この世界にドラクエはない   作:トッシー

7 / 9
竜の騎士ディース登場です。
イリヤと意気投合します。


Level:7

狂戦士ヘラクレスとの死闘後、オレは再び異世界に戻ってきた。

理由は三つ。

一つは安全の確保の為だ。

必殺技の使用により限界ギリギリまで体力を消耗したオレは、回復呪文さえ受け付けない状態にあり、これ以上の戦闘は不可能だった。

二つ目の理由は武具の調達。

アイテムボックスは便利だが、無制限に収納できるわけじゃない。ちゃんと限界がある。

この世界に置いてあるオレの最強装備を手に入れる必要があった。

英霊たちが持つ様々な神秘を秘めた宝具。これに対向する為には現状の装備では不安があった。

そして三つ目は、

 

 

 

 

この世界にドラクエはない

 

 

バーサーカーとの戦いで失った体力もそこそこ回復し、オレはイリヤスフィールと共に、とある場所に訪れていた。

 

「それで、何時までこんなところに閉じ込めておくつもり?」

 

オレの前でイリヤスフィールが無機質な声で言った。

雪の妖精の様な雰囲気を持つ少女は、鉄格子の向こう側の殺風景な部屋で静かに佇んでいる。

既にこの世界の事は話してあり、魔術が使用出来無い事も立証済みだ。

この世界においてイリヤスフィールは、見た目通りの少女に過ぎず自力での脱出は不可能だろう。

 

「取り敢えず、聖杯戦争ってのが終わるまでかな…。それまでは不自由かもしれんが大人しくしててくれ」

 

オレの言葉にイリヤスフィールは何も答えなかった。

このまま此処にいても仕方がないので、当初の予定通り武具とアイテムを取りに行く。

オレは念の為、牢獄以外の全ての扉の鍵を掛けると、その場を後にした。

 

 

 

 

迷宮街『パンドラ』

 

その名の通り迷宮内に作られた巨大な街だ。

世界最大級を誇るパンドラ迷宮。

その地下一七階層は怪物が存在できない破邪の結界層になっており、安全地帯だった。

この街はその結界内に作られた街だった。

そして瞬間移動呪文(ルーラ )で入る事は出来ても、同じ手段で出る事が出来ないため脱出も難しい。

人を閉じ込める事にも貴重品を隠す事にも好都合な街だった。

 

 

そう、この世界はゲームとは異なり“絶対に安全な”預かり所など存在しない。

アイテムボックスに入りきらない物は自分自身で管理するしか無いのだ。

基本的には貴重品のみアイテムボックスに入れ、それ以外は他の方法で管理する事が常識だ。

しかしオレは二つの世界を行き来する為、貴重な装備や道具は仲間に預けていた。

普段から使わない装備や道具は仲間に使ってもらった方が有益だからだ。

 

 

「ここに来るのも久しぶりだな」

 

 

やって来たのはパンドラの街の北の区画にある宝物庫だ。

この北の区画は出入り口が一つしかなく鍵も特殊な物であり、場所的も保安的にも都合が良い事も有り区画丸ごと購入した。

その際、結構な数の金塊を換金する羽目になったが…。

仲間が使わない物で、尚且つ強力な武具を保管してあるのもこの場所だ。

分かりやすく説明するなら不思議なダンジョンシリーズでお馴染みの物置倉庫だ。

 

 

宝物庫に入ると、カビの匂いが漂う。

長い間放置していた為、埃も溜まっているようだ。

ここは掃除していきたい所だが、時間が無いため目的の物を探す。

オレの記憶が正しければ間違いなくここにある筈だ。

 

 

この先、自分から聖杯戦争に首を突っ込む気はないが冬木に住んでいる以上、楽観は出来ない。

セイバーの言うとおり街を出れば済む話だが、魔術師達の始めた勝手な都合に振り回されるもの気に喰わない。だからこそ今以上の力が必要になるのだ。

しかし残念ながらオレのレベルは99。

人間としての成長限界に達してしまっており、いわゆるカンストである。

これ以上の戦力アップはやっぱり装備を強化するのが手っ取り早い。

 

「お……、あった」

 

ガチャリと宝箱を開ける。

そこには美しい装飾を施された一振りの剣があった。

蒼穹のごとく澄み渡った刀身は見る者全てを圧倒する存在感を放っている。

オレの知る限り、この世界最強クラスの剣だろう。

 

神龍へと至る途中で手に入れた剣である。

優れた錬金の技術によって何度もその形を変え、現在の姿になった最強の剣。

この剣は間違いなくオレの技は勿論、圧倒的な力を持つ竜の騎士の力にも十分に耐えられる代物だ。

 

オレは次々と宝箱を開き、目的の物を取り出していく。

英霊との戦いに巻き込まれた場合の備えは完璧にしておきたい。

そうして装備を整えたオレは宝物庫にある姿鏡の前に立ってみた。

 

 

武 器:銀河の剣 攻撃力:180 斬りつけた相手の耐久力を一段階下げる

 

盾 :ウロボロスの盾 防御力:40 魔法を防ぐ結界、マジックシールドの展開が可能

 

篭 手:アマテラスの篭手 防御力30 最強の守備力を誇る太陽の篭手

 

頭 :審判の兜 防御力:50 状態異常に加え、死の呪文に対しても耐性を持つ神々の兜

 

上半身:神話の鎧 防御力:100 HPとMPを自動回復 炎と氷のダメージを軽減

 

下半身:絶対のズボン 防御力:30 攻撃呪文と回復呪文の効果が上昇 状態異常と死の呪文耐性

 

足  :天帝のブーツ 防御力:30 HP自動回復

 

「うん、完璧だ…」

 

これぞ対・神龍装備。

それから念の為に命の石も持っていかねば…。

一撃必殺の宝具がまだ有るかもしれないし。

 

 

しかし、現代でこんな格好していたら十歩歩く前に職質確実だな。

それにどう見てもコスプレだし。

何よりダサい…。

 

「脱ぐか」

 

オレは防具の全てを脱いだ。

しかし、いくら施錠していたとはいえ一箇所にこれだけの武具を置きっぱなしは矢張り危険だな。

これからはアイテムボックスに仕舞っておこう。

矢張り目立たず尚且つ強力な防具を用意しよう。

最強装備は確実に周囲の眼が無い時と絶体絶命の時だけだな。

そんなわけでオレの装備は、

 

武器:銀河の剣 隼の剣・改 メタルウィング

防具: 疾風のバンダナ しましまTシャツ ブルージーンズ 嵐のブーツ

 

こんな感じで落ち着いた。

武器さえ見せなければ、現代風に見えなくも……普通にダサいが咎められる事は無いだろう。

取り敢えず上から学生服を羽織っていれば問題ないだろう。

星降る腕輪は…しまった!

隼の剣・改を作るために材料として使ったんだった…。

もう一つは仲間が持ってる。

英霊相手に星降る腕輪を装備しておけば、間違いなく超スピードで圧倒できた筈なのに…。

無い物強請りしても仕方がないか、せめて回復アイテムを大量に持って行こう。

 

世界樹の葉が2 世界樹の雫が1 エルフの飲み薬が5 賢者の聖水が4

 

集まったのはコレだけか…。

錬金の素材に使ってしまっていたから、あまり数が集まらなかった。

いまからアイテム収拾している暇もないし、今日はこの辺で帰るかな…。

オレは帰る前にイリヤスフィールに声を掛けようと再び牢獄へと向かった。

 

 

 

牢獄へと続く回廊を抜けて、階段のフロアを通り過ぎる。

イリヤスフィールのいる牢獄は、この二つ先のフロアだ。

この先は衣装部屋で、あまり使わない部屋だ。

しかし、

 

「あれ?鍵が開いてる…?」

 

妙に思いつつ部屋に入ると、見覚えのある顔があった。

ソイツはオレの存在に気づきこちらを向く。

腰まで伸びた漆黒の長髪と大きな琥珀の瞳の美少女。

あと相変わらずデコが広い。おっぱいがデカイ…。

あのデコ、いつも光ってるんだよな?剥げなきゃいいけど…。

 

「あ…」「え…?」

 

お互いの目が合う。

しかし、眼のやり場に困るな。

ソイツは着替え中だったらしく、スカートを上げる最中だったようだ。

ムッチリとした太腿と柔らかそうな桃尻がこちらに向かって突き出されており、色々とヤバイ。

何がヤバイかというとオレの命が。

 

「よくわかってるじゃない……辞世の句くらいなら読ませてあげるわ」

 

どうやら思った事が口に出ていたらしい。

 

「誰のデコが広いって?あと誰がハゲよ?」

 

ソイツの広いオデコが眩い光を放ち、紋章が浮かび上がった。

相変わらず見事な輝きだ。

オレはなるべく友好的にニコリと笑い、

 

「よっハロー、久しぶりディース。相変わらずエロい身体しとるなぁ?どうだ今からオレとパフパフしねぇ?」

 

ぶちりっ、ディースの額に浮かんだ青筋が文字通り切れた。

 

「しねぇ、寧ろ死ねぇぇぇぇぇぇええええええええっ!!!!」

「げしゅぺんすとっ?!」

 

竜闘気を纏ったディースの拳によってオレは天井にめり込んだ。

 

「せっかく久しぶりに再開したと思ったら!君ときたら!何一つ!変わってないんだからっ!!」

「ゴフッ!?ブベラッ!?ゲハッ!?許してッ!?死ぬっ!?ガはッ!?いやマジでッ!?」

 

そして然る後にタコ殴りにされてしまう。

この懐かしいフレーズ。やっぱりディースは何も変わってなかった。

しかし何故コイツがここにいるんだ…。

オレは薄れゆく意識の中、オレを殴る度に目の前でプルンプルン揺れる双丘をじっと凝視していた。

そして無理でした。痛みで気を失う事が出来ません。

ていうか瞼が腫れてきた所為で視界が、これではおっぱいが見れん。

という訳でベホマを、

 

呪文封印呪文(マホトーン )

 

「君の考えてる事くらいお見通しだよ。回復は私の気が済んだら死なない程度にして上げるよ」

「ていうかディース…」

「なに?命乞い?」

「見えてる」

 

オレはディースのユッサユッサと揺れるおっぱいを指さして指摘してやる。

 

「へ?……キャアアアアアアアアアッ!?ケンのエッチッ!!!」

「ぬわーーっ!!?」

 

今度は壁にめり込んだ。

 

 

 

 

この世界にドラクエはない

 

 

 

 

 

 

「占い師?」

「そうよ。占い師ネミア。彼女が教えてくれたのよ。パンドラにいけば君に再開できるって」

「何だ、そのパチモン臭い名前は…」

「パチモン?彼女の腕は本物よ。現にこうして君と再会出来たし」

「いや、何でもない。忘れてくれ」

 

こうしてオレは約一年ぶりに竜の騎士ディースと再開したのであった。

 

「それにしても、考えたわね。神龍への願いが、まさか自由に二つの世界を行き来できるようにしてもらう事だったなんて…」

 

「いや、それはお前が話を聞いてなかっただけだろ?お前は前から人の話を最後まで聞かないわ、思慮深さも足りないわで、今でも暴走グセが治ってないじゃん」

 

竜の騎士様はその圧倒的な強さゆえに、物事を力で解決しようとする節が多い。

所謂この娘さんは脳筋なのだ。

 

「誰が脳筋よ。君にだけは言われたくないわよ」

 

オレはディースとのやり取りに懐かしさを感じつつ、イリヤスフィールの居る牢へと移動する。

明日も学校があるし、これ以上この世界に留まる気はないのだ。

 

「悪いなディース、折角の再会で悪いけど帰らないと」

「へ?ちょ、ちょっと待って!折角会えたのよ?もっとこう……何か言うことは無いの?」

「はて?」

 

ディースは顔を赤くして頬をふくらませる。

 

「という訳でイリヤスフィールちゃん。オレは元の世界に帰るけど、君は大人しくしておくんだぞ?」

 

オレの言葉にイリヤスフィールは無言で背を向けた。

鉄格子によって出入りを防ぐ窓の隙間から外を見つめている。

付いて来たディースがふとオレの肩を叩く。

 

「なんだよディー…っひぃ!?」

 

「これはどういうことかな?ケン、この子はなに?」

 

ディースは眉を吊り上げてオレの肩を掴む。

ギリギリと掴まれて骨が軋む。めっちゃ痛い。

フム…。オレはディースとイリヤスフィールを見比べる。

うん、完全に幼女を拉致監禁している犯罪者の図ですね。

完全に誤解をされている。

時間もないし、ここは簡潔に答えて誤解を解こう。

 

「どうしてこんな小さな子を牢屋に?この子との関係は?」

「敵、という訳でここから出すなよ。以上」

 

うん、我ながら分かりやすくて簡潔な説明だ。

 

「なんだ、そういう事なんだ~」

 

ディースが

ニコリと笑った後、オレとイリヤスフィールを見比べる。

そしてオレは、彼女の額からいきなり放たれた怪光線によって再び壁にめり込んだ。

この娘はやっぱり人の話を聞かない脳筋だった。

薄れ行く意識の中でイリヤスフィールの顔面が物凄く青くなっていた事が印象的だった。

 

 

 

 

 

「いや、詳しく話さない君の方が悪いと思うな…」

 

それから意識を取り戻したオレは、竜の騎士から脅されて、一から説明する羽目になった。

元の世界は、この世界と同じようにファンタジー満載だった事。

そして現在、向こうの魔術師達の大儀式『聖杯戦争』に巻き込まれた事。

イリヤスフィールは、いきなり襲いかかってきた魔術師であった事。

順を追って説明した。

イリヤスフィールは、オレが気絶している間にディースによって解放され、彼女の膝の上にいた。

何この状況は…。

 

「ねぇディース、私のサーヴァントにならない?」

「んー?イリヤちゃんみたいな可愛い子のお願いだったら私、聞いてあげたいなぁ」

 

マジで止めてくれ。

聖杯戦争だけでも面倒なのに、お前にまで来られたら非常に困る。

 

「言っとくけど、向こうには連れて行かないからな」

 

「ええ?良いじゃないちょっとくらい。私だって君の世界に興味あるんだから」

「いやいや、お前が向こうの世界に行けば5分で職質された上に不法入国者扱いで逮捕だからね」

 

ディースのやつ、本気でついてくるつもりだ。

戦闘では滅多に力を貸さないくせに何かというとオレの行く先についてこようとする。

竜の騎士の癖に暇なんだろうか…。

いや、竜の騎士だからこそ暇なんだろう。

 

「……へんなの」

 

俺達のやり取りにイリヤスフィールが初めて感情のこもった声を出した。

 

「ディース」

「なぁに?イリヤちゃん」

「ディースは彼の仲間なんでしょう?」

「ええ、腐れ縁みたいなものだけどね」

 

ディースは照れたように頬をかいた。

 

「私は、彼を殺そうとしたわ…」

 

「そうみたいね」

 

「どうして?どうして仲間を殺そうとした私と普通に話せるの?ディースは私を、殺さないの?」

 

「……そうね、理由は三つあるわ。一つは未遂に終わってるから、実際にケンは生きてるわね」

「うん」

「そしてもう一つは、照れくさいけどケンを信頼してるからかな?コイツなら並大抵の事でどうにかなる程ヤワじゃないわ」

 

「もう一つは?」

 

「最後に私達は常に死と隣り合わせの“冒険者”だからよ」

 

そこにどんな理由があろうと自己責任。

冒険という甘美な権利を手にする代わりに死という義務を背負う。

常に死を覚悟し、生を謳歌するのが冒険者なのだ。

 

「それに死体さえ無事なら死者蘇生呪文( ザオリク) を使えば済む話だしね」

 

あっけらかんと言い放つディースにイリヤスフィールは空いた口が塞がらなかった。

良いことを言った筈なのに結局は死者蘇生呪文( ザオリク)があるから問題無いというのだ。

何が理由は三つだ。三つ目というか4つ目の理由に全てが集約されてるだけだ。

つまりこの世界は命(笑)に対する価値観がぶっ飛んでいるのだ。

ケンがセイバーに殺されかけた時にそれ程気にしなかったのも結局はそういう事なのだ。

長い間の異世界生活で、すっかりこの世界に染まってしまっていただけの事だった。

 

 

ディースは聖杯戦争にワクワクしながら、真魔剛竜剣を抜いて素振りを始めた。

 

「フフ、楽しみね。異世界なら少しぐらい羽目をはずしても問題ないわよね!」

 

竜の騎士が羽目を外す…?

イカン、地獄絵図な未来しか想像できない。

オレは占いなんて出来ないが、今回に限っては100%的中の占いが出来る。

取り敢えずこの世界に置いていけば、二人共自力で世界を越えることは出来ないはず。

となればやるべき事は一つ、

 

「フフフ、久しぶりに腕がなるわ!イリヤちゃん!よろしくね!」

 

「ええ…、よろしくディース」

 

意気投合して互いに笑い合っている二人に背を向けた。

逃げるしかない。

オレは二人の意識が無いてない内にレムオルを唱えると、地上に向かって走りだすのだった。

 

「あ、逃げた!」

「待ちなさい!ケン!」

 

誰が待つか!

オレはピオリムの呪文でスピードを上げる。

オレは二人の静止の言葉を無視して必死に足を動かすのだった。

 

「クッ!次にこの世界に来た時を覚えてなさい!イリヤちゃんのレベルを上げまくって後悔させてやるから!」

 

それだけは本気で止めてくれ!

異世界の冒険者はオレ一人で充分なのだ。

ていうか竜の騎士に鍛えられる魔術師とか恐ろしすぎる!

これは早々に聖杯戦争を叩き潰してイリヤスフィールを元の世界に戻さないと…。

オレはディースから逃走しながら聖杯戦争に本格的に介入する事を決意するのだった。

全てはオレ以外に冒険者を出さないという利己的な理由の為に!

その為に聖杯戦争そのものを叩き潰す!

 

 

この時のオレは知る由もなかった。

オレの決意が、聖杯戦争に参加する全ての魔術師と英霊を敵に回す事態に陥る事を。

剣の騎士(セイバー )の逆鱗に触れてしまった事を…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く?

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人物紹介

 

平塚剣(17)

 

穂村原学園2年。帰宅部。

元々は大のドラクエ好きのゲーマーだったが、自覚のない神様転生によって型月世界に転生。

黒目黒髪の平凡な容姿でやや太めの眉のお陰か真面目な顔をすると精悍な顔立ちになる。

しかしムッツリスケベな上に普段はおちゃらけているので常に締りのない顔をしている。

神様特典は異世界へのトリップ。

様々な冒険を経て一流の冒険者に成長する。

その後、ギルド・ドラゴンクエストを立ち上げて神龍を目指す。

異世界の常識や価値観に囚われない奔放な性格で、なんやかやで仲間達からは慕われているようだ。

 

ディース(19)

 

伝説の勇者で竜の騎士。

嘗て世界を魔界の闇で染めた災厄をたった一人で打ち倒した生ける伝説。

その後、冒険者として自分の人生を歩もうとしたが、居場所を見つけらずに世界を放浪。

その旅の途中でトリップしてきたケンに出会った。

その後、行動を共にした。

話し方からも第一印象は穏やかな雰囲気の美少女だが…。

実は全ての事を力尽くで解決しようとする悪癖有りの脳筋。

英雄の筈なのに居場所がなかったのはそれが理由かもしれない。




今日はここまでです。
次回の舞台は再び冬木へと移ります。

イリヤスフィールが本当に冒険者になるかどうかは考え中です。
どちらにせよ話に影響は出さないので…。
本当にどうしましょ(別にアンケートではないですので答えてくれなくても良いです

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