いやぁ~随分と久しぶりな気がする。
では、どうぞ!!
過去の記憶
昔の話をしよう。
まだ、俺が幼かった頃の話だ。
俺は父さんと母さんが大好きだった。
子供なら普通の感情。
その時の俺もまだ普通の子供だった。
幸せな家庭。
だが、ある日その幸せなは崩れ去る。
父さんが母さんを殺したのだ。
俺はその現場を見ていなかったから詳しくは知らない。
ただ、父さんは子供の俺にまで土下座をして泣きながら謝った。
俺は父さんを受け入れた。きっと何か理由があると思って。
父さんは警察に自首した。
そして、働いていた会社の勤務時間だったりの違反で父さんは数年で帰ってきた。
その頃俺は、じいちゃんとばあちゃんの家で暮らしていたが、父さんと暮らせるとなってとても嬉しかったのを覚えている。
父さんと暮らしはじめて、新しい母親が出来ることとなった。
なんでも、新しい母親は母さんと仲が良いお姉さん。俺達の事が心配になったそうだ。
なんでそこから結婚までに至ったのかは知らない。
俺は、新しい母さんをすんなり受け入れられた。
きっと、母親と言うものに飢えていたんだと思う。
そしてまた、あの幸せな日常が続いた。
俺が小学三年生に上がる頃。俺は何時ものように家へと帰った。
何時ものように、家へと入り自分の部屋に向かう。
そして、いつも通りご飯を食べて、お風呂に入って……ベットに潜る。
その日は何故だか眠ることができず、水を飲もうと居間へと向かった。
そして、居間からは二つの声が聞こえる。
会話はよく聞こえなかった。
ただ、その内容は少しだけの会話の断片からでも良く分かるものだった。
最初から二人はできていた。
母さんは邪魔。
だったら殺してしまおう。そこから金も手に入る。
彰人の事は謝って同情を誘おう。世間体でもそっちの方がいい。
駄目だったら?
殺せばいい。
そこからの記憶は朧気だ。
真っ赤な部屋。多分俺が火を着けたのだろう。
バットかなにかで父さんの頭を殴った。
お姉さんの頭も殴った。
そして、その後の記憶は病院へと続く。
医者から、父さんとお姉さんは死んだと聞かされ、原因は計画的な殺してと聞いた。
父さん。その言葉に反応し医者を殴り付けたのは良く覚えている。
そこからリハビリの日々。
家族、もしくは家族に関する言葉を聞いても相手を殴ったりしないように。
リハビリが終わり、そこからじいちゃんとばあちゃんの家に引き取られることとなる。
小学校にも、中学校にも通わせてくれた。
俺が、学校の奴や先生を殴っても一緒に頭を下げてくれた。
俺を叱りはしたものの、怒ることはなかった。
俺は、何時しか父さんとお姉さん。そして母さんとの思い出を心の奥深くに押し込んでいた。
でも、時々思い出す。
あの、酸っぱい鉄の臭いと、肉の焼ける臭い。
手に残る鈍い衝撃。
あの、忌々しい……記憶を……
お読みいただき有難うございます!!
作者自身『どんなフラグ立ててたっけ』ってなっていましたので、分からないところがあれば感想欄にてお書きください。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
『弱いから誰かを守ってはいけないんですか?』
もよろしければ。
では、また次回~