あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
最終回じゃないよ!!
では、どうぞ!!
………………ああ、そう言えばパルスィさんに背骨を折られたんだっけ?
包帯が巻かれているし十中八九そうだろう。
まあ、十六夜咲夜や博麗霊夢みたく故意的なモノでも無かったようだし特に気にしていない。
……そう言うのに関して感覚が麻痺してきている気がするが……まあ、気にしてもしょうがない……か?
まあ、兎に角……何時もと同じ体の調子を確認しないとな。
上半身か下半身か……はたまた半身のどちらか。もしくはそれ以上か……何にせよ覚悟を決めなければ。
・
結論……多少の痛みは伴うものの行動に支障なし。
…………意味がわからない。
昔、興味本意で背骨について調べてみたことがある。
背骨とはいわゆる脊髄。そして、脊髄が折れるとどうなるかだが……確か、神経が切れ、良くて体の一部が動かなくなるとかそんな感じだった筈だ。まあ、奇跡的に助かった事例もあるのだが……
だが、今回もそんな奇跡が起こるはずがない……でも現に起こっている……
「だぁー!!」
これはあれか?本当に俺は人間じゃないとかなのか?
仮に、本当に奇跡が起こって神経は切れずに済んだとしていても、だ。
何故、背骨が折れていないのか?
あの時、確かにこの耳で聞いた、この頭で理解した。
なら、あれは幻覚?なら何故包帯を巻いているのかが分からない。
………………こんな状況でも冷静に考えられる……毒されすぎだろ俺……
いや、まあ……前にみたいに発狂するよりはマシなんだんだろうけどさ……素直に喜べない……
そんな事を考えていると コンコンッ とノックの音がした。
そして、俺が返事をする前に ガチャリ と扉を開き誰かが入ってくる。
「勇義?」
「おや?たった三日で目を覚ますとはねぇ。いよいよ持って化け物の仲間入りかい?」
「やめてくれ……冗談に聞こえないから……にしても……三日。三日かぁ~」
「それがどうかしたのかい?」
これで、長い時間気を失い、その間に骨折した箇所が回復した線も無くなるわけだ。
「いや…………なあ、あの後どうなったんだ?」
「あの後か?あのでかいやつと別の男二人がお前を助けようとして決定打を打てないでいた。
そこに、八雲の式が来てな?数本の毛を使ってお前さんを助けたんだよ。
ありゃあ、毛に妖力を練り込ませた奴だね。まあ、字面じゃあれだが……あの状態から回復したんだ。良いことじゃないか!!
ああ、でも今後は無理するなよ?これ以上は体が持たないって言ってたからな」
毛……大方それが俺の神経を肩代わりしてくれているのだろう……
無理だろ!?とも思うが……妖怪が普通に存在する世界。しかも神様までいるらしいこの世界そんなモノは通用そんなもの通用しないという事だろう。
「その、八雲の式について教えてくれないか?いつかお礼がしたい」
「八雲の式か?まあ、一番の特徴は九本の尾だな。アイツは九尾だ軽も聞いたことくらいあるだろう?」
「九尾……玉藻の前とかか」
「そうだ。後は……美人だな」
「これまた抽象的な……」
「我が儘だな……そうだな……ああ、これだったら一目見れば分かるぞ―――」
勇義は一拍置き……
『―――黄金の狐』
・
その後は、勇義と雑談をし、後から来たこいしちゃんの相談に乗ったりして、一日を平和に過ごした。
パルスィさんには、落ち着いたらまた伺います。と、勇義に言って貰うように頼んでおいた。
―――あ……あ……イヤだ……死ぬ……
―――俺がこの先……どうなるのかも知らずに……
お読みいただき有難うございます!!
さあ……クライマックスだよ軽くん……
次回 始まりの場所で待つ者
誤字脱字報告、感想アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
軽くん……もうすぐ『さいご』だよ……
では、また次回。