あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
俺は今、人里へと買出しに来ている。
つい数日前に完治したというのに人使いが荒いものだ。
「あとは……葱、玉葱、人参、トマト、鳥の胸肉……後二箇所で済むかな」
甘味屋の前を通り八百屋を目指す。
地図によると……
「八百屋はひとつ隣の通りか」
裏路地を抜け八百屋で買い物をする。すぐ近くに肉屋があったので鳥の胸肉も買っておいた。
後は帰るだけだ。
と、意気込んだのはいいものの……俺は動けずにいた。
寺子屋は人里の端の方にあるのだが、その道の途中、俺は出会ってしまった。
白い髪、真っ白な尻尾と耳。
目は赤く腫れ大粒の涙を流している。
「もみ……じ……?」
「!……はい!!」
椛が抱きついてきた。
俺の心情は嬉しそうな椛と違い複雑な物だった。
椛は俺の事を好いている、それなのに俺はそれを過剰に拒絶してしまった。
「軽さんのニオイ……」
だが、友人に会えたのは嬉しいものだ。
ただ、首筋をにおうのは止めていただきたい……
ゾクッ
背中をツーと汗が流れる。
アノ声が聞こえる……
『駄犬……ナニをシテイるのかしラ?』
椛が俺の体を離しあの女に対峙した。
「何か用ですか?霊夢さん?」
「私の軽に、ナニをしているのかを教えて欲しいのこの駄犬がッ!!」
「私がナニをしていようと私の勝手です」
「ええ、そうね。でも、軽は私の物よ。ネ?ケイ?」
歪んだ笑顔を俺に向けてくる。
あの暗い場所で起きた悪夢が頭の中を埋め尽くした。
以前はまだ、助けてくれる存在がいた。だが、今回は椛だけ。しかも椛が仲間とも限らない。
俺の心が壊れるのも時間の問題だった。
「アアァアァァァアア!!!イヤダイヤダイヤダァアア!!」
アタマガイタイ セナカガイタイ アシガイタイ イタイイタイイタイイタイィィィィ!!!
プツリッ
・
絶叫を聞こえた場所まで来た私を待っていたのは
涙を流し
鼻水を流し
涎を垂らし
泡を吐いて倒れている
軽くんの姿だった。
体が震える……
ああ、ああ!ああ!!やっぱりカワイイ!!
早く連れ帰って彼のこの姿をミツヅケテイタイ!!
でも、ソノマエニ……このジャマモノをハイジョしないト……
・
軽くんが泡を吹いて倒れてしまった。
やはり博麗霊夢は危険だ。
それに、紅魔館の召使いまでも来ている。
紅魔館の召使いが味方とも限らない……
私が軽くんを守らないと!!
アア、カレニたよられてイル!!
・
軽が泡を吹いて倒れてしまった。
私との再会が嬉しすぎたのだろう。
それと、この駄犬に酷い事をされたのだろう。
だから、外は危険だと言ったのだ。
私ほど、軽を大事に思っている存在なんていないというのに……
でも、もう大丈夫よ
ワタシガイマ、タスケテアゲルカラネ?
三人が激突しようとした瞬間、一筋の光が彼女達の間を過ぎ去った。
その光の先には三人の姿が
『何をしてるんだ?オイッ!!』
『なにをしてるんだぜ?なあ?』
『その人は私の患者なの。分かってくれるわよね?』
御読みいただき有難うございます!!
正直、前回盛りすぎました(^▽^;)
最後に現れた参人は一体?!
前回で30話突破してましたね。(番外編抜き)
それと、UA数が3万突破いたしました!!(実はまだ行っていないとは言えない!!でも、29,981だから別に良いよね!!うん大丈夫だ!!)
皆様いつもこんな作品を御読みいただき有難うございます!!これからも頑張っていきますので、
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします!!
さすがに感じませんでしたよ……暖かい目で見守られていたんですもの……
では、また次回~