あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
現在、フランの番外編 『愛しています』投稿させていただきました。
そちらも読んで頂ければ幸いです。
では、どうぞ!!
「んーー!!」
大きく伸びをする。
「今日も良い天気だな」
そう呟き、着替え始める。
朝食も食べ終わり部屋を移動する。
そこで私はありえない光景と出会うことになった。
「…………は?」
部屋の一角を赤黒い液体が埋め尽くし、その赤黒い液体の中に一人の男性が倒れている。
体が硬直し、何が起こっているのかが分からなかった。
数秒の硬直……そして、ようやく赤黒い液体の正体が分かった。
血だ。
そう理解した頃にやっと体が動くようになった。
「お、おい!!大丈夫か!?」
血の中を進み、男性へと近づく。
男性の体はボロボロで息をしているのが不思議なぐらいだ。
急いで応急手当をし、出血を止める。
男性の体を背負い私は寺子屋を飛び出した。
・
気が付けば知らない天井……
ここは、何処なのだろうか……
動くのは……左手と左足か……
左手で体を支え左足で立とうとするが、体勢を崩し壁に激突してしまう。
「あぎゃ!!」
痛みを我慢し、壁を伝い窓を目指す。
どうせ裏切られるのなら、誰にも近付かなければいいんだ……そうすれば……
あと少しで窓に手が届く。
窓に手が届く。鍵を外し、窓を開く。
窓の冊子によじ登り外に転がり落ちる。
「ぐぎゃ!!」
歯を食いしばり、這いずりながらその場を離れる。
四十分近くの時間を使い、ようやく近くの草むらの手前まで着いた。
『やはり逃げ出していたか……その根性は褒めてやるが怪我人なんだ。無理をするのはよくないぞ』
そして、体を抱き上げられる。
この人は俺を助けてくれようとしてくれているのだろうか?
そうだとしても……俺には到底信じることは出来なかった……
否、信じたくなかった……
裏切られるのが……怖かったから……
・
「まったく……」
半場呆れながらも、彼の意識を取り戻した事に安堵する。
あの後永遠亭の八意医師に彼を診せた。
八意医師があそこまで厳しい顔をしたのは始めてみた。
それだけ酷い状況だったのだ。素人目から見ても分かるほどに。
意外なことに治療はスグに終った。
外傷ほど酷いものだが、おかしな事に内臓へのダメージが殆ど無かったらしい。
そして外傷の中でも一番目立っていた箇所。
右腕だ。手首と腕の骨が綺麗に折れている。こちらは綺麗に折れていたので引っ付くのは時間の問題……それが手首だけの問題だったのならば、だが……
手首から関節にかけて骨が砕けていた。これでは引っ付くことはない。
そして、八意医師が出した方法が、妖怪用の試験管。
その部分の骨の成分であるカルシウムをかき集め、無理やり再生させる。
結果としては、成功だった……だが、あんな残酷な光景は二度と見たくないと思った……
今まで、色んな体験をしてきたがその中でもずば抜けて気持ち悪く、残酷な光景だった……
血については増血剤でどうになるとは言っていたもののいつ目を覚ますかは分からない事。
そして、三日後の夕方頃。つまり今日の夕方。
彼を寝かしている部屋を覗くと姿が無かった。
布団の中はもぬけの殻。
開け放たれた窓。
地面を這いながら移動する彼の姿。
そして、今に至る。
これが、私
上白沢慧音と逃特軽の出会いだった。
御読みいただき有難うございました!
はい、今回のフィールドは人里となります。
そして、最初に出て来たのはけーね先生ですね。
ちなみにですが……珍しいことにけーね先生の路線は(予定ですが)決まっております!!お楽しみに!!
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
イエス!ロリータ!ノウ!タッチ!!それに俺のロリコンは二次元限定だ!!
では、また次回~