原作とかぶる部分が多いとどうしてもなぁ
スピードでイリナを翻弄しつつ攻撃に入ろうとするも擬態の聖剣の変化攻撃で対応され、攻めきれない木場。
そして
「破壊の聖剣ねぇ、本当攻撃一辺倒から進歩してねぇな」
これは煽っているわけではなくゼロが自然にいってしまっただけなのだが、いつものように挑発しているようにしか見えない。
「くっ、ゼロは相変わらずか」
破壊の聖剣から発せられる強大な聖のエネルギーを回避し、剣を切り結ぶ。
こちらは明確に実力差がでており、ゼロが押している展開だった。
「あっちを使ってもいいんだぞ」
発言をする時、緩んだ隙をついてゼノヴィアが今までわざと1段階落としていたスピードを戻す。
「ちっ、手を抜いてたか」
回避が間に合わず剣を使い、攻撃を逸らすとそこからピシッと音がした。
「まずいなぁ、無力化したら勝ちなんだが...」
ゼロはちらりとリアスたちに視線を送りついで戦っている木場に目を向ける。
少し悩んだ表情を浮かべたが渾身の力を籠めて破壊の聖剣を押し返し剣が砕け散る。
「悪いな、俺にとってはこっちの勝負の方が優先度が高いんだ」
右手を横に突き出し、そこから剣が出現する。
「なっ!?それはエクスカリバー!」
「ゼロ先輩も持ってたのか」
「アーシア護衛ってのが名目なのに護るもの1つくらい貰ってるのは当然だろう?」
ニヤリとしながらゼロは加速能力を使い、木場とイリナの二人が呆然としているところに乱入して擬態の聖剣を弾く。
そのままゼロは再びゼノヴィアへ肉薄した。
「いい加減勝たせて欲しいんだけどね」
「まず自身の最高の武器を使ってこない時点でお前じゃ勝てないな」
明らかにゼロの方が押していて勝負は明らかだ。
「悪いが選択肢を断つ!」
ゼノヴィアの意識を自信から逸らして横川へと移動し、破壊の聖剣に全力の力を叩きつけた。
先ほどと似た、しかし質の違う音が響き崩壊する。砕けた聖剣は打ち勝った聖剣へと粉となり吸収された。
「どうなってるんだ!?」
「企業秘密かな」
ニヤリと笑いそれ以上ゼロは語らなかった。
木場は戦いの後、その場を立ち去った。
聖剣使いと同じ場にはいたくないらしい。そこまで聖剣が嫌いなのかとゼロはすこし寂しそうな表情をした。
その聖剣使い達は
「くそ、また負けた...。もう何度負けただろうか」
「ああ、主よ!悪魔に味方をするこの罪深き男をお許しください」
とやっていたが華麗にスルーである。
不安を露わにしたアーシアの瞳がゼロを捉える。
「その...ゼロさんよかったんでしょうか」
「よくはないだろうが俺は木場についてなんも知らん。まぁなんとかはしようとしてみる」
「ふふっなんだかんだで木場さんのことを心配しているんですねゼロさん」
(まぁそんな綺麗な理由でとないんだがな)
頭を撫でられ、にこやかな表情を浮かべたアーシアの純真な心に少し心苦しいゼロだった。
少しだけ周囲より低い温度の目をゼロに向けていたヴァレリーだったが捜索についていい方法があると口にした。
「ギャスパーを解放したらどうかしら。勿論サーゼクスさんに伝えて許可がでたらだけど」
吸血鬼の能力で探索に向いているものがあるらしい。
リアスも駄目元で連絡を入れてみると和解の件もあるから対外的にもいい選択だと太鼓判を貰えた。
「あなた達も手伝ってくれないかしら」
教会側のトリップしたり項垂れてる聖剣使いにもリアスが協力を仰ぐと2人ともあっさり了承したようだ。
「お久しぶりですゼロさん、いえゼロ先輩」
「おう久しぶり...なんで俺?」
解放されたギャスパーからまず最初の挨拶を貰う事になると思ってなかったゼロは驚きを露わにした。
「ヴァレリーも元気そうでよかったよ」
「ふふ、ギャスパーも引きこもってても頑張ってたのね」
お互いの最初の家族同士で楽しそうな会話をみて少しゼロは複雑に感じたが、それもすぐ心から消えた。
「ゼロ先輩、頼みがあるんです」
一通りの自己紹介を終えた後、ギャスパーはゼロに話しかけた。
「実は...僕と勝負してくれませんか!」
なんでも部屋にこもっている間、ずっとゼロに勝つための特訓をしていたのだとか、だが
「わりぃな、今は先にやることがあってな」
簡単な状況説明で納得したらしく積極的な意欲表明を示した。
「ふっふっふ、その時は新技を見せてあげますよ」
自信を持った眼差しをたたえたギャスパーをみてこの戦いを心から楽しみにした。
ちょっとギャスパー解放が強引でしたね、はい
とりあえずこの章の最後の調節がむつかしい