あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
大変嬉しく思います!!
それではどうぞ!!
椛(犬走って呼んだら笑顔で怒られた)の連れて来たのは青色の髪と青色の瞳。背中には自身より大きいリュックを背負った女の子。
リュックでか過ぎやしませんかね?
『盟友が椛の言っていた逃特軽かい?』
「あ、はい。逃特軽です。今回はよろしくお願いします」
そう言って頭を下げる。
『あはは。そんなにかしこまらなくてもいいよ。私は河童の河城にとり。にとりでいいからね。よろしく軽』
河童?想像と大分違うな……こう、もっと緑くて化け物みたいなのと思ってた。
それを言ったら椛もか。
「分かった。よろしく頼むにとり」
「で?鍵を開けて欲しいってのはどれだい?出してみな」
そう言いながらリュックを漁り始めたにとり。
その間に椛に手伝ってもらいながら布団から布団から抜け出す。
「手伝わなくてもコレくらいなら一人で出来るぞ?」
「でも、手伝ってもらった方が楽でしょう?」
確かにそうなのだが……椛の手をわずわらせるのは気が引ける。
「今『気が引ける』って思いましたね」
心を読まれた!?
「そりゃあ分かりますよ。貴方なら……フフフ」
むぅ……表情に出やすいのだろうか。
「おーい、そろそろ始めて良いかい?」
「あ、はい!よろしくお願いします!!」
にとりの手にはピッキングツールが握られていた。
目にゴーグルを掛け鍵穴を覗く。
数秒覗いた後顔を上げた。
「安心しな!この程度ならすぐに開けれるよ」
そう言って今度はピッキングツールを鍵穴に差し込みかちゃかちゃし始めた。
数秒後 ガチャ と言う音と共に右足にあった重みが無くなった。
そして、もう一度ガチャっと音がする。
左足からも重みが無くなった。
足を見る。
そこには今まで俺の行動を制限していた忌々しい重石の姿はなく、俺の足首が見える。
試しに立ち上がり軽く歩いてみた。
まだ痛みが残るが……
「歩ける……歩ける……なあ椛、俺、歩けてる、よな?」
「はい。歩けてますよ軽」
「にとり。ありがとう。本当に……ありがとう……」
深々と頭を下げてお礼を言う。
「私は頼まれたことをしただけだよ。ほら、泣くんじゃない男だろ?」
さっきから視界がぼやけていると思ったらどうやら俺は泣いていたらしい。
ゴシゴシと目を擦りもう一度お礼を言おうとするが唇に指を押し付けられ言うことが出来なかった。
「私よりもお礼を言うやつがいるだろ?」
それが色っぽくドキッとしてしまったのは秘密だ。
にとりはそう言って俺の唇から指を離した。
「それじゃあ私はもう帰るからね。ばいばい」
目の前からにとりの姿が消えた。
その場に残ったのは俺と椛。
俺が何か言う前に椛が口を開いた。
「よかったですね軽」
笑顔で祝福してくれる椛。だが、
「痛いのですが椛さん?」
頬を抓ってきた。
俺が一体何をしたって言うんだ……
「にとりに見とれていたでしょう……」
ギクッ!
「ばれてた?」
「ばれてます」
そんなに表情に出やすいのだろうか……気おつけねば……
自分の友人に色目を使われたのだ。怒るのも当然である。
取り合えず謝り頬から手を離して貰おう。
「悪かった。出来るだけ色目は使わないようにする。だから手を離してもらえないか?」
「なら今度からそう言うのは私にして下さい」
「へ?」
「して下さい。いいですね?」
「は、はい!」
あまりの迫力に返事してしまう。
友達のために自分を犠牲にするのか。
友達思いだな。椛のやつ。
「ふう、これで本題に入れるな。椛」
「お前がいなければ俺は今頃妖怪に喰われるか、あの女、博麗霊夢に捕まっていただろう。少なくとも良い方向には進んでなかったと思う」
「でも、椛にあえたから、こうして助かった。更には重石を外すこともできた。全部椛がいたから出来たんだ」
深々と頭を下げ
「だから、本当に有難う椛。それと、ずうずうしいんだが少しの間一緒に住まわせてくれないか?椛意外に頼れる相手がいないんだ」
「椛が必要なんだ」
ガタッと立ち上がる音がする。
さすがに怒ったかなと思いおそるおそる顔を上げる。
見上げると顔を真っ赤にした椛がいた。
「そ、そう思うのなら早く怪我を治してください」
そう言って急いで部屋から出て行った。
「……あれはどっちの意味で取ればいいんだ?」
・
「はぁはぁ……」
危なかった……あのままだと襲ってしまうところだった。
「椛が必要……ふ、フフフ」
「私も軽が必要なんだよ……だから……」
「早く、はやく、ハヤク」
「私を孕ませて……ネ?」
犬走椛は風呂場へと向かうのだった。
・
久しぶりに風呂に入った逃特軽は風呂場にあったネチョリとした液に最後まで気づくことは無かった。
御読みいただき有難うございます!!
今回は少し(?)分かり辛かったと思います。
要約すると
軽くん 椛が(霊夢から逃れるために)必要と言った。つもり。
椛 (結婚的な意味で)お前が必要と言われたと勘違い。いつでもウェルカム!!
……分かるわけねぇ!!
精進します……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、お待ちしております。
ではこれからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
をよろしくお願いします。
それでも続けるのが ちゃるもん クオリティ!!
ではまた次回~