あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
早めの投稿です!!
では、どうぞ!!
そんなこんなで夜になりました。外の満月が綺麗です。
にしてもたった一日で色々あったものだ。
魔理沙のこと、紅さんのこと、十六夜さんのこと、レミリア様のこと。
そんな思いに耽っていると部屋に入る直前で立ち止まっている人影。十六夜さんだ。
「……この扉どうしましょうか……」
「どうしましょうかと言われましても……」
直して欲しいところだが、居候としてこの館に住まわして貰っているので何も言えない。
「美鈴に頼んで直させましょう。軽様、夜食を持ってきましたよ」
「あの、様付けはちょっと……」
「なら、軽君、なんてどうですか?」
「それなら……」
正直それも恥ずかしいのだが、様付けよりはマシか。
十六夜さんが椅子に座り、料理を箸で掴み……
今回は負けない!!
「あーん」
「一人でた「あーん」ひと「あーん」いや、話を「あーん」……あーん」
負けました。もう勝てる気がしない……いや、勝ち負けなんてないけどさ……
「はい、どうぞ。美味しいですか?」
口に入っているため声を出せないから、コクコクと頷く。
晩御飯も無事食べ終わり、十六夜さんが出て行く……事はなかった。
「どうかしたんですか?」
「いえ、お風呂に入りたくないですか?」
いきなりどうしたのだろうか?
まあ、入りたくないと言えば嘘になる。でも、さすがにこの格好じゃ入るのは無理だろう。
「確かに、その格好では無理ですね。なら、体を拭きましょう」
そう言う十六夜さんの手には濡れたタオルがあった。
本当にどこから出したのだろうか?
「でも、迷惑じゃあ……」
「なら、メイド長から居候に命令です。体を拭かせなさい」
十六夜さんは黒い笑顔でそう言った。
なんか、よく分からない脅し文句だが俺の為にやってくれると言っているのだ。無碍にする方が失礼と言う物だろう。
「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
十六夜さんは慣れた手つきで包帯を外し、タオルで汚れを落としていった。
吸血鬼の住む館に住んでいるからか背中の傷に関してはなにも聞いてこなかった。
不意に背中にツーと這う物が。
「ひゃわ!!」
「ふふふ、敏感なんですね」
どうやら十六夜さんが指で―――
「ひぅん!!十六夜さんいい加減に……ひゃ!!」
「ふふふフフ」
十六夜さんは楽しそうに笑いながら一向にやめる気配がなく、それから十分程弄ばれた……疲れた……
今は、きちんと包帯を巻きなおしてくれている。
「はぁはぁはぁ……十六夜さん……さすがに……疲れました」
「終りましたよ。では、私は仕事に戻らせていただきますね」
疲れた……今日はもう寝よう。
・
ああ、彼が嫌がる顔を見るだけで体中をゾクゾクした物が駆け巡る。
昼間ではあーんだけでどうにかなっていたのに、それだけではもう耐えられなくなってしまった。
ああ、もっと彼の困った顔が見たい。
ああ、もっと彼の可愛い顔が見たい。
ああ、もっと彼の―――
―――苦痛に歪んだ顔が見たい……
十六夜咲夜はいつもと変わらず淡々としかし、いつも以上の速さで仕事を終わらせるのだった。
「すぐにおわラせルカラね?」
御読みいただき有難うございます!!
十六夜咲夜はスキル『喘ぎ声を出させる』を覚えた!!
割と可愛い声を出す軽くんでした。
それと、現在番外編(紫)を書いています。ハッピーエンドになる予定です。
そのため、ヤンデレ成分が少なくなると思います。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
「もう、全てが遅いんだ……」
ではまた次回~