俺の学園生活がおかしいのは大体妖精さんのせい 作:シュウファ
「いらっしゃいませー!」
店の中は活気に満ち溢れていて、もりあがっていた。
「オーダー入りました!ビール5に枝豆3、揚げ出し豆腐2です!」
「分かったわ、あと吹雪ちゃんこの料理を3番テーブルにお願いね。」
「はい!」
どことなく和風テイストのお店はここら辺でも珍しい東方文化の店として人気があった。綺麗な店内、おいしく珍しい料理、かわいい店員さん。これだけでも十分人気はあったが、この店はある特徴があった。
「那珂ちゃんの歌を聞け―!!!」
「ヘイ!今は私たちの番デスヨー!」
それは、
「おい、また挑戦者が倒れたぞ!」
「これで今月10人目か、敗れたのは。」
「・・・・」パクパク
「やめて―!?もう勝負は終わっているのです!」
この店が
「食い逃げが出たぞー!」
「おっそーい!」
「て、もう捕まった!?」
「さすが島風、スピードでは断トツだな」
色々騒がしいということだけだ。
「まったく、いつもここは騒がしいな。」
「それはいつものことだろう。まあ、今日はそれだけじゃないが。」
少し離れたカウンターからその騒ぎをながめていた。
「明日出発するからその前に盛り上がりたいのはわかるんだが、近所迷惑にならないか?」
「大丈夫だ。防音関係はしっかりしているし、ここが騒がしいのはいつものことだ。」
そう答えた女性、長門はグラスを呷り空にした。
「留守の間、私が責任をもって預からせてもらおう。」
「長門にそう言ってもらえると心強いな。」
「当然だ、私は「ビッグセブンの一人だ、でしょう?」陸奥・・・」
カウンターの奥から陸奥が出てきた。
「あと留守を守るのはみんなで、でしょう?」
「・・・そうだったな。私としたことがうっかりしていた。」
「提督も、明日出発ですからもっと輪の中心にはいりなさい。」
「後でな。てか、提督はやめろ。正直柄じゃない。」
「あら?似合ってると思うけど?」
正直この人に口で勝てそうにない
「・・・で、実際どうなの状況的に?」
「・・・正直わからないことだらけだ。」
そう言って包みを取り出す。中には赤い制服が入っていた。それを見て陸奥が口を開いた。
「学園から送られた赤い制服。今の生徒は着ていないみたいだから。普通とは違うみたいね。」
「違う?」
「簡単に言うと、貴族も平民もごちゃ混ぜ。」
「・・・うわ~。もしかして面倒事?」
「十中八九ね。普通の学園生活よりもハードみたいね。」
「うげ~・・・」
「いい機会ではないか。自分を磨くのにはうってつけだ。」
じと目で長門の方を見て溜息を吐く。そう素直に受け取れれば楽なんだが。
「溜息は幸せが逃げるわよ?」
「吐きたくなるわ、こんな状況。想定外すぎる。」
普通の学園生活送りたかったんだが。
「テ~イト~ク~早くこっちに来るネ!」
「呼ばれているわよ?」
「わかってる、・・・金剛!提督って呼ぶなって言ってるだろ!」
俺は騒ぎの中に入っていった。
「頭いてー・・・・」
トリスタへと向かう電車の中で、頭痛と戦っていた。
昨日のドンチャン騒ぎの中、俺の飲み物に酒が入っていたらしく、翌朝起きたら二日酔い状態である。(未成年に酒を飲ますなよ)
気分転換のため少し窓を開けて風に当たることにする。
「ふう・・・少しは楽になったな・・・ん?」
ふと、制服のポケットに違和感があり手を突っ込み取り出してみると、
「・・・・・・・・」ちょこ~ん
「・・・・・・・・」じ~(凝視)
「・・・・・・・・」ビシッ!(敬礼)
「・・・・・・・・」さっ(ポケットに戻す)
なんで、・・・・妖精さんがポケットに居るんだよ!?