのか。なんか以外にゆるそうだぞ、この組織。
「あ、あの~」
「ん、どうした、リサ?」
シャーロックと話していると、リサが遠慮がちに聞いてくる。
「もしかして、リサの勇者様になっていただけないのですか?」
「それは・・・」
は、反応に困る・・・!彼女にとって勇者というのがどれほど大切なのかは、彼女自身が説明してくれた。だからといって、今日初めて会った人にいきなり「私の勇者様になってください」とか言われても困る。
「-----っ!お願いします!どうか・・・どうか、リサの勇者様になってください!」
返事を渋る俺を見て、拒絶されると思ったのか、リサが頭を下げてきた。その様子から、彼女がどれほどこの時を待ち望んでいたかがうかがえる。
「僕からもお願いするよ」
シャーロックまで、俺に頼んできた。
「彼女は今まで、イ・ウーで積極的に働いてくれていた。自分の勇者が見つからないにもかかわらずだ。そんな彼女だ、報われて然るべきだと僕は思うよ」
そういわれると、確かにその通りなのだが。でもな~。
「も、もちろん、リサはなんでもします!リサが傷つかないなら、勇者様の身の回りのお世話はもちろん、望まれるのなら、よ、夜伽のお相手も・・・アゥ!?」
とんでもないことを言い始めたリサに、デコピンをして話を遮る。
「女の子が軽々しく『夜伽の相手になる』とか、言ってはいけません」
「う~~~、申し訳ありません・・・」
額をさすりながら謝るリサ。まあ、彼女にはそれだけの覚悟があるということか。
・・・しゃーなしだな。
「わかったよ、リサの勇者になってやんよ」
「ホントですか!ありがと「ただし!」うござ・・・え?」
「俺のことを『勇者様』と呼ぶのは無しだ」
「わ、わかりました。それではご主人様と「却下」・・・えー!それでは、なんとお呼びすればよろしいのですか!」
「そんなの、気軽に亮太って呼べば「ダメです!」・・・、ハァ~、わかったよ。なら、俺の名前に様付で呼んでくれ」
「わかりました、亮太様♪」
こうして、俺はイ・ウー所属初日に勇者になりました。どうしてこうなった?
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「・・・て・・・。おき・・・てくだ・・・。起きてください」
少女の声で、俺は眠りから目を覚ます。
「・・・えっと・・・、誰?」
「リサでございます、亮太様」
まだ少し寝ぼけている俺に向かって、目の前の少女-----リサが微笑む。
少し時間が経つと、だんだん頭が働いてくる。
俺が、イ・ウーのメンバーになって二日目の朝。
昨日リサの勇者になってから、いろいろなことを話し合った。
結果として、リサは、俺の専属メイドに近い形になった。なぜ、近い形なのかというと、俺が来るまでリサがやっていた仕事は、そのままリサが継続してやることになったからだ。ただ、その仕事の量は、元々の半分以下になり、また仕事中であっても俺の命令優先であることが決まった。
正直言って、綾崎ハヤテの執事能力を持っている俺にメイドは不要なのだが、リサ本人がすごい楽しそうに、料理や掃除をしてくれるので、本人のしたいようにさせている。
その後、俺の私室として今いる部屋に案内され、さっさと夕食と風呂(部屋備え付けのシャワー)を済まして寝たのだ。
そして、今起きたわけだが・・・。
「おいリサ。俺は部屋のカギは掛けたはずなんだけど?」
「シャーロック様から、合鍵をもらっていますから」
おいこらシャーロック。なに、渡してんだよ。俺のプライバシーはどうなってんだ。
「シャーロック様は『専属メイドなら、持っていた方がいいだろう』って」
違う、近いだけで専属じゃない。と、言いたかったが、イキイキと朝食の準備をしているだろうリサを見ると、とてもではないがそんなことは言えなくなる。
俺は、はぁ~っと溜息を吐きながら、リサの朝食を食べ始めるのだった。
ちなみに、とてもおいしかったです。
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「さてと」
朝食を食べ、着替えを済ませた(リサが手伝うと言ったが、全力で却下した)俺は、イ・ウーの本拠地である原子力潜水艦を見て回る為、出かけようとしていた。
リサは今日は仕事がないらしく、俺についてくるらしい。まあ、俺も案内が欲しかったので、丁度良かったのだが。
俺が案内を頼んだときリサは、「わ、わかりました!全力で案内させていただきます、亮太様!」と言っていた。そういえば、俺が何かをリサに頼むのは、これが初めてだった。そのせいか、めちゃくちゃ張り切っているようだ。
「(ガチャ)さて、どこから行こうか「ちょ、ちょっとどいて~~!」・・・ん?」
部屋を出た途端、誰かの叫び声が聞こえてきて、ふと横を向くと、一人の少女がこちらに走ってきていて・・・って!
「フグッ!?」「ムキュッ!?」
案の定、俺と少女はぶつかってしまった。
「だ、大丈夫ですか、亮太様!?」
「お、おう。大丈夫だ」
心配するリサに答えつつ、俺は立ち上がり、ぶつかった少女に手を差し出す。
「立てるか?」
「う、うん、ありがと。これぐらいなら大丈夫」
そう言って、彼女は立ち上がる。
「あれ、君見ない顔だね。だれだれ、新人さん?」
「ああ、柊 亮太だ。これからよろしく」
「うん、よろしくね!え~っと、リョーくん!」
「お、おう。で、君は」
いきなりあだ名で呼ばれて、少し困惑しながら、目の前の少女の名を尋ねる。
髪は金髪だが、リサと違い、一目見てわかるくらい完全な金髪。多分、ハニーゴールドとかいうやつ。その髪を、腰あたりまで伸ばし、一部をツインテールにしている。さらにパーマをかけているのか、ウェーブがかかっている。瞳の色も金色。そして、リサより小柄であるにもかかわらず、リサに勝るとも劣らない大きな胸。儚い感じのリサと違い、元気な印象を受ける美少女だった。
しかし俺は、そこまで詳しく見る余裕などなかった。なぜなら、俺は彼女を
「緋弾のアリア」という作品が、うろ覚えの俺でも覚えている、物語の中心人物の一人。
「私の名前は、
そう言って、彼女-----峰 理子は、俺に手を差し出してきたのだった。
〈あとがき質問コーナー〉
このコーナーは、感想に返信しない代わりに、感想であった質問に答えるコーナーです!
さて、今回の質問は「主人公の能力って緑茶の子孫とかぶるんじゃない」というもの
緑茶の子孫って、自分が考えてるあの子でいいんですかね。ネタバレに配慮して、名前を伏せているかもしれないので、具体的な名前は出しませんが、もし、作者が思っている子と同じなら、確かにかぶってます。
ただ、あの子とは根本的に能力の使い方が異なりますので、特に問題ないです。
ちなみに、今本編は原作前ですが、この子は原作前で出す予定なので、結構すぐ出てきます。
とりあえず、今回はこの辺で。それでは、また次回!