あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
誰を出そうかな~
どうぞ!!
ガララッ
扉を開け中へと入っていく。
だが、そこに有るべきものはなかった。
・
『まったく……言ったじゃないですか。ほら、大人しくしてください』
そう言って俺に包帯を巻いていく。
どうやら包帯を巻いている途中だったようだ。
包帯を巻いてくれている彼女はチャイナ服のような服を着ている。
「誰か知らないけどありがとう」
『どういたしまして。私は紅美鈴と申します』
そういって微笑んだ。
紅さんが包帯を巻いてくれている間に自分の置かれている状況を確認する。
まず、俺は彼女紅美鈴に助けられこの場所に連れてこられてきた。
と考えるのが妥当か。
次に室内。
室内は床も壁も天井も全てが赤く色塗られ、椛の和風の部屋とは真逆に洋風の部屋だ。
そして、今気づいたが俺が寝かされているのはベット。しかも、天蓋付だ。
そして、窓から見える外の景色。
最初に映りこんできたのは大きな湖。
湖はきらきらと太陽の光を反射させ、とても美しく輝いている。
もう少し手前に視線を移すと室内の色と同じ城壁のような物が見える。
この事から、この建物が相当な大きさを誇っている建物と言うことが分かる。
そして、城壁の更に内側には大きな庭。
噴水なんかも有るがそれよりも目を惹かれるのが花壇だ。
ここからでも分かるほどに良く手入れされている。
そんな景色に見とれていると紅さんから声を掛けられた。
「終りましたよ」
自分の体を確認する。
右足以外はグルグル巻き。本当にそんな感じだ。
むしろここまでなってどうして生きているのかが分からない。
「にしても、一体なにがあったんですか?右腕、左腕、左足の骨を骨折。あばら骨三本に加え、殺傷痕、頭部を含め打撲痕が多数。極め付けには右脇腹に刺さった枝」
……骨折と傷跡は分かる。ただ右脇腹に刺さった枝は気が付かなかった。いつの間に刺さったのだろう。てか、良く生きてたな俺。
「そういえば……ここって何処なんですか?」
「紅魔館ですよ」
紅魔館……文の奴がなにか言ってたような……だめだ……思い出せない。
「紅魔館?」
「あれ?知らないんですか?」
「すいません……」
疑問を疑問で返されるほどに有名な場所なようだ。
「あ!もしかして外来人の方ですか?」
外来人?文字的には外から来た人の事を指すのだろう。
それなら俺も外来人に部類されるのだろう。
「多分……そうだと思います」
「そうだったのですか……元の世界に帰りたいですか?」
その言葉は俺に衝撃を与えた。
体の痛みも忘れ紅さんに詰め寄る。
「どうすれば帰れるんだ?!」
「え?」
紅さんは目をパチクリさせ驚いている。
「す、すいません……」
「い、いえ。兎に角元の世界に帰りたいで良いんですね?」
「ああ!」
「元の世界に返してくれる人が丁度良く来ていられるんですよ。名前、知ってますかね?」
なぜだろう。
体が強張っている。
今から聞くのは俺を助けてくれる人の名前だ。
それなのに……からだが、強張る。
紅さんの口が開く。
その口から発せられた名前は―――
『博麗』
もう、分かってしまった。
分かるなと言うほうが無理な話だ。
『霊夢さんですよ』
ああ……俺はもう元の世界には帰ることが出来ないようだ…………
御読みいただき有難うございます!!
レミリア辺りが出てくると思った貴方……残念ずっと美鈴サイドだ……
次回は少しぐらい出るかも……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
をよろしくお願いします。
あ!そんな冷めた目で見ないで!!
ではまた次回~