少し会話の内容を省き過ぎな気がして来た
感想とかお気に入りありがとです
「おい、お前最近『聖女』とよく一緒にいるらしいじゃねーか」
ヴァレスがゼロに話しかける
「ん?ああ、そりゃ俺とアーシアは神に選ばれし仲間だからな」
平然と答えヴァレスの事なんて眼中に無いとばかりにそのまま本日も待ち合わせ場所へと向かった
どうやらアーシアは教会の近くなら割と自由に出歩きができるらしくよく初めて会った場所で待ち合わせをしている
今日はアーシアよりも早くこようといつも20分前のアーシアに合わせて25分前に着く時間帯だ、最初はからかってやろうなどと考えていたゼロだが
「なんか嫌な予感がするな...」
外れることのない自身の嫌な予感と必ず来る未来の幻視
「...こりゃ笑えねーな、間に合うか」
彼は自身のもてるフルスピードでアーシアの元へと向かった
ーアーシアsideー
最近知り合った一人の男の子、ゼロさん。彼と話すのはとても楽しい
「あれ?アーシア今日もデート?」
同じ教会にいる同僚にからかわれたり
「あの人カッコいいよね、今度紹介してよ」
と言われたり、これはちょっともやもやするけど
きっと私の今は幸せ、なんだろう
何時ものように早めにでて目的地までそろそろという時に傷ついた人を...いや悪魔を発見した
周りに沢山の人がいる中溶け込むことなく目立っていた
「大丈夫ですか?」
悪魔とわかっていても傷ついている相手を放ってはおけない
「...ぁ..」
ほとんど声も出せない、このままじゃ
一瞬の躊躇いの後自身の『神器』を出した
ーアーシアside outー
「アーシアぁぁぁぁぁぁ!」
普段からは想像できない焦りを浮かべたゼロはアーシアが癒しの力を使おうとした対象を蹴り飛ばす
「なっ!?」
悪魔は先程とは違い驚きの声を普通に発する
「ゼロさん!?」
アーシアもそして周りの一般人も突然の乱入者に驚いているようだ
「よかった、間に合ったか」
恐らくはもう仲良くはできないであろう少女の末路を変えられたという満足とは別に訪れる虚無感
「貴様...後少しだったのに邪魔しやがって」
悪魔は自身の計画を邪魔されたことに苛立ちを感じていた
「はっ、かかってこいディオドラ・アスタロト!」
騒ぎが伝わったのか教会からも人がやって来だした
「ちっお預けだクソガキ。なんで俺の名前知ってんのか知らないが次にあったら殺す」
魔法陣で即座に撤退するディオドラを尻目にゼロはため息をついた
「あの...ゼロさん?」
遠慮がちな声でアーシアが声をかける
「どうしたんだよ...俺はただ悪魔がアーシアといるのが気に食わなかったから蹴り飛ばしただけだ。そういう人間なんだよ」
目を逸らしながら答えるとアーシアはゼロの想像とは違う表情を見せた
「暴力はダメですけど...私のためにしてくれたことなんですよね。ゼロさんのさっきの必死さ見た後だとそんな言い訳通用しませんよ」
いつもの笑顔を見たときゼロは自分が家族に飢えてたのだと実感した
「アーシア、明日話がある。ここの近くにある公園に来てくれ」
小さな声で彼女の耳元へそっと告げて帰...
「それで君はここで何をやっていたのかい」
れなかった
翌日、そういえば時間を言ってなかったと朝から住処を抜け出しヴァレスの冷やかしを受けながら公園へと行くとやはり彼女はいた
「相変わらずはやいなアーシア」
苦笑しながら言うと出会った頃よりも自然な笑顔で迎えてくれた
「おはようございます、ゼロさん」
そこから少し何時ものような雑談をしていたがゼロは唐突に本題を切り出した
「その...だな。俺は最近アーシアと過ごす時間がすげぇ楽しい、俺ってこんなにチョロいのかと思っちまうくらいにな」
一度区切り続ける
「だからなんだ、と言われるとそこまでなんだがアーシア。嫌じゃなかったら俺と家族になってくれないか」
この言葉に対してアーシアは答える
「私もその...強い結びつきが...家族の結びつきが欲しいです」
二人とも決して愛の告白などという大層なものをしているわけじゃなかった、純粋に自然にいられる仲でそれにはきっと一緒にいる年数は関係がなかったのだろう
直後ゼロの左からサッカーボールが飛んで来て彼の頭に直撃する
「す、すいません」
遠くから少年達の謝る声がするがゼロもアーシアも心にゆとりがなく聞こえていなかった
「ゼロさん、その...痛そうですね」
アーシアはそう言うと『聖母の微笑』をだして彼の顔に手をかざして発動する
「へー、これがアーシアの。あの時は見る余裕なかったからなぁ」
マジマジと見ている
「えっと触って見ますか?」
アーシアも先程からパニックになっているのかどう繋げたらそうなるのかわからないことを言う
ゼロの方はもう落ち着いてはいるが本当の意味で『神器』に興味があったので触ってみる
「2個1対の指輪かぁ...」
『Rewrite』
小さな音で何か聞こえた気がして二人ともびっくりしていたが更に珍妙なことが起きた
「あれ?アーシアの『神器』が」
先程まで中指にそれぞれ一つずつはまっていた指輪は形すらも変えて左の薬指に一つだけとなっていた
「へ?ゼロさん、、指」
アーシアが素っ頓狂な声をあげて指摘したところを見ると全く同じ指輪がゼロにもあった
「この位置は...そうだこの前の依頼主がつけてた位置と同じだな、なんでも家族の証だとか。これで神様公認で俺たちは家族だな」
ゼロが珍しく純粋な笑顔で言うとアーシアは顔を真っ赤にして慌てていた
「え!?えっとはい...そうですね」
こうして二人は家族となった
ーアーシアsideー
えっと今日私の目の前で不思議なことが起こりました、わかることは私の『神器』が変化して私とゼロさん二人で一対になったことだけなんですけれど位置が...とても恥ずかしいです
なんだかそう意識するとさっきの会話がプロポーズするゼロさんとそれを受ける私に見えてしまいます
ゼロさんのあの顔をみたらそういうつもりでないのはわかってはいるんですが...ゼロさんの顔が直視できません
書いた後に調べたけど結婚指輪って別に左手薬指じゃなくてよかったんだね...知らなかったよ
というわけでアーシア・アルジェントとゼロ・アルジェントの二人でこれからお送りいたします
いや家族の証だから...うん
あ、予知は別に原作知識とかじゃなくてリアル予知だよ本当だよ
難しいねSS、思ったとおりに書けないもんだなぁ
感想とかあると嬉しいです