あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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ありがとうございます!!

では、どうぞ!!


気持ち

部屋の隅、そこには膝を抱え震えているアイツの姿があった。

 

「そういえば、魔理沙はアイツの名前を知ってるんだな」

「ん?妹紅は知らないのかぜ?」

「なんか、教えてくれなかった」

 

今思うとどうして教えてもらえなかったのだろう。

 

魔理沙には教えているようだし……

 

「教えてもらう……」

 

チラッとアイツを見る。

 

相変わらず膝を抱え震えているアイツの姿。

 

「……のは無理そうだしなぁ」

「教えようかだぜ?」

「いや、いい。コイツにもなにか事情があったんだろ。コイツが教えてくれるのを待つよ」

 

それから、数分ぐらい経ったころに永琳が帰ってきた。

 

「どうかしら、彼の調子は」

「調子もなにも一向に変化が無いのぜ」

 

永琳はアイツへと近づき、優しい声色で話し掛けた。

 

「どう?少し落ち着いたかしら?」

 

アイツは一瞬ビクッとなるが、それ以上の反応を見せなかった。

 

「ご飯を持って来たのだけれど、食べられるかしら?」

「…………ご……はん……?」

 

アイツはご飯という単語に反応した。

 

「そう、ご飯。食べられる?」

「………ご……はん……」

 

 

「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ぜんぶたべるから、のこさずたべるから、いたくしないでくださいごめんなさいごめんなさい―――」

 

「軽!?」

「…………酷だけど今のところはこれで行くしかないわね」

「なんでわざと軽を追い詰めるような事しないといけないのかだぜ!?」

 

永琳は「場所を移すわよ」と言って私達を外へと連れだした。

 

日は沈み、月明かりが外の闇を照らしていた。

 

「彼、軽っていうのかしら?私達の中で軽君の事を詳しく知っている者はいるのかしら?」

 

魔理沙が黙り込む。

 

「いないでしょ?今、彼が一番反応すると思われる単語は、博麗霊夢、真っ白な狼の娘、メイド、十六夜咲夜だったかしら?そしてさっきのご飯。まず博麗は却下。次に狼さんとメイドだけど……これはなんとも言えないわね。後々反応を見ていきましょう。で、最後に残るのがご飯。私たちはね軽君の事をなにも知らないのよ。親しい者だったらもう少しどうにかできるのでしょうけどね」

 

確かに、私はアイツの事をまったく知らない。

 

寺子屋で何度か一緒に飯を食べたりはしたが、それだけだ。

 

その時、慧音が息を切らせて走ってきているのが見えた。

 

「妹紅!!彼が帰ってきていないんだ!!何か知らないか!?」

 

慧音は凄い形相で私の胸ぐらを掴み問い詰めてくる。

 

「慧音落ち着け!!アイツなら一応無事だ!!」

「一応?どういう事だ!!なにがあった!!」

「それも後で教えるから!!この手を離してくれ!!息苦しい!!」

「す、すまない……」

 

慧音が手を離す。

 

そういえば……慧音はアイツの事をどう思っているのだろうか……

 

「取り合えず中に入ろう。説明も中でするから」

 

慧音を家の中へと促す。

 

慧音はアイツの姿を確認した瞬間、目に涙を溜めアイツへと抱きついた。

 

「君……!!心配したんだぞ?」

 

私は、今のアイツだったら、慧音の事を拒絶すると思っていた。

 

だが、その予想は裏切られる形となる。

 

アイツは、慧音を拒絶することなく、受け入れていた。

 

私の中をもやもやとした物が覆い尽くした。

 

 

―――慧音は私達の希望となった―――

 

 

―――唯のすれ違いだった―――

 

 

―――だが、そのすれ違いが―――

 

 

―――軽に絶望を与えることなる―――

 

 

―――ほんの小さなすれ違いで―――

 

 

―――私が、お酒なんかを進めたが為に―――




御読みいただき有難うございます!!

いやぁ、無理やり感が酷いですね。
最初の方のまとめ方が思いつかなかったや……

前回のもみじが触れられなかったのがちょっと悲しかったり……

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

これからも

『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』

を、よろしくお願いします。
俺は罵られたいんだ!!

では、また次回~
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