あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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皆様有難うございます!!

では、どうぞ!!


平和な日々は崩れ去る

「――――ッ!!」

 

全身を鋭い痛みが駆け抜ける。

ほどなくして痛みがなくなりその間に息を整える。

 

「ハァハァ……クソッ!!」

「まだ、終ってませんよ?」

「ま、まって――――ァァッ!!」

 

椛の声と共に先程と同じ痛みが襲い掛かってきた。

そしてまた痛みが治まり、つかの間の休息。

 

なんでこんな事に……そう小さく呟いた。

そして、椛から目を逸らす事の出来ない現実を突きつけられた。

 

「筋肉痛になるからです」

「むしろ、あれで筋肉痛になるないって方が難しいと思うんだが?」

「そこは頑張ってとしか」

「そうだよなぁ……イタタタ!!!」

 

平和な絶叫と共に、また平和な一日が終わりを告げるのだった。

 

 

 

 

椛に助けられすでに一週間が経とうとしていた。

外は太陽が沈み真っ暗だ。

 

椛と俺は机を挟み晩御飯を食べている。

椛は今日の仕事中に文様がちょっかいをかけてきたと愚痴を零している。

さっきから一向に喋らずにいる俺のことを不思議に思ったのか声を掛けてきた。

 

「軽、どうかしましたか?もしかして、ご飯美味しくなかったですか……?」

 

心配そうな表情を浮かべ、俺のことを真っ直ぐと見ている椛を見てこの一週間のことを思い出す。

 

椛とにとりの他にも友人と呼べる存在が出来た。

椛の上司に当たる射命丸文と言う鴉天狗だ。彼女のおかげで霊力も少しだが操ることが出来るようになった。

もしかしたら俺には能力が有るかもしれないことが分かった。

どれもこれも、椛がいなければどれ一つとして叶うことが無かっただろう。

 

だからこそ、もう迷惑を掛けたくないのだ。

だから、俺は深々と頭を下げた。

 

「椛、今まで世話になった」

 

 カラン と音がする。椛が箸を落とした音だ。

 

「さすがにこれ以上椛に迷惑を……って椛?聞いてるのか?」

 

「……ドウシテ……ドウシテ……」

 

「椛?」

 

なにかブツブツと呟いている椛に近寄る。

 

「ドウシテ!!」

「うわ!」

 

 ドンッ!!と椛に押し倒された。

 

「イテテッ……椛、急にどうし―――!!」

 

た、とは続かなかった。なぜなら

 

「お前……泣いてるのか?」

 

椛の瞳から止めどめなく涙が溢れていたからだ。

 

「どうして……私、軽に嫌われようなことしましたか……?嫌です……私は軽と一緒に居たいんです!!」

 

「離れたくない……はなれたくないハナレタクナイ……」

 

だんだんと椛の目から生気が失われていく。

 

「そうデスよ……既成事実を作ってシマえばいいんダ……」

「椛……一体なにを―――ンッ!!」

 

唇が重なる。

 

「んっ……れろ……」

 

椛の舌が俺の舌を絡めとる。

 

「!!??」

 

 ドンッ!! いきなりの事に驚き椛を突き飛ばしてしまう。

椛を俺の体の上から押しのけ、俺は距離を取るように後ずさった。

 

「どうして?ねえ、ドウシテなの?私はこんなに軽の事を愛してるのにッ!!私は貴方がいないとモウ……」

 

椛はおもむろに履いていたズボンを下ろした。

股の間からネチョリとした液が滴っている。

 

「ホラ……こんなことにナチャッテル……」

 

椛からしたら俺を誘っているのだろうが生気のない目がより一層俺を恐怖させた。

 

「う、うわぁああああ!!!」

 

俺はその場から逃げ出した。

靴も履かずに外に出て森の中を駆け抜ける。

 

俺には逃げることしか出来なかった……

 

こうして、平和だった日々は終わりをむかえたのだった―――

 

 

 

 

逃特軽が逃げ出したあと犬走椛は

 

「嫌われ……タ?いや……いやぁあああ!!」

 

家の中で一人

 

「軽はワタシが必要……」

 

「そウヨ……ハズカシがっているダけ……」

 

狂っていった。

 

「軽。ワタシがムカえにいくカラ」

 

大好きな彼を

 

『マッてて……ネ?』

 

愛したいが為に……

 




御読みいただき有難うございます!!

椛ちゃんが狂いました。
依存系を目指して書いたのですが、いかがでしょうか?

次はどっちに行かせようかな……上か下か……

それと、バットエンドやハッピーエンドなどの別ルートって書いたほうがいいんですかね?

誤字脱字報告、感想、アドバイスなどがあれば、よろしくお願いします。

これからも

『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』

をよろしくお願いします!!
あ!止めて石を投げないで!!

ではまた次回~

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