あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
「私は日頃必要最低限の食事しかしなくてな、料理なんて殆どしないのだが……まあ、不細工だが握り飯だ。腹が空いたら食べてくれ」
一切の手をつけられていない握り飯があった。
「さすがに握り飯だけでは味気が無かったな。貰い物だが筍の煮つけを貰った。一緒に置いておくからな?」
一切手をつけられていないご飯と煮付けがあった。
「今回は自分で作ってみたぞ。とは言ってもただの野菜炒めだがな」
冷め切ったご飯と野菜炒めがあった。
・
この家は学校のようで、朝から子供たちが楽しそうに学校に来る。昼の三時ごろになると笑顔でワイワイと学校から去っていく。
なんだか、無性に殺したくなった。
本来ならば俺も元の世界で朝友達と一緒に学校に行き、授業を受け、帰る。
大体なんで俺なんだ…………やめよう……考えたって無駄だ。
不意に声が聞こえた。
『起きているか?ご飯を持って来たぞ。私は日頃必要最低限の食事しかしなくてな、料理なんて殆どしないのだが……まあ、不細工だが握り飯だ。腹が空いたら食べてくれ』
扉をそっと開き、楕円形のオニギリが出てきた。
次の日
逃げ出そうとしたところを捕まった。
さすがに、怪我をしたままで逃げようとしたのは無理があった。
『さすがに握り飯だけでは味気が無かったな。貰い物だが筍の煮つけを持って来た。一緒に置いておくからな?』
昨日と同じように扉が開き、茶碗に盛られたご飯と筍の煮付けが乗ったお盆が出て来た。
次の日
まだ、完治したわけではないが右足が動くようになった。
今から、慣らしていかなければ。
『今回は自分で作ってみたぞ。とは言ってもただの野菜炒めだがな』
扉が開く……
・
私は上機嫌に、人里に買い物をしに来ていた。
理由は単純、彼がほんの少しだが私の料理を食べてくれたのだ!
今日は一体なにを作ろうか?
・
無意識だった。
気が付けば出されていた料理を口に運んでいた。
一気に後ろに逃げる。
正直、マズイ。
味が無い。
火が通っていない。
数え挙げればキリが無い。
だが、俺の目からは涙が流れていた。
・
あれから、彼の食べる量は少しずつ増えていった。
完食までにはいたっていないがそれでも最初の頃に比べると見間違えるほどの変化だ。
最近は妹紅に料理を教えてもらっている。
さて、今日はなにを作ろうか。
私は台所に立ち、今日はどのくらい食べてくれるのだろう?全部食べてくれるだろうか?
そんな事を考えながら私は―――
ただまあ、脱走するのは止めて欲しいものだ……
―――外に見えた彼を捕まえに向かうのだった……
御読みいただき有難うございます。
実は料理が出来ないけーね先生であった。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします
ロリコンで何が悪い!!
では、また次回~