あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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では、どうぞ!!


舌打ち

目の前に血の花が咲いた。

 

口から吐き出された血飛沫は宙を舞い、ポタポタ と、私の体を赤く染め上げていく。

 

そして、目の前には……

 

「あ……あ…………いや、イヤァアアアアアア!!!」

 

口から、鼻から、眼から血を流れている。

体からは力が抜け、動く気配がない。

 

それは……何時も奪われ、裏切られて来た私が、性懲りもなく恋した愛しい人であり……

こんな最低な私に……もう一度会いに来てくれた優しい人であり……

 

たった今……私が、私の腕でその生を奪われた……私の……

 

「軽ぃいいい!!!うわあぁあああああ!!!!」

 

……大好きな人だった。

 

 

 

 

「アサさん!!てっちゃん!!」

 

『『分かってる(ます)!!』』

 

「契約……!!クソッ!!」

「付属!治癒強化!!」

「……持っても二分だ!!急げアサルト!!」

「今……やってます!!」

 

壱が声を出すと同時に現れた二人は、事前に打ち合わせでもしていたのかと疑うほどに手早く治療を開始した。

 

テリヤキは、『契約する程度の能力』で軽の魂と契約をして無理矢理現世に繋ぎ止め、

壱は、軽の体がこれ以上悪くならないように押し止めていた。

そして、この中では最も医療が得意とするアサルトも『行動と作業と動作をこなす程度の能力』を駆使して治癒にあったていた。

 

だが、テリヤキの力も壱の力も時間稼ぎでしかなく、更にはアサルトも人体、医療に関しての専門的な知識を持っていなかった。

 

刻一刻と死が近付く。

 

そして―――

 

 

 

―――一匹の黄金の狐が姿を現せた。

 

 

 

『退いていろ。後は私がやる』

 

狐は圧倒的な力を放出し、勇義以外の全員がその言葉に逆らうことさえ許されなかった。

 

そこからは、一瞬だった。

 

数本の毛が軽の口から体に侵入し、三十秒と満たないうちに……

 

『ゴボッ!!………………………スゥスゥ』

 

息を吹き替えした。

 

その腹は、上下し生きていると強く訴えかけているかのようだった。

 

『これで大丈夫なはずだ。ただ……これ以上同じような事があれば……もう手がつけられない……体が持たないだろうからな。では、私はこれで失礼させてもらう』

 

そう言って狐は、いつの間にか存在していた紫色の不気味な隙間の中に入っていった。

 

そして、隙間が閉じると同時に大きなため息がこぼれ落ちた。

 

「まさか……八雲が一人の人間にここまでするとはねぇ」

「あれが……大妖怪の……力」

「なーに言ってんだい。少し妖気に当てられただけじゃないか」

「あれで……少しなのかよ……まだ手が震えてやがるぜ……」

「それよりもだ、アサさん、てっちゃん。軽くんを運ぼう。お空さん、燐さん案内よろしくお願いします」

「ほらパルスィ、あんたも行くよ」

 

和気あいあい……とまでは行かなくも、軽が生きていることに安堵しさっきまでの雰囲気よりは幾分も明るくなっていた。

 

そして、そんな中誰にも聞こえないほど小さな―――

 

「お燐?何か言った?」

「……アタイは何も言ってないよ」

「あれー?」

 

 

 

―――チッ

 

 

 




お読みいただき有難うございます!!

久方ぶりのあの方の参戦。口調が分からなくなった……
アサさん、てっちゃん、壱さん……書いた後に分かったけどさ……籃しゃまに飲まれてる……
あれー?どうしてこうなった?

あと、今回の内容が分からない方は8月31日くらいからの感想をお読みください。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

これからも

『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』

を、よろしくお願いします。
後二話後位で……神社いけるかな?

また、次回~
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