あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
番外編です!!
どうしてこうなったし……
ともかく、どうぞ!!
可能性の世界
いつもと変わらない日常。
いつもと変わらない学校生活。
いつもと変わらない帰り道。
そして、いつもと変わらない
「ただいま~」
「お帰りなさい、軽様」
俺を出迎えてくれたのは紫色のドレスを着た女性。
「……だれ?」
「そんな!!私の事を忘れてしまったのですか?!」
『おいおい軽、お前の婚約者の八雲紫さんだろ?』
『相変わらず美人さんよねぇ~』
あとの二人は分かる。俺の父さんと母さんだ。
だが、八雲紫?そんな名前聞いた事もな…………
アア、ソウイエバセンゲツカライッショニスンデイルジャナイカ。
「ごめんごめん。冗談だって」
「酷いですわ軽様。これは今度一緒にデートをして貰うしか……」
手で顔を覆い隠しているが明様に指の隙間からこっちの様子を伺っている。
俺は両手を上げ、降参のポーズを取る。
「分かった。今週の日曜空けとくからその日で良いか?」
そう言うとパアァと顔を明るくした。
それが、俺と紫の出会いだった。
・
あれから、2年の年月が過ぎた。
最初こそ戸惑ってはいたものの今は紫の事が好きなっている。
そんなある日の事だった。
自室に入ろうとドアノブに手を掛けた、その時だった。
『藍、そっちの結界に異常は出ていないかしら?』
『問題ありません紫様』
『そう、なら引き続きよろしくね』
『御意に』
結界?藍?一体なんのことだ?
俺は、会話が終ったのを見計らい堂々と部屋に入った。
紫は一瞬驚いた顔をするもすぐに扇子で口を隠した。
「軽様、女の子の秘密を隠し見るのは「なあ紫、今の誰だ?」ッ!」
紫がここまで動揺するのは珍しい。それだけ隠したい事なのだろう。
「なあ、誰なんだ?」
「…………」
「ダンマリか」
「(知られたら軽様に嫌われてしまう……ならいっそ……コロシテシマエバ……)」
ドンッ 紫に押し倒される。その目は鬼気迫るものだった。
「紫……教えてくれ。お前は何者なんだ?」
「それを教えたら、軽様は私を嫌ってしまうでしょう。なら、軽様をコロシましょう。安心シて下さい私もスグに追いマスから……」
「それで、あの世でもお前と一緒にいられる保障が有るんなら俺は死んでもかまわない。ただな、俺はお前が、紫が好きだ、大好きだ、一人の女として愛してる」
「な///なにを///!!」
「紫が化け物だろがなんだろうが、俺のこの思いは絶対に覆す気はない!!だから、教えてくれないか?俺は紫の全部が……知りたい」
「本当……嘘じゃないんですわよね……?」
「ああ、本当だ」
紫は大きく深呼吸をし、
「私は……私の正体は……妖怪……ですわ……」
「…………」
「気持ち悪い……ですわよね……」
と言うことは俺の婚約者でもないのだろう。
だが、それがどうした?
この馬鹿に教えてやろう。俺は―――
「いや、だからなに?そんな事で俺が紫の事を嫌いになるとでも思ったのか?」
俺は紫の体を引き寄せ、
「え?あ……」
「これからも、よろしくな。俺の紫」
「裏切ったらユルしませんカラね?」
―――八雲紫を愛しているんだと。
紫にキスをした。
・
これは、別の世界での可能性の物語……
御読みいただき有難うございます!!
如何だったでしょうか?ヤンデレ成分がほとんどないですね。
ほんと、どうしてこうなった……
番外編はこれからもチマチマと書いていくつもりです。
ではさようなら~