あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
活動報告にてメインヒロインについてのアンケートを行っております。
思い入れが強すぎて選べんかったのや……
ま、まあそんな訳で皆様の投票お待ちしております!!
では、どうぞ!!
失礼します。
と、一言声を掛け、部屋の中へ踏みいる。
部屋の中には光がうっすらとしか差し込んでおらず、和風な蛍光灯も存在しているがその明かりは消えている。
……電気はどうしているのだろうか……
そんなことを考えながら、なんの躊躇いもなく電気を付ける。
部屋の隅で踞る人影が一つ。
美しい金色の長い髪がその存在感を強く主張していた。
「八雲紫さん。泣くのは勝手ですが、本当に泣きたいのが誰なのか、傷を付けられたのがどれだけいるのかを考えてください。少なくとも俺の前で泣くような真似はしないで下さい」
俺のその声に反応を返す声はなく、代わりに布で擦る音が部屋の中に響く。
スッ と立った八雲紫の目元は赤く腫れ、美しい女性の面影はなかった。
だが、その目には未知へと挑む、子供のようなナニカが宿っているようにも見える。
「ぁ……ん"。……では話を始めましょうか」
「はい」
か細い声を押し込めるように、咳をして、多少震えているもののその声には力強さを感じた。
「単刀直入に、聞きます。元の世界に帰りたいですか?」
まあ、聞かれるだろうな。
謝罪をさせてもらえない現状それ以外……いや、賢者としてなら霊夢の事もあるのか。
まあ、ひとまず霊夢の事は置いておいて。今は今の質問について考えなければ。
正直分からない。
確かに、元の世界に帰りたい俺もいる。
そして、ここに、幻想郷に残りたい俺もいるのだ。
家族の事や、友人。
俺は今、行方不明者として元の世界では取り上げられているのだろうか……それとも、皆俺の事を忘れてしまっているのだろうか……そうだとしても、家族や友人にもう一度会いたい。
だからと言って、幻想郷の皆も大切なのだ。
何度も命を救ってもらったのも、居場所をくれたのも、愛してくれたのも……こう言ってはなんだが、幻想郷の皆にはまだ恩を返せていないのだ。それに、俺自身皆を悲しませたくないのだ。
……
…………
………………
……………………あ
何をそんなに難しく考えているのだろうか。
そうだ、なんでこんなにも簡単な事に気付かなかったのだろうか。
俺は、『誰』によって連れてこられた?
俺は、今、『誰』によって帰るかどうかの選択を迫られている?
「八雲紫さん。貴方は俺の元いた世界を行き来出来るんですよね?」
「ええ」
「それは、ほぼ制限がない。と、捉えてもいいですか?」
「そうなるわね」
チョコレートや、この蛍光灯なんかもその力で手に入れた物だろう。
そして、今行き来が出来ると言った。
そして、それは制限が殆ど存在しない。
なら、答えなんて一卓だ。
どんな条件が来るかは分からないが、幻想郷に影響を与えることもなく、俺の世界に影響を与えもしない。
強いてあげるなら、俺が今後家族と会えるのが無くなる可能性があるくらいか……
いつの間にか、俺はこの世界が好きになってたんだな。
そんな、事を思いながら八雲紫の目を真っ直ぐと見て。
答えを、俺の思いを言う。
「俺は帰ります」
と。
お読みいただき有難うございます!!
軽くん、元の世界に帰ることを決意!!
なんか……頑張って延ばそうとしてる自分がいる……はぁ……もうすぐ……完結……かぁ……
次回まで八雲紫との対話予定。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
前書きでも書きましたが、
活動報告にてメインヒロインのアンケートを行っております。
皆様の投票お待ちしております!!
では、また次回~