愛縁航路   作:TTP

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8-4 決戦、松実姉妹 2nd

 突然姿を現した麻雀仮面に、玄は確かに動揺した。

大阪で聞いていた噂、その衣装、そもそも姉と関係は――いずれも捨て置くわけにはいかない問題だ。

 

 だが、しかし。

 

 目の前に現れた彼女は――麻雀仮面は、それら全てを吹き飛ばした。正確には、考える余裕を玄から奪い去った。

 

 対峙するだけで、身を引いてしまいたくなるプレッシャー。

 仮面の下に隠された顔つきは覗けなくとも、鋭い視線は伝わってくる。夏のお昼の熱気も相俟って、じわりと玄の額に汗が浮かぶ。

 

 生半可な相手ではない。少なくとも、ここ最近同卓した者の中では間違いなく最強である。卓につく前からそう予感させること自体、常軌を逸している。

 

「玄さん」

 

 隣に立つ京太郎から名前を呼ばれ、玄は短く頷く。

 

「うん」

「前言を、撤回します」

「うん」

 

 京太郎の言葉に、何の反駁もなく玄はさらに頷く。

 

 ――元来松実玄は、積極的に戦いに身を置く雀士ではない。阿知賀女子学院でただ一人、みんなの帰りを待ち続けていた彼女は、その後も後輩たちに引っ張られる形でインターハイを目指した。全ては幼馴染の彼女と一緒に遊ぶため、麻雀を楽しむため。

 

 しかし、経験した二度のインターハイ、そして大学麻雀が彼女の意識に変化を与えていた。

 ただ仲の良い相手と遊ぶ麻雀だけが、楽しい麻雀ではない。もちろんそれを否定するつもりはない。

 

 けれども今の玄が求めているのは、強敵とぶつかりあう麻雀だった。

 

 勝てれば嬉しい。

 負ければ悲しい。

 

 仲間たちと悩みもがき考え抜き、牌を握る。圧倒的な強さを前にしてくじけても、立ち上がる。そこにも喜びと楽しみを、玄は見出したのだ。

 

 だからこそ、この打ち手を前にして退くなど考えられない。

 

「本気で、やらせてください」

「大丈夫だよ」

 

 男女の区別はあっても、同じ激戦のインターハイをくぐり抜けてきた者同士。京太郎もまた、同じ理由を有するのは想像に難くなかった。

 

「どうあっても、私も本気でやるから」

「はい……!」

 

 二人の意思は合致し。

 松実宥の表情に、影が差す。

 

「……勝負、だね」

 

 そのまま彼女は、卓に着いた。ロングスカートの麻雀仮面は、その下家に座る。

 宥の対面には、当然玄。その下家に、京太郎。玄と宥の位置は入れ替わっているが、ほぼ四月の再現であった。

 

 ――あのときの麻雀仮面さんは、園城寺さんだったけど。

 

 じっと、玄は麻雀仮面を観察する。とても物静かで、名乗ってからずっと黙りこくっている。背丈は玄よりも高い。胸部については少し残念である。外見的特徴からは、それ以上の情報は得られず確信には至らない。少なくとも、怜ではないことは確かだ。

 

 だが、既に玄は選択肢を狭めつつあった。否、狭めなければならなかった。

 麻雀仮面の正体を暴くのが目的ではない。あくまでそれは手段である。この対局を如何に制するか、そのためには相手の情報は必要不可欠だ。

 

 おそらく京太郎も同じ意図なのだろう、麻雀仮面にじっと熱い視線を送っている。麻雀仮面のほうは、気にする素振りなく泰然自若としていた。動揺する気配一つ見せない。

 

 一方の玄もまた、宥と視線を交わし合う。

 

 普段穏やかな宥の瞳にも、闘志の火が宿っている。思えば、姉から明確な敵対心を抱かれたのは初めてかも知れない。麻雀仮面だけでなく、当然彼女への警戒を怠ってはならない。何を仕掛けてくるか、分かったものではなかった。

 

 ――それでも。

 

 それでも麻雀なら、玄には姉に勝る自信があった。大学麻雀トップの環境で一年間磨き抜かれた経験は伊達ではない。その差は、既に先の戦いで見せている。

 

「ルールは、四月のときと一緒――半荘二回で合計点数が多いチームの勝ち、途中で誰かがハコになればその時点で終わり。玄ちゃん、それで良いかな」

「うん、大丈夫」

 

 姉妹は、牌を掴む。ひりつく緊張感は、真剣勝負特有のそれ。間違いなく、姉は本気だ。

 

 配牌にドラは、しっかり来ている。インカレのためきちんと仕上げてきた。息を一つ吐いてから、玄は第一打を切り出した。

 

 大学の競技麻雀ではコンビ打ちをする機会は滅多にないが、玄も手慰み程度には経験がある。前回、怜と組んだ際には多少ながら作戦を検討したりもした。

 

 だが今回は、突然の対局だ。京太郎と卓を共にしたことはあるが、相方として一緒に戦った経験は皆無である。作戦を立てる時間もなかった。不利な要因ばかりと嘆きたいが、四月には玄が有利な立場で戦いを挑んだ。文句は言えない。

 

 ただ己の役割を、玄は理解していた。通常は火力に優れる自分が攻めるべきだと。

 

 そもそも玄の知る京太郎は堅守タイプである。振り込まないのはもちろんのこと、鳴きたい相手を鳴かせず、気持ちよく麻雀をさせない。そうする中で隙を窺い、一撃を決めるというのが彼の基本戦術だ。それが彼の全てではないが、今はその点をしっかり抑えておくべきだと玄は考える。

 

 ――何故ならば。

 

「ポン!」

 

 相手の牌が透けて見えるほどの眼力の持ち主ならば、

 

「もう一つ、ポン!」

 

 こちらが求める牌を切り出してくれるというもの。前回の対局でも、京太郎は姉に合わせるのが上手かった。

 

「ツモ!」

「……はい」

 

 リズムよく、玄は上がる。鳴き麻雀でも、玄の火力をもってすればゲームはすぐさま傾いてしまう。

 

 たった一局で決めつけるのは早計だが、玄は自らと京太郎の相性はすこぶる良いと感じていた。ドラで窮屈になりがちな自分の手だが、彼はそれを敏感に察知し柔軟さを与えてくれる。攻めと守り、というシンプルな役割分担も余計な混乱をきたさず打ちやすい。

 

 ――よし!

 

 上々の出だしに手応えを感じつつ、玄は牌を卓内に放り込む。

 その刹那、だった。

 

「――ッ?」

 

 ほんの僅か、ほんの微かな違和感が、玄の背中に走った。振り返ったところで、なにもありはしない。気のせいだと片付けてしまいそうになるくらいであったが、しかしだからこそ玄は見過ごせなかった。

 

 京太郎は、何も気付いている様子はない。彼には何もなかったのか、あるいは察することが出来たのは自分だけなのか――判別は、できなかった。

 

 ――気を引き締めなくちゃ。

 

 玄は視線だけを京太郎に送る。彼は静かに頷いた。

 

「一本場っ」

 

 配牌にはきちんとドラが来ている。麻雀仮面の正体が、高校時代の後輩、高鴨穏乃のような支配を打ち破るタイプの可能性も考えられるが、現状ではその気配はない。もちろん、穏乃本人ということもないだろう。流石によく見知った仲ならば、仮面一つで分からなくなるなんてことはない。

 

 ならば、宥が東京で知り合った友人と判断するのが妥当だが――あまり、仲睦まじいというわけでもなければ、打ち解けている気配もない。あちらも急造コンビという印象がどうしても拭えないのだ。

 

 ならばすぐにでも勝負をつけてしまえ――そう、玄が攻めに出ようとしたときだった。

 

「チー」

 

 麻雀仮面が、鳴いた。テンパイ気配はまだ感じられないが、念のため玄は麻雀仮面へと注意を払う。

 

 が、真に警戒すべき相手は違った。

 次順、手が進んだ玄は溢れた牌を切り落とす。

 

「ロン」

「……はい」

 

 弓弦を引き絞っていた姉に、狙い撃たれた。弘世菫から直接指導されたという、シャープシュートだ。

 

 上がったのは宥だが、仕掛けたのは麻雀仮面であることを玄は察する。ツモをずらし玄に当たり牌を取り込ませながら、自身が囮となって宥のテンパイ気配を隠した。偶然ではなく、この麻雀仮面は狙ってやってのけたと玄は確信する。それほどの圧を、今この瞬間にも感じているのだ。

 

 その後は、玄と宥が上がり合う流れとなった。京太郎と麻雀仮面はあくまで二人の補助に徹していた。

 

 一度目の半荘が終わり、インターバルが取られる。点棒の状況は、やや宥の側が有利だ。

 

 部室の隅に移動するや否や、玄と京太郎は口を揃えて言った。

 

「本気、出してませんよね」

「本気、出してないよね」

 

 誰が、と具体的に名前を挙げる必要もない。玄と京太郎は揃って溜息を吐いた。

 

 麻雀仮面。

 彼女は巧みな技術と読みを見せているが、それをフルに活用している気配がなかった。まだまだ底知れぬ凄味を感じ取れる。

 

「……これから、どうしよっか」

「俺の点棒もかなり削られてますからね。宥先輩が狙い撃つのを俺に切り替えてきたり、麻雀仮面が本気出してきたりしたらかなり危ういです」

「ん……、一度須賀くんに上がってもらって」

「いいえ」

 

 京太郎は、即座に首を横に振った。

 

「今ここで逃げるのは、思うつぼです。俺たちは現状負けている。俺が飛ぶかどうかなんて二の次で、玄さんは攻めに集中して下さい。そうでないとあの二人相手から勝機なんて掴めっこない」

「……うん」

 

 押し引きどちらが正しい選択なのか、玄には分からなかった。だが、京太郎の言葉には熱と重みがあった。自然と頬が綻び、頷かされていた。

 

 お昼ご飯も食べず、空腹ではあるが我が儘は言っていられない。年長として、玄は京太郎に呼びかける。

 

「行こう、須賀くん」

「はいっ」

 

 四人は、再び卓につく。

 後半戦開始早々、先に攻めたのは宥だった。

 

「リーチ」

 

 投げ込まれる点棒。仕留めにいくぞ、という意思がありありと見えた。

 だが、既に玄も腹をくくっている。

 

「通らば――リーチ!」

 

 ドラを切り捨て、懸命のリーチ宣言。

 

「ポン」

 

 そのドラを鳴いたのは、麻雀仮面。――ズラされた。玄は内心顔を顰めながら、ツモる。和了牌ではなく、切り捨てるしかない。これが宥に狙われた牌なら、とひやりとするが、

 

「チー!」

 

 今度鳴いたのは、京太郎。

 京太郎と麻雀仮面が厳しく視線を交わし合うのを、玄は見た。彼らの間で火花が散るのを幻視する。

 

 宥はツモった牌を一度見て、軽く溜息を吐いてから河に落とした。

 

「ロン! 24000!」

 

 玄の和了宣言が部室に響く。

 

「……はい」

 

 決着には至らないが、勝負の行方をはっきり決めてしまう一撃。玄もほっと胸を撫で下ろし、京太郎と笑顔を見合わせる。

 しかし、次局。

 

「ロン。1000点」

 

 麻雀仮面に、玄は振り込んでしまう。安手ではあるが、あっさりと親を流されてしまった。まだまだ安全圏、と思っていたが、

 

「ツモ」

 

 立て続けに、麻雀仮面が和了る。嫌な、予感がした。同時に、既視感も。

 

「ロン。8000」

「……はい」

 

 さらに玄は振り込んでしまう。どんどんチームの点差は縮まる。どうやら、とうとう麻雀仮面はその真価を発揮しはじめたようだ。

 

 ――これって。

 

 遅まきながら、玄は麻雀仮面の正体に勘付く。

このまま行けば、逆転されてしまう。負けてしまう。狸の面を、玄は見ていられなくなり、そして、

 

「――ごめんなさい、麻雀仮面さん」

 

 宥が、謝った。

 

 部室に漂う緊張感が、一瞬で霧散する。けれども宥は、構わず言った。

 

「ここで終わりにして下さい。――このまま麻雀仮面さんに頼って勝っても、意味がないと思うから」

「……良いの?」

「うん。我が儘言ってごめんなさい。それから中途半端になっちゃって」

「……ううん。構わない。分かった」

 

 麻雀仮面はこっくり頷き、牌を倒す。それきり彼女は何も言わなくなった。

 

「玄ちゃんも」

「え、えっ」

「ごめんなさい、心配かけて、急にこんなことしちゃって。この勝負は、私の負け」

「う……ううん!」

 

 椅子を蹴って、玄は立ち上がる。

 

「組んだ人の力のおかげって言うなら、私も同じだから! 須賀くんだったからここまでやれたと思うから……! このまま続けてたら、私の負けだったのです!」

「玄ちゃん……」

「だから、だから……!」

「うん」

 

 宥も立ち上がり、玄の傍へと歩み寄り、彼女を抱き締める。

 

「分かってる。ごめんね」

 

 姉妹に、それ以上余計な言葉は要らなかった。

 しばらく玄は抱き締められ、姉のおもちを堪能し、ゆっくりと離れる。苦笑いしている姉の背後で、京太郎がほっと安心している姿を認めた。

 

「あ、そ、その、須賀くんのことだけど」

「あー……」

 

 取り繕うように手を振る玄とは裏腹に、宥はますます苦笑を深めて、

 

「ほんとはもう、怒ってないよ。昨日はちょっとびっくりしちゃっただけで」

「えっ、えっ?」

「よく考えたら京太郎くん、他の女の子ともよくあんな感じになってるから。でも、実は大した話じゃなくて。……落ち着いて考えれば、急に玄ちゃんと変なことになるのもおかしいし。電話で説明してくれたとおりって、分かったから」

 

 ぽかん、と玄は口を開く。それから京太郎に目線を送る。彼は気まずげに目を逸らす。ちょっと、玄の胸がざわついた。

 それはともかく、

 

「じゃ、じゃあどうしてこんな勝負をしようなんて思ったの……?」

「え、えっと……それは麻雀仮面さんに頼まれて……でも、私も……」

 

 歯切れの悪い言葉を吐き、宥はちらちらと京太郎を見遣る。けれども長続きせず、彼女は頬を染め顔を俯かせた。

 

 その仕草で、大方玄は察した。

 

 ――ああ、そっか。

 

 大した話ではない。感情を理屈で割り切ることができなかった、ただそれだけのこと。玄を取り戻すという方便で、自分と京太郎を引き離したかった。

 

 大事なのは、引っ込み思案な姉がそんな大それた行動を起こしたことだ。それはきっとつまり――

 

「おねーちゃん」

「え?」

 

 玄は、そっと宥に耳打ちする。

 

「そういうこと、なんでしょ?」

「――っ! く、く、玄ちゃんっ」

 

 たったそれだけで、宥は頭から湯気を湧き立たせる。見ている玄が心配になる勢いだった。

 

 なんやかんやと心配をかけさせられたが、悪いことばかりではなかった。この姉が、ちゃんと自覚してくれたのだから。良かった、と玄は心から思う。きっとこれで、姉は前に進める。どこかやりきれない想いは、気付かない振りをした。

 

 ともかく、安堵する三人の傍で。

 

「――私はこれで」

「あっ」

 

 麻雀仮面が、立ち上がる。

 そさくさと去ろうとするその背中に、玄は必死になって声をかけた。

 

「あっ、あのっ」

「なにか?」

「私ともう一度、打ってくれますか?」

 

 麻雀仮面は、首だけ振り返ってその狸面を見せつける。玄は唾を飲み込んで、重ねて言う。

 

「今回は負けです。でも――でも」

 

 意を決し、玄は請い願う。

 

「二度目のリベンジの機会を、私に下さい」

 

 その言葉に麻雀仮面はこっくりと頷いて、

 

「……貴女が強くなって勝ち上がれば、いずれまた」

 

 今度こそ部室を去って行った。

 あまりにも鮮烈で忘れられない打ち手に、玄は頭を下げる。ずっと、頭を下げ続けた。

 

 

 ◇

 

 

 今度こそ姉とともに二人で一夜を過ごし、翌日の昼過ぎ。

 

「それでは行ってくるのです!」

「うん、がんばって、玄ちゃん」

 

 玄関先で、姉に見送られる。これから西阪大学の面々と合流し、最終調整しつつインカレに備えるのだ。

 

「調子は大丈夫?」

「もちろんなのです! 昨日のおねーちゃんとの対局はすっごく勉強になったから。須賀くんの打ち方とか戦い方とかも、とても参考になったし」

「……ふぅん」

 

 玄が京太郎の名前を出した途端、つまらなさそうに姉は膨れる。昨日からずっとこの調子だ。分かりやすくて、逆に愛らしい。

 

「おねーちゃん」

「どうしたの?」

「おねーちゃんのやりたいことって、なぁに?」

 

 その質問に、宥は恥ずかしげに、けれどもしっかりと答える。

 

「松実館を継いで、お客様にもっと喜んで貰える旅館にすることだよ」

「うん」

 

 その夢のため、姉は自分を鍛えようと遠くの大学へと進学した。そこでまた、姉はまた遠くに行こうとしている。それを寂しく思っていた。

 

 けれども、まだその先があった。

 

 姉の顔を見上げ、玄はにっこり笑って言った。

 

「おねーちゃん」

「こ、今度はなに?」

「それじゃあ松実館に帰ってくるときは、ちゃんと須賀くんを捕まえて来てね!」

「く、玄ちゃんっ――?」

「それじゃあ、行ってくるね!」

 

 くすくす笑いながら、玄は宥の部屋を出る。

 

 ――想いを馳せる未来はとても幸せで。

 

 傍に誰がいなくとも、自分一人であろうとも、玄はずっと待ち続けられそうだった。

 

 

 

 集合場所の駅で、すぐに玄は先輩の姿を見つけた。

 

「小走先輩!」

「ああ、松実」

「……どうかしたんですか?」

 

 一目見ただけで、彼女が不機嫌状態であることに玄は気付いた。同郷出身という気安さが、二人の距離を縮めていた。

 

「松実は聞いていないのか、東京に先に来ていたんだろう」

「聞くって、何をですか?」

「麻雀仮面の話」

 

 どきりと玄の胸が跳ねる。小走やえは、構わず続けた。

 

「麻雀仮面さんって、この間大阪で出たって言う……?」

「ああ。だが、今回は違う」

 

 すっと、目を細めて彼女は言った。

 

「件の麻雀仮面だが――昨日のお昼頃(、、、、、、)新宿の雀荘に現れたそうだ(、、、、、、、、、、、、)

 

 嵐はまだ、過ぎ去っていない。

 

 

 

                  Ep.8 第二次松実家シスターズウォー おわり




次回:Ep.9 明日望む者とのディスタンス
    9-1 音なき声

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