あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
さあ、あの方ですよ。
まあ、軽くんはメインで出ませんが……
では、どうぞ!!
私が逃特軽を知ったのは一年と三ヶ月、二十四日、三時間三十四分五十八秒前の事だ。
その日、紫が神社に訪れた。
要件は私に見せたい者があると言い、私を隙間の中へと落とした。
そこには、籃を控えさせ私の睨みにも一切の不愉快さすら見せることのない紫の姿があった。
私の力だけではこの場所から逃げられないのも分かっていたので、私は紫の要件とやらをさっさと済ませる事としよう。
紫は新しい隙間を開き、私に中を見ろと催促する二人。
大人しく私は隙間の中を覗いた。
止まった
世界も
時間も
思考さえも
全てが―――
―――止まった。
私はこの感覚が何か、魔理沙の持ってきていた本で知っていた。
どうせこんな事有るわけがないと思っていたが……まさか、当事者になるとは思っていなかった……
私は、その先にいた男―――
―――逃特軽に恋をした。
一目惚れだ。
私は紫と籃に、もっと情報をよこせと無言のまま目線も男から外さずに圧力を掛けた。
名前、年齢、好きなもの嫌いなもの、友人関係、平均睡眠時間、お風呂に入るタイミング、一日に何回スルのか……etcetc
知れば知るほど……見れば見るほど……私の想いは重くなっていった。
でも、それでも、彼は受け止めてくれるはずだ。
いや、絶対に受け止めてくれる。
今まで誰にも興味を示さなかった私が愛した相手だ。私だけをみてクれル……
・
憎い憎いにくいにくい……
軽に近づきやがって……私の軽に近づきやがって……殺す……私の軽に近づくな……ころす……そんな汚い声で軽の耳を汚すな……コロス……その汚い視線で軽の体を見るな……殺すコロス……
そんな汚ならしい顔で軽に近づくな!!
殺すコロスころすコロス殺すコロスころすころす殺すコロス!!!!!!
『殺しテヤる』
『軽は私ガマモらなキャ……』
そして……目の前にあの醜い豚がいた。
『な……なに?』
『…………アハッ♪』
『イタッ!』
醜い豚を押し倒す。
その口から漏れた声は、想像通り汚ならしいモノダッた。
『ちょっと……何がもk『バキュ』―――!?』
声が五月蝿かったから顎を砕いた。
『―――ァアアァァァ!!!??!』
『五月蝿い』
『ゴリュ』
それでも五月蝿かったから、喉を潰した。
『カヒューカヒュー!!!』
這いずりながら逃げようとしたから足を針で刺した。
『――――――!?!!!!?!??!!』
悶え苦しむ様が気持ち悪いから壁に張り付けた。
『――――――(フルフル)……!!』
スカートから漏れた水が私の足を汚したから、腹を蹴った。
その目に涙を溜めていたから、両目を潰した。
私の声と軽の声が届いているのかと思い、その耳を切り落とした。
その鼻が私と軽の匂いを知っているのかと思い、その鼻をネジ切った。
そもそも、存在が許せなかった。
だから、なぶり続けた。
彼が来るまでの一ヶ月と二日十六時間四十一分二十五秒の間。
ただ、ひたすらになぶり続けた。
そして―――
『ウフフ……やっと。やっと会えた』
お読みいただき有難うございます!!
と言うわけで……霊夢の回想編でした!!
虐殺シーンが……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします!!
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
次回 ハクレイ
では、また次回。