あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
最終エンドとなります。
…………悲しいような…………嬉しいような…………複雑な気持ちです……
では、どうぞ!!
恋愛感情……どちらかと言えば保護欲に近い気がする。
守ってあげたい。それも、自分よりも格上で強い相手を……だ。
弱者の戯れ言。もし彼女を知る者だったら、そんな必要はない。と言って笑われているだろう。
確かにそうなのかも知れない。
彼女は凡人よりも圧倒的に強い。俺が守る必要なんて無いほどに。
なら、何故保護欲が湧いてくるのか……自分でも分からない。
ただ……ただ、彼女を独りにしてはいけない気がする。
それだけだ。
俺の勝手な妄想に過ぎない。
俺を守ってくれた皆にも悪いとは思う。
でも……自分の人生くらいは……選ばせてくれるよな。
・
長い階段を登り終えた俺を見つめる女性。
こうやって改めて見ると以前のような少女ではなく大人の女性と言う感じだ。
俺はその女性に近付き……
「ただいま。霊夢」
と言った。
ポカンとした顔が面白かったのは言わないでおこう。
・
「左腕はどうしたのよ!! 私が言えた義理でもないけど……大丈夫なの?」
「多少生活に支障があるだけで特に問題はないから。取り敢えず涙拭け」
涙目で俺の腕を握る霊夢にそう言うと。霊夢の顔に影が射した。
「心配したら……だめ……なの? 私は軽に酷い事した……今ならそれがどれだけ取り返しの付かない事をしたのか分かる……心配するのも、図々しいのは分かるよ……でも、だからって……誰かの為に……好きな、人のため、に! 涙を流すのも……! だめッなの!?」
そんなつもりで言ったわけではないのだが……まだ気持ちの整理が付いていないのだろう。
だったら……誰かが一緒に居てやらないといけない。
支えてやる人が必要なのだ。
俺はその事を痛いほどに知っている。
だから俺は……
「馬鹿かお前は……」
「フギャ」
……霊夢の頭にチョップした。
涙溜めのまま頭を押さえる霊夢を抱き寄せる。
キャ みたいな声は一切聞こえない。聞こえないったら聞こえなかったんだ!!
あー顔が熱い……まだ夏には入ってないのになー
そんな現実逃避をしつつ霊夢に話し掛ける。
「いいか霊夢。誰かの為に涙を流せるってのは凄いことなんだ。泣きたいときは泣けば良い。ただ、ウジウジするんじゃない。胸を張って泣くんだ。そしたら自然と笑顔が出てくるから」
「そんなの……できない……私は博麗の巫女だもの……泣き顔は見せられない……」
「だったら、俺が全部受け止めてやるから。今までのぶんまで全部吐き出しちまえ」
……とは言ったものの……八雲紫の時は止めたんだよなぁー
今度謝ろう。
ただ今は……全部受け止めてやらないとな。
腕のなかにある、儚い温もりを壊さないように優しく抱き締めた。
・
霊夢が泣き止み、その目は赤く腫れている。
「どうだった?」
霊夢を離しながら聞いてみた。
「よく分からない……分からないけど……スッキリした」
自然と笑みがこぼれる。
だって、その顔に浮かんでいたものが―――
「笑えるじゃないか」
―――笑顔だったから。
「うん……ありがとう軽。お帰りなさい」
「ああ。ただいま。霊夢」
「なに?」
――――――
「ッ!! 私もよ! 軽!!」
・
あの日……友人を亡くし
あの日……この世界に来て
あの日……親友が出来て
あの日……家族ができて
あの日……初恋をし
あの日……仲間ができ
あの日……向き合うことができ
あの日……自分の罪を知ることができ
そして、今日……大切な人が出来た。
そう
あの日
あの日から―――
「けーい!!」
「あんまり引っ付くなよ霊夢……熱い……」
―――俺の人生は狂ってしまった。
HAPPY END
あの日から俺の人生は狂ってしまった。
END
お読みいただき有難うございます!!
アンケート結果発表!!って、一位はバレてますが(^_^;)
ま、まあそんな事は置いておいて……では5位から!!(途中投票してもらった方が一人居なりましたが、それも換算しております)
第5位 0票
十六夜咲夜 まさか一票も入らないとは……結構来ると思ったんだけどな~
第4位 一票 同率3人
古明地 さとり さとり様は妥当かな~どちらかって言うと、家族の方が近い気がする。
火焔猫 燐 お燐は最後の最後ので巻き返したからもっと来ると思ったんだが……
ヒロインなんていりません うん……友情エンドも悪くはないと思う。
第3位 三票 同率2人
西行寺 幽々子 どちらかと言うと母親?かな。
八雲 藍 こっちも母親ポジだな~ 二人とも大人すぎたんや……
第2位 五票
水橋 パルスィ 当然!!一番ヒロインしてたもん。
第一位 七票
博麗 霊夢 やっぱり主人公は格が違った。むしろ一番来ないと思ってたんだけど……
メインヒロインにかんしてはパルスィと霊夢でもんのすごい悩んだ……
葛藤の末、メインヒロインは霊夢となりました。
全21票 沢山の投票有難う御座いました!!
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
次回 最終回 (後日談)
では、また次回~