一応閑話となっております。
では、どうぞ!!
旅に出てから早三年。建物チラホラと見える崖の上で俺は考えに耽っていた。
世界の至るところにある竜脈……でも、あそこには何も無かった……なら何処に……
「だー!!!考えれば考えるほど意味がわからん!!そして無性に暴れたい!!」
ここのところマトモに睡眠すら取れていないのだ。誰しも毎度毎度睡眠を邪魔されたらイライラするハズだ。
それはさておき、俺の視線の先にはそこそこ大きい町がある。
とにかく、あをこに行って寝よう。そして、賞金でも掛けて大暴れしよう。
即決に今後の予定を決め崖から飛び降りた。
・
俺が泊まった宿屋は子供が管理していた。
何でも、本来宿を管理をしている母親が病で寝込んでいるらしい。
しかも、正しい治療法は発見されていならしい。
別に死ぬような病気でもないらしいが、とても長引く病気らしい。
父親は農耕をしていて、宿の方にまで手が回せない状況。
……そういや俺金持ってねえぞ……と、今更ながらに思っていた俺には丁度良かった。
「俺が容態を看てやる」
と言って、母親の部屋まで案内してもらった。
「針を持ってこい。俺のいた場所じゃそんなに難しい病気じゃない」
子供はドタバタと部屋から出ていった。
さて……裏技を使いますか。
母親の腕に触れ、健康な状態へと変化していくようにする。
これで、俺が離れすぎなければ勝手に治るハズだ。
後は子供から針を受け取り、薬草何かを調合し如何にも治療しています。と言った雰囲気を出しておけば大丈夫だろう。
これで大丈夫だ。そう言うと子供は両手を上げ喜んだ。
そして、これからも容態を見たいのだが俺は金が無く、泊まる所がない。子供は料金は頂きません。
と、涙が溜まった笑顔でそう言った。
こうして、俺は安息の日々を手に入れた。
・
はっはー!!
いやー詰まらん!!
あのあと、医者に病気の治療方法を教える代わりにそれなりのお金を頂いた。
それを餌に強者求む!!と言ってみたらワラワラと屈強な男達が集まってきた。
ただ、これが弱いこと弱いこと……武器まで使わせてるのに一撃も俺には当たらない。
だが、その代わり面白い情報を貰えたのは大きかった。
宿屋に戻り、母親の容態を看る。
母親は、既に動き回れるほどに回復していた。
もう大丈夫だろう。
と、母親に告げ余ったお金を渡した。
母親は渋っていたが、ここにいたお蔭で面白い情報を貰えた。これで旨い飯でも食わせてやるといい。
そう言って押し付けた。
最後に子供にも挨拶をし、俺はその場を去った。
目指すは山奥の紅い館。
そこには吸血鬼が住むとされ恐れられている。
その館の名は―――
―――紅魔館と言うそうだ
お読みいただき有難うございます!!
優しいのか優しくないのか……よく分からない主人公であった……
次回は紅魔館ですよ~
では、また次回~