あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
遂に最終話。
全(番外編込みで)112話。これを合わせ113話
合計文字数(これ抜きで) 144,316 文字
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ここまで多くの方に読んでいただき本当に嬉しいです!!
そして……1日一話投稿!!投稿できないとは何だったのか……
最終話はほのぼの回となります。
中途半端なのは……多分無意識に終わらせたく無かったんだと思います……
では、どうぞ!!
『霊力を扱うには精神統一で一度感覚を覚えてしまうのが一番だ―――』
その後も淡々と説明する女性と、それを真剣な表情で聞く息子と娘を見守り掃除を再開する。
俺達が結婚して早六年。付き合い始めたのを合わせると八年と少し。
今日は快晴なり。
なんて、呑気な事を考えながら手際よく落ち葉を集めていく。
そして、もう一度チラリと息子たちの姿を見る。
「……いや……本題に入りましょうよ藍さん……」
二人は藍さんの長くて淡々とした話に飽きているのか、首がカクンカクンと船をこいでいる。
こんなとき霊夢がいたら修行を代わりに付けるのだが……生憎と家の嫁さんは妖怪退治へと出掛けているので不在。
俺も本来ならば人里で野菜や山菜を売りにいく所なのだが……流石に子供たちを置いていく訳にもいかず、霊夢が不在の時は代わりに神社の仕事をこなすようになった。
そして、この光景を見るようになったのだが……
藍さんや……そろそろ気付きませんかね……二人とも寝ちゃってるますよ?
…………はぁ……そろそろ助け船でも出すか……
・
「終わった~」
「霊華お姉ちゃん……だらしないよ?」
「なによ別に良いじゃない……ちょっとくらい」
修行が終わったようで縁側に寝そべる娘、霊華と、その弟である軽保。
二人とも霊夢似だ。少し寂しい……
・
子供たちが産まれるまでは大変だった。
何が大変だったかと言うと、まあ、俺を守ってくれていた皆の説得だ。
まあ、少し話せば皆納得してくれたのだが……パルスィと椛の反対がヤバかった。
まあ、当然と言えば当然だ。むしろここ二人の反応の方が正しい気もする。
本当に……大変だった……
ただ、まあ、今の幸せが有るのなら頑張ったかいがあると言うものだ。
昔の事に感慨深く浸っていると
「お父さん」
「ん?どうした軽保?」
「畑……いこ?」
「あ!ずるい!!私も行く!!」
ちなみにこのあと二人は午後の修行があるはずなのだが……あぁ……サボりたいだけか……
本当ならここで叱った方が良いのかも知れないが……三歳の頃から毎日修行をしている二人。
休みも一ヶ月に一回程度……
「そうだなぁ……今日だけだぞ?」
……甘やかしたい親心と言うやつだ。
ついでだし、今日の晩御飯用の野菜も幾らか取っていこう。
霊夢も疲れて帰ってくるはずだから。
「おとーさん!はやーく!!」
まったく……元気がいいねぇ……
・
空に浮かぶ月を肴に方を並べて、酒を飲む。
「へーそんな事がねぇ……お父さんは皆そうなのかしら?」
「さあ?でもまあ……幸せ、だよな」
「そうね……私がこうしていられるのも……幸せを感じていられるのも全部貴方のおかげ……ありがとう……一生このまま……」
その言葉に返事をせず……一口酒を煽る。
「……霊夢……」
「なに?」
「現実逃避をするな」
「ウグッ!!な、ななな、なにの事かしら~」
そう言いながら目をそらす霊夢の頭を掴む。
「明日俺の両親に会うからってそんなに緊張しなくても良いだろうに……確かに初対面だし結婚の話もしてないけどさ……まあ、大丈夫だって」
「緊張するなって言う方が無理なのよ……お父さんは紫や文に会ってるから緊張しなくて済んだかもしれないけど」
「まあ、そう言うなよ」
「じゃあ今ぐらいは現実から逃げさせて?」
「それとこれとは話が別だな」
「ええー!!」
「アハハハ!!」
少し怒った声
楽しそうに笑う声
眠そうな二つの声
謝る二つの声
二人の、いや、四人の幸せな声
俺は少しでも償えただろうか。
いや、そんな言葉を使ってはいけない。
だから―――
―――俺は今、とても幸せです―――
お読みいただき有難うございます!!
今!この物語『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』は完結となります!!
……うん……なんだか寂しいですね……
こう……胸の中に穴が空いたような……そんな感じです。
それはそうと、次回作の話と番外編について少し……
次回作は 『弱いから誰かを守ってはいけないんですか?』と言うタイトル名となります。
原作は東方プロジェクトです。大体十話と少しで完結します。
そして、そのあとに『赤ずきん』を書いていこうと思います。
それと、『あの狂る』の番外編や閑話、後日談はちまちま書いていくつもりです。
それでは、今後とも『ちゃるもん』の事をよろしくお願いします!!
では、また次回作でお会いしましょう!!
またね~ (・ω・)ノ=マタネー