あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
ちょっと説明回みたいになってます。
では、どうぞ!!
あの日以来、覚妖怪が出入りするようになった。
最初はあんなに嫌がっていたってのに、一体なにがあったのか……
「にしても、私の背中に乗っているやつはなにがしたいのかね?なあ、お嬢さんや?」
「んー?さあ?」
「さあ?って自分の事だろうに……お姉ちゃんの様子でも見に来たのか?」
「そうだよー最近お姉ちゃんが外に出るようになったから、なにが原因なのかなーって」
私の背中に乗っているのは、覚妖怪、古明地さとりの妹古明地こいしだ。
「でも、着いてきて失敗だったかなー」
「ん?そりゃまたなんで?」
「だって、お姉ちゃんがまた勘違いしてるみたいだからね」
勘違い?一体なにを勘違いしているのだろうか。
「鬼のお姉さんは私の能力の事知ってるよね?」
「あー無意識を操るんだったか?」
「そ。無意識を操る程度の能力」
無意識を操る程度の能力。その名の通り、無意識を操る事が出来る力だ。
確か、心を閉じたが故に発生した能力で、自身も無意識に行動しているんだったか。
「それがどうかしたのか?」
「なら、無意識ってなんだと思う?」
無意識が何か?考えるのはあんまり得意じゃないんだが……
要は意識をせずいつの間にか体が動いていた……?
こんな所か?
そう、古明地こいしに言った。
「半分正解……かな」
「半分か……」
「無意識ってのはね、意識しているのと同じなの」
意識している状態と同じ?
「そ。例えば、水を飲みたいから、水を飲む。これは意識して水を飲んでるよね?」
「ああ」
「でも、お姉さんが言ってるのは、いつの間にか水を飲んでいた。これって何かの意味があるのかな?」
「意味が無いから無意識なんじゃないのか?」
「ううん。無意識ってのは、水を飲みたい。いつの間にか水を飲んでいた。~をしたい。いつの間にかそうなっていた。これが本当の無意識。私が実際経験してるから本当だよ?」
まあ、無意識を操る程度の能力を持っているやつがそう言うならそうなんだろうが……
「その話と、お前のお姉ちゃんと勘違いになんの関係が?」
「お姉ちゃんは今、どうしてこんなに強くあれるのか、どうして生きようとするのか。そんな事を考えてるんじゃないかな?でも、世界から目をそらしたものは強い訳じゃない、生きようとしている訳じゃない。ただ、怯えて、恐れて、逃げ続けてるだけなんだよ」
古明地こいしは悲しそうな声で呟いた。
「お姉ちゃんはね、私が心を閉ざしたとき、私から離れていった。自分に負い目を感じてたんだろうけど……ね。だから、私は一人になった。独りに……そして、今お姉ちゃんがしようとしてるのはその逆」
逆……
「私は、お姉ちゃんが私のようになってほしくない。だから、力を貸して……間に合わなくなる前に……お姉ちゃんも、お兄さんも壊れてしまう前に……お願い……」
私は涙声になって、私の肩に顔を埋めている古明地こいしの頭を撫でた。
そして、こう言った。
「まかせな」
と。
―――そして、逃特軽は壊れることなく元に戻る事となる―――
―――古明地さとりも壊れることはなかった―――
―――でも、それはもう少し先のお話―――
―――だが、その時には全てが遅すぎた―――
お読みいただき有難うございます!!
本編での無意識への考えは作者が勝手に作ったものですので、気にしないでくださいm(__)m
個人的に勇儀とこいしを絡ませたかった後悔も反省もしていない!!
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
相変わらずだなお前!?もう少し先輩として扱ってはくれんのか!?
では、また次回~