あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
次回、次次回あたり……最終回かな。
何か…一気にお気に入り増えて500を突破した……
嬉しいよりも『何があったし!?』ってなったちゃるもんは悪くない!!
皆様!後愛読!ありがとうございます!!
では、どうぞ!!
「ふぅーー……行きますか」
左の袖が風になびく。
まったく……どれだけ、俺の人生は狂ってしまえば気がすむのか……
自然と笑みが零れる。
今日は……一番俺の人生が狂う日であるだろう。
いやはや、人生どうなるか分かったものじゃない
・
「無理ね」
その医者は淡々と事実を述べた。
「脊髄、親指及び神経系を妖力で強制複合、それ以前に彼の体に九尾の妖気を無理矢理体に入れた……貴方達……揃いも揃って馬鹿なのかしら。
確かに人間には妖栓……人間の負の感情で妖力を作る場所が存在するわ。
でも、その妖力を扱うことは出来ない。それこそ半妖や特殊な方法を用いる事でしか開く事は出来ないわ。
何でか分かるかしら?それは人間にとって妙薬であり猛毒でもあるからよ。開けたら体が持たないし、寿命も一気に縮まるわ。半妖を除いてね。
だから脳が勝手に栓を閉め、今では自力で空けることはほぼ皆無。貴方の力と類似していたらこじ開けられるでしょうけど。
妖力の強制的な肉体強化と、無茶な体の再生。要するに、彼の体はボロボロなのよ。自身の体の再生、回復を拒むレベルでね。
まあ、彼を人の道から外すって言うのなら大丈夫でしょうけど。
…………そう。分かったわ。患者をこっちに。鈴仙準備をしておいて」
「今から彼の左腕を切断するわ。
このまま放っておいっても悪化するだけだしね。お金の話は手術が終わってからしましょう。
少なくとも一ヶ月は入院してもらうことになるでしょうし」
・
…………いやー……もう無いかなーって思ってたんだけど……折角だし貫くか……
…………知らない天井だ……
お決まりをやったところで、現状を確認しよう。
まず腕がない。
一週回って冷静になりました。
まったく……妖夢さんもやってくれたものだ……
まあ、俺が無茶をしすぎたせいでもあるんだけどな。
利き腕じゃないだけよしとしよう。
そしてこの場所なのだが……病院か?
前の世界のよいな真っ白の部屋とは違い、和風の部屋ではあるがベットの配置何かを見るとそうなのだろう。
…………近くの間取りくらいは確認しとくか。
腕が折れる事は残念な事に多かった為起き上がったりするのは楽だったが……
「地味に……歩き辛いな……」
まさか平衡感覚が乏しくなるとは想像していなかった。
壁を伝い、部屋の襖を少しだけ開き誰もいないか確認する。
ここが病院だとしたら連れ戻される可能性が高いからだ。
右よーし 左よーし
右側からは誰かの話し声がする……なら左か……
音を出さないように気を付けて廊下を進む。
廊下を進んでいくと、外に出た。
白玉楼や藍さんが手入れをしている庭と比べると手入れされていないのだろうが……
「今は夜だったのか」
これはこれで良いものだと思う。
手入れされ、完成した庭ではない。
自然と共に生きる……と、言えばよいのだろか……
裸足のまま庭へと踏み出す。
足の裏に石や草の冷たさが伝わりくすぐったい。
空を見上げると、満天の星空。
近くにあった橋の手すりに腰を預け、星を、月を、自然を眺める。
頭の中には一人の影。
「ほんっと……人生どうなるか分かったものじゃない……」
彼女はまだ俺の事を受け入れてくれるのだろうか?
もう、愛想を尽かしてしまっているのだろうか?
そんな不安が胸の中を埋め尽くす。
「本当に……どうしてこうなってしまったのかねぇ……」
一人呟いた小さな言葉は、その夜空の中に溶けていった。
お読みいただき有難うございます!!
軽くんの腕はどうせ再生すると思った方……軽くんも人間なんだよ?(タブン
次回……メインヒロイン登場
え?永遠亭の(入院中の)描写は無いのかだって?閑話で出すよ多分。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
アンケート結果は次回だよ!!
では、また次回~