あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
目の前には大きな扉。
その扉を開き中へと入る。
「スゲェ……」
右、左、上と見渡す限りの
本 本 本!
学校の図書室を圧倒的に上回る本棚。正面と頭上を除けば先が見えないほどに長い。
本棚も俺の数十倍の大きさだ。
少し読んでみたいところだが、その気持ちをグッと押さえ先へと進む。
進んだ先には長い紫色の髪の少女が分厚い本を読んでいた。
紫色の髪の少女が俺に気づいたのか、本から顔を上げ俺を見た。
「……だれ?」
「あ、俺は逃特軽と言います」
「そう……貴方がレミィや咲夜の言っていた男ね。で、何か用?」
「その、本を読ませて欲しいと思って……」
「勝手に持ち出さないなら良いわよ」
「ありがとうございます!!」
お辞儀をして目的の本を探す事にした。
探す事にしたの……だが……
「どこから手をつければいいかわかんねぇ……」
棚と棚の間を行ったり来たりしている俺に声が掛けられた。
『お兄さん、なにしてるの?』
「ん?」
振り返る。そこにいたのは金色の髪の毛の少女。背中には枝のような羽に宝石のようなものがぶら下がってる。
「えっと、きみは?」
「わたし?わたしはフラン、フランドール・スカーレットだよ」
フランドールはにぱっと笑った。
「それで、お兄さんはだれなの?」
「軽だ。逃特軽」
「ふーん……おもしろいね……私の能力でも壊すのが
「?」
一体何のことだろうか?
はて?と考えているとフランドールに手を引かれた。
「うわ!ちょ、どこに行くの?」
「フランのお部屋!」
「ちょ!ちょっと待って!」
声を掛けフランドールを静止させる。
振り返ったフランドールは悲しそうな声を上げた。
「フランのお部屋に行くの、いや、なの?」
「そう言うわけじゃないんだけどさ、お兄さんは少し調べ物があるんだ。ごめんね」
「そっか、じゃあフランも一緒に探し物する!」
「……じゃあ、お願いしようかな?」
フランドールは満面の笑みを見せてくれた。
・
フランドールの手伝いもあり、目的の本を見つけることが出来た。
俺が探していたのは『霊力』に関する本で、せっかく射命丸さんに霊力の基礎を教えてもらったのにまったく練習をしていなかったからだ。
そう言えば、射命丸さん達は元気にしているだろうか……正直、椛に関してはもう少しどうにかなったと思う……もう遅いけど……な……
そんな事を考えながら霊力の使い方を練習していく。
元々、射命丸さんに教えてもらっていたのと、フランドールの助言のおかげもあり体を霊力で覆うぐらいの事は出来た。
「お兄さんは多分だけどこっち、強化型の方が合ってると思うよ。美鈴がもっと詳しいと思う。体を覆うことが出来れば後は才能と努力だね!」
そう言って、笑顔を向けるフランドール。
「ありがとう。フランドールがいなかったらこんなに上手くはいかなったと思う」
「えへへ~どういたしまして~」
―――俺の幸せな時間は続く―――
―――永遠には続かない幸せは、本当に幸せと呼べるのだろうか―――
―――それとも―――
―――その、序章が始まる―――
紅い巫女が、再び紅魔館へと飛び立った。
御読みいただき有難うございます!
パチュリー、フランドール登場。君の一票が彼女達の運命を決める!! カモ(ボソ
そして、紅い悪魔が動き出しましたね……軽くんの運命やいかに!
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします!!
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
哀れみの目で
では、また次回~