2千文字だけど良いよね!?(ごり押し)
では、どうぞ!!
家に帰ってきた俺達を待っていたのは顔を青くして正座している二人の人間。
服装的に陰陽師だろう。
「藍、華扇のことよろしく。そのうち目を覚ますと思うから」
「まかされた」
藍に華扇のことを任せ、二人の陰陽師を睨みつける。
『『ヒッ!!』』
涙目になってしまった。
怯えるくらいなら来なければよかろうに。
二人の対面にどかっと座り、声を掛ける。
「で?何か用があって来たんじゃないのか?」
一人が慌てて用件を言った。
『実は、鶴来様にお願いしたい事があり貴方様の家をお伺いさせていただいた次第です!』
「で?」
『我々はこの前ある人物を封印するべく……』
「妖怪じゃないのか?」
『人間ですが……人間ではないです……』
「まあいい。自分達の手に負えないので、俺にそいつを封印して欲しい。そう言うことだな?」
『ッ!……はい……』
陰陽師は苦い顔をして肯定した。
ふむ……居場所が割れてるってことはまた、襲われる可能性が有るわけだ。
貸しを作るには良いところだろう。
「分かった。その依頼引き受けた」
『有難う御座います』
陰陽師達は額を地面に擦り付け、土下座をした。
「で、だ。依頼両についてだが……」
『依頼両は……これのように……』
陰陽師提示した金額は一生遊んで暮らせるほどの金額だ。
だが、食料は山で採ってきた山菜や魚で補ってるし、家の改築と家具の半分は自家製だ。
金なんぞ有り余っている。
「報酬金についてはその二割で良い。その代わり、俺の家族達に今後一切手出しをするな」
『か、かしこまりました!!』
「よし、交渉成立だ。それで、俺は誰を封印すればいい」
『命連寺に住む 聖白蓮 という元人間の悪魔です』
「…………」
どうせお前らが勝手にそう決め付けてるだけだろが!!
そう叫びたいのを必死に押さえ頷いた。
陰陽師達はそそくさと家から出て行った。
「……藍、話しは聞いていたな」
「ああ、手伝って欲しいのだろう?」
「頼む」
ぬえと妹紅に華扇のことをまかせ俺達は家を出た。
・
藍に頼んだのは他の者達の足止め。
念のために式神を数体渡しておく。
聖白蓮が住む命蓮寺へと着いた。
…………五
「同じ部屋に五体、内一人が聖白蓮だと思う。他四人の内三人は問題ないが、一人だけずば抜けて妖力がデカイ。気をつけろよ」
そう言って、命蓮寺へと足を踏み入れた。
反応がある部屋へと向かう。
部屋の外からでも分かるほどにピリピリとした雰囲気が漂っていた。
そんなことしったこちゃない。
俺は扉を勢いよく開き、部屋の中へと入っていく。
正面に座っている人物意外が一斉に動き出した。
藍が前に出て結界を張った。
自分達に対してではない。襲ってきた四人を結界で封じ込めたのだ。
が、その結界を破った存在がいた。
『いい加減にしなさい!!寅!!』
その一喝により寅と呼ばれた女性は動きをとめた。
『貴方方も私を封印しに来たのでしょう?』
「ああ。話が早くて助かる」
『一つ約束して下さい。そこに居る彼女達に一切の手を出さないと。約束して下さるなら私は大人しく封印されましょう』
『聖!?』
「分かった。封印するからこっち来い」
そう言って、聖白蓮を近づけさせる。
「今更だが、アンタが聖白蓮で間違いないんだな」
『はい』
「よし、確認を取れたことだし封印を始めるか。ちょっと痛いかも知れないがすぐ終らせる」
八枚のお札を取り出す。
『我、汝を式とする』
八枚の札が聖白蓮の周りを回り始める。
『我、汝を式とする』
八枚の札が淡く光り始める。 紅、蒼、翠、黄、橙、紫、白、黒
『我、汝を式とする』
光が強くなっていく。
『ここに、契りを結ぶ』
札が足、腕、腹、背中、胸、額へと引っ付く。
『今、契りを成す』
札と札の間を電気のような物が走る。
「聖白蓮。今ここに契りが完成した事を証明す」
札がより一層光を強める。
光が消え、俺の目の前にはなにも変わっていない聖白蓮の姿があった。
キョトンとした顔の聖白蓮に説明しないとな……
声も最後以外は口パクだから聞こえず、分かるはずがないだろうし。
「今日から聖白蓮には俺の式となってもらう。それが封印の内容だ」
「え?いや、へ?」
「少しの間は、俺達の家で住んでもらうことになる。なに、魔界やら地底やらに封印されるよりかはマシだろ」
その間の掃除なんかは式神にやらせておくか。
袖の中から四枚の札を出す。
「百子、獅子、静鳥、症蛇」
一枚目の札が、百の小人に分かれる。
二枚目の札が、黄色い寅へと変わる。
三枚目の札が、紅い鳥へと変わる。
四枚目の札が、黒い蛇へと変わった。
「俺達が留守の間、百子のはこの家の掃除を任せる。獅子、静鳥、症蛇にはこの家に害を及ぼす人間の排除を頼む」
俺はいまだに状況を整理出来ていない聖白蓮へと向き直った。
説明?するわけが無い。ただえさえ機嫌が悪いんだ。そんなことしたくない。
「ほら、さっさと自分達の荷物を準備してこい。じゃねーと本当に封印するからな」
この言葉に反応したのは、聖白蓮を除く他四人だった。
四人は、聖白蓮を担ぎ上げ嬉しそうに部屋を出て行った。
「お疲れ様だな」
「ああ、まったくだ。これならもっとぼったくればよかった」
「まあ、そう言うな。これから新しい家族が増えるのだろう?笑顔で受け入れてやらねばな」
また、騒がしくなるであろう未来に思いを馳せ
「そうだな」
笑顔でそう言った。
お読みいただき有難うございます!!
命蓮寺が仲間になりました。
これから先、一話の文字数を減らします。
そっちのほうが展開させやすいので。
前の方がいいと要望が有りましたら、少し投稿ペースが遅くなるかも知れませんが戻します。
では、また次回~