あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
俺が泣き止み、さっきの『ありがとう、ごめんなさい』の意味、助けてくれて有難う、逃げるような真似してごめんなさい。と言う意味だと言うと、
『私のほうこそ、怖がらせるような真似してごめんなさい』と言って優しく頭を撫でてくれた。
そして、レミリア様が頭を撫でるのを止め口を開いた。
「ねえ軽、咲夜に会ってあげてくれないかしら?あの子も今回の事は反省しているようだし、私も一緒にいるわ。だから……」
正直、会いたくない。
でも、レミリア様が一緒にいてくれるらしいし……少しぐらいなら……
「分かり……ました……」
そう言うと、レミリア様は優しく微笑んで
「ありがとう」
と言った。
レミリア様はテーブルの上に置いてある鈴をチリリーンと鳴らした。
それから五秒ほど経った今ドアからコンコンとノックの音が響いた。
「入りなさい」
ドアを開き入ってきたのは十六夜さん。
体が小刻みに震えるのが分かる。
あの時の痛みがじわじわとぶり返してきた。
十六夜さんが一歩、また一歩と近づいてきて……深々と頭を下げた。
「ごめんなさい!!」
それは、いつも敬語で話している彼女からは考えられない言葉だった。
「気の迷いだったとはいえ軽君にあんな事を……本当にごめんなさい!!」
十六夜さんは一向に顔を上げる気配がなく、それだけ、考えてくれたのだろう。
震える口を何とか動かし、返事を返す。
「か、顔をあげて、ください。俺は……ゆ、許しますから……」
とっさに言葉が出てこなく上から目線のようになってしまった。
十六夜さんは顔を上げ、それは涙でグチャグチャとなった顔だった。
「……よかった……です……ッ!……許してくれないと……思ってたから……」
十六夜さんの目からは涙は止まる事はなく滝のように流れている。
そして、十六夜さんは勢い良く飛び込んできた。
結果として俺が胸に埋まる形となったが……今だけは……
だから見えなかった……聞こえなかった……
十六夜咲夜が狂った笑みを浮かべていた事に……
レミリア・スカーレットが小さく『ケイカクドオリ……』と言っていたことに……
・
十六夜さんが抱きつくのを止めレミリア様と一緒に部屋から出て行った。
静かな一人の時間。
部屋の中を月明かりが照らしている。
そんな静かな時間……
考えているのは十六夜さんのこと。
正直、今でも怖い。
次ぎ会うとき、立っていられる自信もないほどには。
でも、十六夜さんは近づいてきてくれる。レミリア様は後押しをしてくれた。
なら、俺も自分から歩み寄っていこうと思う。
俺は……十六夜さんに、レミリア様に、紅さんに、皆がいる紅魔館に、
―――でも、思わないじゃないか―――
―――ここまで、信用してたのに―――
――――――……なんて―――
御読みいただき有難うございます!!
と言うわけでイヤシが出てきました。
誰が想像しただろうか!!咲夜さんまでイヤシの中に入っているなんて!!
ちゃるもんも驚きました(←オイ!)
次回、未定……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった』
を、よろしくお願いします。
と言ったところ……
ではまた次回~