あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
う~む……これで良いのだろうか感がヤバイ。
では、どうぞ!!
紫色のドレスに身を包んだ美しい女性。
俺の人生を狂わせた張本人。
「八雲紫さん……ですよね?」
「あら、私の事をご存知で?」
「ええ、幽々子様や勇儀、魔理沙やレミリア様からもよく聞いてますから」
「あら、そうでしたの。………………ふざけるのも終わりにしましょうか」
そう言って八雲紫は膝を曲げ、地面に手を付こうとする。
…………まあ、当然と言えば当然か。
「八雲紫さん。いい加減にしてくれませんか?」
妖怪の賢者。
この幻想郷で最も偉い存在。
計算能力、頭の回転の速さは幻想郷で随一。
そんな方が分からない訳がない。
今自分が何をしようとしているのかを。
分からない訳がないのだ。
「…………私はふざけてなどおりませんが?」
「ああ、勇儀の言ってた『胡散臭い』ってのがよくわかりますね。確かにこれは胡散臭い。それにイラつきますわ。気付いているんでしょう?俺が何を言いたいかなんて」
「…………言っている意味が分かりませんわ」
八雲紫は中途半端に頭を下げた状態で、そう言った。
「……あーもう良いです。俺から言いますんで。謝らないでもらえませんか?そうやって逃げ道を無くそうとしても無駄ですし、そもそも俺は貴女を許すつもりなんてありませんから」
「そんなつもりはございません」
此方の顔も見ずに即答する八雲紫。
「どこがだよ。謝れば、頭を下げれば許してもらえる。それで謝られる側が断ればソイツが悪者にされる。仮にここであんたが謝って俺が断れば、何も知らない奴等の殆どは俺が悪って言うだろうな。
それに、俺が断ってあんたが悪評を流す。それに伴って、自惚れすぎだが、紅魔館や地底の皆が黙ってはおかない。現に地底は半壊状態だ。
これで、幻想郷が破綻して自分もろとも……馬鹿な俺でもここまで分かる。まあ、後者は本当になるかは分からんが」
「…………」
「まあ、そこまで分かっていても俺は八雲紫さんを許すつもりなんてさらさらないんですけどね。貴女が安直な思い付きで行動を起こさなければ、無くなるはずのなかった命が消えることもなかった。取り敢えず一発殴ってもいいですか?そろそろ我慢の限界です」
俺の足元の畳には大きな赤い染みが出来ていた。
さっきから無意識に手を強く握りこんでいたようだ。
「私は構わないけど……そんな事をしたら……」
「全部分かった上で言ってます」
「……分かったわ」
八雲紫は頭を上げ、立ち上がる。
その顔は恐ろしいほどに整っている。
背は……この中では一番低い。
「んじゃ、行きますよ?」
右手を握り締め、拳を霊力で強化し、全体重を乗せ振りかぶる―――
―――事は出来ず、まるで石でも殴ったかのような衝撃が右手を襲っていた。
手はひしゃげ、親指からは骨が突き出ている。
歯を噛み締め、喉元まで来ていた悲鳴を圧し殺す。
「――――――!!!」
逃げ場のない痛みが鮮明に脳まで届き、意識を切りはなそうとする。
だが、まざ倒れるわけにはいかない。その思いでなんとか意識を押し留める。
「と……りあえず…………今はこれで…………この罪……は、俺たち……がっ……背負う……べきもの……だから……」
「墓参り……ぐらい……行ってくだ、さい……」
トサッ
お読みいただき有難うございます!!
妖怪は人間よりも圧倒的に頑丈だと思うの。大妖怪なら刃物すら弾き返すレベルで頑丈だと思うの(霊夢みたいな馬鹿げた霊力の量と質で強化している状態を除いて)。
まあ、ちょっと過剰な気もしますが見逃してください。
藍しゃまは傍観主義。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
さらに絞って
霊夢 咲夜 フラン さとり 勇儀 燐 幽々子 藍 よう……む?
9人……まだ多いな……でもハーレムにはしません(断言)
では、また次回~