あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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この作品は不定期更新です。
間違って別の作品丸ごと削除してしてしまうような人が書いています。
ヤンデレです。
良心ありです。
グロ表現ありです。

それでも良い方は

どうぞ!


本編
始まり


『貴方は……私の物よ……ウフフ』

 

紫色の空間の中でアカイ巫女は狂ったように笑みを浮かべた。

 

 

「ごめんね?手伝わせちゃって」

 

委員会の仕事をしていた彼女を手伝った日の帰り道のことだった。

 

「いいって。気にすんな。俺が好きで手伝ったんだからな」

「そう?ありがと。やっぱり優しいね」

 

その笑顔にすこしドキッとしたことを覚えている。

 

「じゃあ、ここでお別れだね。また明日」

「ああ。また明日な。気を付けて帰れよ?」

「ふふ。お父さんみたい。じゃあね」

 

彼女は大きく手を振りながら帰っていった。

 

次の日、彼女は学校に来なかった。

 

何日経っても、何ヶ月経っても彼女が学校に来ることは無かった。

 

 

いつもと変わらない帰り道。彼女と別れた十字路。俺は何となく彼女の帰り道が気になった。

ここを行ったら彼女に……などと、警察が調べつくしているはずなのに……

 

 

もし、ここで俺がその迷い事を振り払っていれば未来は変わっていたのかも知れない。狂わずに済んだかもしれない。でも、もう遅かった。

 

 

何度か行ったことのある彼女の家を目的地とし、歩いていく。

道の途中、ゾワリと不思議な感じに囚われた。

 

俺の本能が、まだ引き返せる、戻るんだ。と訴え掛けてくるも、俺はその不思議な感じの正体がしりたくて辺りを探索した。

 

彼女の家に遊びに行った時と変わらない風景。人の居ない公園がある住宅街。

 

なんだ?どこなんだ?どこにこの感じの正体がある?!

 

辺りをより注意深く探る……すると

 

「あった……」

 

それは、人の居ない公園の中にあった。

木々の間にある薄暗く、しかし一番奥が見ることの出来ない深い闇。

 

「……(ゴクッ)」

 

近寄り覗き込む。その先に見える筈であろうフェンスもフェンス越しの道路も見ることが出来ない。だが、道は続いているようだ。

背中をツゥーと汗が垂れる。本能が更に強く警告してくる。行くな!行くな!と。

だが、俺は深い闇に一歩踏み出した。踏み出して……しまった。

深い闇をゆっくりと歩いていくと、裏路地のような所に出た。まだ道は続いているようで更に奥に進む。

 

一分ほど歩き続けると、少し開けた場所に出た。

 

「うッ……!!」

 

そこは、水風船が割れたかのように赤い液体が地面にびっちゃりと付着しており、肉の塊のようなものがその中心にあった。

 

一歩、踏み出す。ぐっちゃっと足に嫌な感触が行き渡る。どうやら、足元にあった肉を踏んでしまったようだ。

ピチャリピチャリと血の池を歩きながら肉の塊に近づいていく。近づくにつれ悪臭が鼻を突き抜ける。

そこで、俺は見てしまった。

 

血の池の中に、肉の塊の下に埋もれるようにチラリと見えた生徒手帳が……

 

彼女の写真が証明している、生徒手帳が。

 

『ウフフ……』

 

何処からとも無く声が聞こえてくる。

道の奥から一人の少女が出てきた。

巫女服のようだが、脇が露出しており、頭には大きな赤いリボン。顔は怖いほどに整っており正に美少女と言えるだろう。

俺が、少女の事を凝視していると、彼女は顔に手をやり恍惚の表情を浮かべた。

 

『やっと。やっと会えた』

 

そう言って、一歩、一歩と近づいてくる。

ただ、それだけなのにとてつもない恐怖を覚えた。

ゆっくりと、少女が口を開いた。

 

『私は、貴方の事を何でも知ってるの。貴方を愛しているから。貴方のことなら何でも知ってるのよ?でも、この女と来たら……貴方に近づいて貴方を誘惑し始めた』

「じゃ、じゃあ、きき、君が?」

 

口が上手く回らない。

彼女は俺の頬に手をやり、狂った笑顔を浮かべこう言った。

 

『そうよ。私があの女から貴方を―――』

 

『守ったの』

 

と。

 

『ねえ。ねえ。貴方も私の事を愛しているわよね?もちろんそうよね?だって私達は運命の赤い糸で結ばれてるんだから。ううん。もっと固いもので結ばれているんだわ!そうよ!私達の運命がそんな糸みたいな細いものなわけがないわ!ねえ?貴方もそう思うわよね?』

 

俺は恐怖で頷くこともできなかった。が、それを肯定ととったのか少女は自身の頬に持っていき顔を赤らめた。

いまなら逃げられる!!

恐怖で動かない足を無理やり動かしその場から離れる。狭い路地裏のような場所に入ろうとしたところで、後ろから声が掛かった。

 

『なニヲしてイるのカシら?』

「ひ!」

 

恐怖で竦んだ足を必死に動かし出口に向かって走る。

だが、いつの間にか少女は目の前にいた。

 

『紫のやつに頼みたくはなかったんだけど。頼むわね』

「な、なにを」

 

次の瞬間、俺は紫色の空間の中にいた。




お読みいただき有難う御座います!

この投稿日に、もう一つの作品を全て削除してしまったちゃるもんです。
よろしければ其方も読んでやって下さい。

この『あの日から俺の人生は狂ってしまった』は、他の作者さまの作品を読み、
ヤンデレものを書きたい!衝動に駆られ書いてしまいました。
不定期更新なので気長に待ってやってください。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあればよろしくお願いします。

ではまた次回~
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