あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
ヤンデレ成分少なめです。
それでは、どうぞ。
監禁 一日目
監禁されているこの場所を探索する。すると古い紙を見つけた。
鉛筆は常備しているので、今日から日記を書こうと思う。
一日目と書いているが、実際にはもっと長い時間が経っていることだろう。
今日で何日目なのだろうか。俺は一体いつになればこの場所から出られるのだろう。
ああ……早く外に出て太陽の光を命一杯浴びたい。
紙の量は少ないから明日からもっと短く書くとしよう。
監禁 二日目
今日は、あの女の名前を聞いた。最初は呼ぶつもりは無かったがあの女の機嫌を良くするために呼ぶしかないようだ。
『博麗霊夢』
あの忌まわしき名前を。
監禁 三日目
にしても、俺も慣れたものだな。
あの女の持ってくる飯はどこか鉄臭い。最初こそは食べられなかったが今は逃げるためにも貪り食っている。
監禁 五日目
昨日のあの女は機嫌が悪かった。
なんでも、人里と言う場所でまりナントカとか言うやつがあの女を馬鹿にしたらしい。
おかげで、身体の傷が倍近くに増えた。
昨日書けなかったのも手が震えすぎて鉛筆を持てなかったからだ。
まりナントカにあったときには、俺がされたことを鮮明に教えてやることにしよう。
監禁 六日目
今日、あの女に結婚の話をされた。
俺のいた世界での法律では女性は十六歳にならないと結婚できない。
そこで、"俺に無理やり結婚したら俺が気に食わないだろうから来年までの待ってね"と言っていた。
そんな事に気を使えるのなら外に出して、俺を自由にして欲しい。
そういえば、この場所は幻想郷と言うらしい。
なんでも、妖怪、妖精、神などの忘れられた存在の楽園らしい。
監禁 七日目
逃げるために筋肉トレーニングをしていたが、あの女に感づかれた。
なんとか、その場はやり過ごすことが出来たが少し考えなければならない。
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日記はそこで途切れている。
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今日はあの女が人里にでたと言う妖怪の退治に行った。
なんでも、隠れるのが上手い妖怪らしく少し時間が掛かるだろうと言っていた。
そして今日も逃げらそうな場所を探す。
監禁された俺の数少ない一つの日課だ。
立ち上がり探索を始めようとしたとき
ガチャ
鍵の開く音が響く。が、扉が開く気配は無い。
「?」
ゆっくりと扉に近づき、扉に耳を引っ付け外の様子を伺う。
音は無く、誰かが居るような気配も無い。
おそるおそる取っ手に手を近づける。
震える手で取っ手を掴んだ。
ギィィ
扉が……開いた。
言葉に言い現せないほどの嬉しさが押し寄せてくる。
涙が次から次へと溢れ出してくるが、じっとしてはいられない。
早く逃げなければ。
太陽の光が燦燦と降り注いでいる外に足を踏み出した――
―――瞬間、足がとてつもなく重くなる。
理由はあの鎖すらも付いていなく、ついさっきまで軽かった重石だ。
だが、歩けないほどじゃない。
そのうち血だらけになるかもしれないが、それでも歩ける。
逃げれるんだ。
俺は重くなった足を持ち上げ、引き摺りながら森の中へと入っていく。
目的地なんて無い。
ただ、今はその場所から離れたい一心にその歩を進めた。
その希望と言う名の絶望が、さらに俺の人生を狂わせる結果になるとも知らずに……
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彼が監禁されていた地面に落ちていた、千切れた金色の髪は風に煽られ天高く飛んでいった。
お読みいただき有難う御座います!
なんとか逃げ出すことに成功?した主人公君。
さてさて、次彼を待つのは希望なのか絶望なのか。
どちらにせよ、狂って行くことは確定ですがね(*⌒△⌒*)
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
ではまた次回~