あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
有りそうで無かったサブタイトル。
自分で決めてるのにね……気付かなかったよ……
では、どうぞ!!
『うッ……!!』
こんな状態なのは久しぶりに視た。
手で口を塞ぎ、戻ってきたものを押し戻す。
私が視たものはなにも無い世界で、死への恐怖と死への願望が垂れ流れてくる。
『
の、世界だった。
・
あの人間が家に来てまだ三日。
そりに反し逃げ出した回数は両手の指じゃあ足りなくなってしまった。
逃げ出す度に連れ戻す。それの繰り返し。
今では、私とパルスィでずっと監視する始末。
にしても、パルスィはこんな奴の何処が気に入ったのだろうか?
見た目は……多分普通。
背中の傷は酷いものだったが、強者なら背中に傷なんぞ付けない。
……分からん……
そんな物思いに耽っていると、パルスィが思いもよらない言葉を口にした。
「ねえ、勇儀。貴女確か地霊殿に顔利いたわよね?」
「まあ、利くけど。いきなりどうした?」
「なら、頼みが有るんだけど……地霊殿の主に彼の心を覗いて貰えるように頼んでくれないかしら」
地霊殿の主は覚妖怪。生物の心を読む事が出来る妖怪だ。
心が読める。すなわち、意図せずして相手の弱味に漬け込むことが出来る。それ故に意味嫌われ地底へとやって来た妖怪。
そして、地底でも嫌われている妖怪である。
「私は構わんが……良いのか?」
パルスィが言っているのは、人間の心を勝手に読んで手駒にでもしてください。と言っているようなもである。
まあ、この人間がそこまでの弱味を持っていたららの話だが。
「嫌われてもいい。この身を売り捌かれてもいい。彼を助けられるのなら」
まあ、折角助けたのに死なれても後味が悪いし。空回りしている友人のためにも動きますかね。
私は重たい腰を持ち上げ、地霊殿へと向かった。
・
『まったく、それでこの奥にいるのですか?そのようですね。では、行ってきますので』
そう言って、覚妖怪は部屋の奥へと入っていった。
・
まったく……なぜ私が……
部屋の奥へと進んでいく。そこには、虚ろな目で天井を見上げている人間がいた。
さっさと終わらせて帰りましょう。
胸元に有る三つ目の眼を人間へと向ける。
人間の記憶が私の脳へと入ってくる。
外界でに親しい者の死。
博麗神社での監禁。
妖怪の山での後ろめたさ。
紅魔館での裏切り。
寺子屋での失恋。
そして、合間合間に入ってくる痛みや感情。
そして、心の奥底には 『
頭の中には死から来る恐怖と死への願望がぐちゃぐちゃと混ざりあっている。
「うッ……!!」
口を塞ぎ喉の奥から戻ってくるものを押し戻す。
なんなんだ、この人間は……
そんな思考がグルグルと頭の中を支配する。
なんで、こんな状況で心が壊れていない。
九回 この人間が精神的に壊れそうになった回数。
六回 この人間が肉体的に壊れそうになった回数。
なんで、これで生きていられるのか……
なんで、これほどまでに生にすがり付くのか……
私には分からなかった……
私には―――
―――ワカラナイ―――
彼の事をもっと知りたい。
もっともっとモットモットモット――――
お読みいただき有難うございます!!
さとりん参戦!!
本当ね……よくここまで生き抜いてくれたよ……軽くん……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
は?なに言ってるんですか先輩?頭大丈夫ですか?
では、また次回~