あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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投稿です!!

では、どうぞ!!


近付く絶望

犬走椛は消耗品を買うために人里へと向かっていた。

 

不意に鼻をくすぶる懐かしいにおい。

 

人里に近付いていくに連れてそのにおいは強くなっていく。

 

変な雌の臭いも引っ付いているようだが……これは彼のにおいだ。

 

愛しいいとしいイトオシイ

 

「軽のニオイだアぁ」

 

 

 

 

博麗霊夢は軽を取り戻すための算段を練るため人里の甘味屋へと来ていた。

 

口の中に餡蜜を運ぶ。餡蜜の甘さが疲れた脳を癒してくれる感じがする……感じがするだけだ。

美味しいから問題ない。

 

あの泥棒蝙蝠からどうやって軽を取り戻すか……

 

その時、家と家の間に入る人影が見えた。

 

ああ、やはり私と軽は……

 

「ミツケタ……」

 

 

 

 

十六夜咲夜は美鈴の情報を頼りに人里へと向かっていた。

 

軽くんがいなくなってからお嬢様の元気がなくなってしまった。

 

私としても軽くんには帰ってきて欲しいですし頑張りましょう。

 

人里から少し離れた場所から叫び声が聞こえた。

 

叫び声は私のアイスル彼、軽くんの声だった。

 

ああ、彼の声だ、私の大好きな声だ。

 

「イマイクカラネ?」

 

 

一人は嬉しそうに―――

 

一人は至極当然だというように―――

 

一人は快楽に顔を朱に染めながら―――

 

 

 

―――狂った笑顔を浮かべていた。

 

 

これは、逃特軽の少し先の未来である―――

 

 

 

 

目の前にウサ耳セーラーの少女。

 

意味が分からない。

 

「君の体調を確認しに来たそうだ」

 

俺のことを察してか上白沢さんが話してくれた。

 

「鈴仙・優曇華院・イナバです。今回はよろしくお願いしますね。気軽に鈴仙でも、ウドンゲでも呼びやすいように呼んでください」

「よろしくお願いします。鈴仙さん」

「……えっと、名前は?」

 

…………

……………

………………

 

「……えっと、そ、それじゃあ怪我の状況を見ていきますね」

 

鈴仙さんが慣れた手つきで包帯を外していく。

 

腕を持って痛いかどうか、動かしたら痛いのか。

足も同じようなことをされた。

 

後は、聴診器や血圧など割と普通な検査を受けた。

 

 

結果としては順調に治って行っているとの事。

もう少しして痛みを感じなくなったら包帯は外していいと言われた。

 

「それじゃあ、お大事に~」

 

そう言って鈴仙さんは帰っていった。

 

 

入れ替わるように妹紅さんが来た。

筍をおすそ分けに来たようだ。

 

上白沢さんと一緒に料理をしに部屋を出て行った。

 

料理が完成し上白沢さんと妹紅さんが料理を持って部屋へと入ってきた。

 

妹紅さんが料理を掴み俺の方に向けてきた。

 

「ほれ、口開けろ」

「自分で食べる」

 

そう言って妹紅の所にある使われていない箸を取る。

 

握る形がおかしいが食べられるんだ、問題ない。

 

俺はご飯を口の中に運んでいった。

 

 

 

 

なんなんだコイツは、昨日は泣いてたのに今日は拒否された。

 

コイツを見ているとまるで昔の自分を見ているようだ。

 

誰にも頼らず、誰も信じられず、どうせ裏切られると思っていたあの頃の自分。

 

私は慧音に助けられた。

今度は私の番だ、私がコイツを救うんだ。

 

私はそう誓いコイツの箸を奪い、口に咥えた。

 

あれ?そういえばもう使ってたような…………気のせいだよな!うん!!

 

ほうけているコイツの口にご飯を詰め込むのだった。

 

……今の私は顔が真っ赤になっていることだろう……

 

 

 

『…………』




御読みいただき有難うございます!!

ヤンデレ成分が少ないとの事でしたので少し出してみました。
……未来の話ですが……
ヤンデレはもう少し待って貰えれば……必ず!必ずやご覧に見せましょう!!

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

これからも

『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』

を、よろしくお願いします。
ここまでの会話……リアルでありました……周りの視線が痛かった……

では、また次回~
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