ヴァレリーの喋り方うまくできない
そして思ったより今回長かったです
細かい情報の乗った依頼文は以下のとおりだった
依頼主:ギャスパー・ヴラディ
案件:ヴァレリー・ツェペシュの救出と安全の確保
ヴァレリー10歳.png
これがヴァレリーの写真です、2年前の写真ですけど...
種族はハーフバンパイアのデイウォーカーです
今起きている吸血鬼の派閥争いに利用されているみたいです。彼女の持つ神器が『神滅具』である『幽世の聖杯』だったみたいで..
彼女の所属しているツェペシュ派の拠点は以下の地図に示してあります
MAP date.png
報酬は1000万日本円です、僕の拘束していることに対する謝罪金の大半です
お願いします、ヴァレリーを助けてください
同封された写真には幼さがありながらも美人になると断言できる容姿の女の子と拠点の位置が記されていた
最初は正直ヤバそうなら手を引こうかなぁなんて考えがよぎっていたがどうしても神器関連のことに関しては損得勘定が甘くなる、無理をしてでも完遂しようと決意した
「アーシア、いつでも撤退できるようにして置いてくれ」
彼が考えた解決法は荒れそうなものであった
「今からこの子を攫ってくる」
旗から聞いたら誤解されそうな発言をして続ける
「脱出はここ2年で鍛えた魔力を使った転移だ、場所はここに設定してある。そしてここでアーシアも連れてもう一度転移して飛行場へ、さっさと日本へ行く」
今のゼロの魔力ではすぐにガス欠だが今回の作戦では問題ないだろう
「あれ?でも吸血鬼の方たちって日光が苦手ですよね?そのヴァレリーさんは大丈夫なんでしょうか」
作戦での自身の危険よりそちらを心配するあたりアーシアである
「問題ないさ、ここにデイウォーカーってあるしな」
デイウォーカーのバンパイアは昼間でも一応外で活動ができる、普通のヴァンパイアは全員拠点に釘付けだ
「まぁアーシア俺を信じな!」
その笑顔をみて釣られてアーシアも笑う
「いってらっしゃいゼロさん。信じてます」
引きこもり悪魔ことギャスパーの情報通りゼロはツェペシュ家の拠点を発見した
(ふぅ実は一番の問題はそのヴァレリーって子が何処にいるかわからないことなんだよな)
心でそんなことを思いながら窓の中を覗く、どうやらこの部屋の住人は寝ているようだ
(ハズレか、外にでていたりすると気づかれないように連れ出せそうだが利用されてるってならきっと家から出さないだろうな)
片っ端から中を覗くがなかなかあたりが見つからない
「見つけた」
そんなこんな12回目の覗きでようやくあの写真からより成長して綺麗になったヴァレリーらしき人物を見つけることができたゼロだが少し不思議なことに気づく
(なんでカーテン閉まってないんだ?今昼間だぞ)
ほとんど寝ていたがそもそもなんで日光が苦手なはずの彼らの部屋の窓にカーテンがかかっていないのだろうか
(まぁ油断してるってことには変わらないか...今のうちに)
ヴァレリーの部屋の窓を音がならないように割り、ヴァレリー本人にも気づかれないように後ろに近寄り口を塞ぐ
「ん!?」
ヴァレリーが驚愕の表情を浮かべるがゼロは動じない
「悪いな、これも依頼なんでね。とりあえず一緒に来てもらうぜ」
慣れないけれども確実な転移魔法を用いて暴れるヴァレリーを抑えて転移した
ーヴァレリーsideー
先程儀式に付き合わされて身体が重たい
私はいつまでこんなことをしなきゃいけないんだろう、誰か私を外に連れ出してくれないかな
そんなことを考えてもあり得るはずがなかった、ここにいるのは聖杯の力を求める者ばかりでヴァレリー個人としての意思はない
そんなこころが荒んで行く自分に嫌気がさしてもう寝ようとベッドに向かう
すると後ろに突然気配が現れ口を塞がれる
「悪いな、これも依頼なんでね。とりあえず一緒に来てもらうぜ」
どこに連れて行かれるのかそんな不安と少し前に自分が想像した自由が入り乱れ混乱した
ーヴァレリーside outー
「よし、ミッションコンプリート。アーシア準備はできてるか」
どうみても誘拐犯にしか見えない不審者に連れられて混乱しているヴァレリーをみてアーシアが自分の思ってることを伝える
「ぜ、ゼロさん。このまま空港なんていったら抵抗されるだけじゃなくて私たち悪い人だと勘違いされちゃいますよ!」
ちょっと焦っていたためさっさと強引な行動を起こしたゼロだったがそれを言われて頭が冷える
「あ...確かに。ヴァレリーさん、悪いようにはしないが絶対に手を離しても叫んだりしないでくれ。事情は全部説明する」
そういっても混乱している彼女に対して彼は切り札を切った
「ギャスパー・ヴラディってやつからの依頼っていったら信じてもらえるか?」
すると先ほどとは別種の驚きを浮かべていたためこれなら大丈夫と手を離す
「あー軽く説明すると俺は何でも屋みたいなもんでな、ギャスパーって奴が君を助けたかったんだと。」
「...ギャスパーが?」
「信じられないなら一応依頼のメールくらい見せるぞ」
依頼人の情報を喋るなんてあまりいいことではないが彼女に対しては有効だったようだ
「とりあえずこのままさっさと飛行機に乗って日本に高飛びすれば追ってきやしないだろ」
楽勝だな、と思いながらゼロは魔法陣を展開...出来なかった
「へ?ガス欠?」
まだ2人分しか飛んでいないはずなのに魔法陣すら展開出来ない程に魔力が枯渇していた
某然とする俺をみてアーシアもヴァレリーもクスッと笑う
「聖杯の転移にエネルギーを使っちゃったのかもしれないわね」
ヴァレリーの指摘を聞いてゼロは顔色を悪くした
「ま、まぁこうなったもんは仕方がねーし歩いて行くか」
「もうあれから3日も経つのになんで何もないんだ?」
ゼロは不思議に思い始めていた
「私の神器の成長を必要としなくなったのかもしれません」
悲しそうに目を伏せる、そして目の前に2つの聖杯を展開した
驚くゼロとアーシアを尻目にヴァレリーは続ける
「私の神器は『幽世の聖杯』の亜種で3つで1組でした。全て同じ能力が付与されていて私は去年から1週間に1度聖杯の一つを抜かれてその日の終わりに戻されていました」
3つあるから1つ抜かれても大丈夫、ということだろうか、以前視たアーシアの時とは違い大丈夫らしい
「堕天使の協力者がいるそうでその方達に教わった術式だそうよ」
だがどうやら抜いている間は持ち主の元にないせいか成長しないのだとか
「つまりヴァレリーが逃げたのは気づいたが既に満足する程に聖杯が完成しているからいらないってことか...ちっ」
ゼロが苛立ちを露わにする
「そんな...酷いですよ」
アーシアも悲しそうな顔を浮かべていた
「昨日いっていましたけどゼロやアーシアも神器で大変な目にあってきたんですよね...辛くなかった?」
アーシアは大変ではあったが楽しかったし今は幸せだと答えた
そしてゼロは
「俺は今は幸せだし、最近ちょっと思っていることがあるんだ」
そういってヴァレリーの頭に手を置いた
「どうしたの?」
不思議そうにしているヴァレリーの頭を撫でる
「お前もさ、今回の依頼が終わったら一緒に来るか?」
そのまま続ける
「ほ、ほらどうせお前もこのままじゃ身寄りねーし一人にしておくのもどうだかなーとな、なんかぽわぽわしてるし。最初は依頼主に預けて放置する気でいたんだがどうも神器関連の出来事は他人事の気がしないんだよ...」
イヤならいいがとボソッと付け加える
「お二人夫婦の邪魔にならないかしら」
ヴァレリーの視線はお揃いの指輪に注がれている
「へ?夫婦?誰と誰が?」
ゼロのこの発言でヴァレリーは悟った
「もしかしてアーシア...」
「えっとその...はい。よく理解してないみたいです」
「昨日の神器変化のお話を聞いた時変な感じはしたけど...ふふ」
二人がこそこそと話してちょっと面白くないと感じるゼロだった
すいません最初の方はキャラがみんな少しブレるかもです...
うまくなりたいな文章
なんかどっか矛盾とかしてたら教えてください
そろそろまともな戦闘描写主人公のために挟んであげたい
感想や誤字指摘とか評価とかしてくれると嬉しい