あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
くそっくそっクソッ!!
何度も何度も空に向かってその剣を振るう。
だが、全て見えない壁に阻まれてしまった。
この先なのに!なんでなんで邪魔するの!!?
それでもなお、彼女は剣を振るう。
愛しいあの人に会うために。
愛しいあの人に謝るために。
守れなくて、ごめんなさい……
その、心を伝えたいがために。
・
「体の調子はどうだい?」
勇儀がそう聞いてきた。
手をグーパーしながら確認する。
うん。大丈夫そうだ。
「全然大丈夫!!」
「そりゃ良かった。でだ、私も付いていくから外に出てみないかい?ずっと部屋んなかに籠ってても詰まらないだろう?」
確かに、話相手も勇儀かパルスィさんかお空、後、この前来てくれた古明地さとりさんとこいしちゃん。
部屋に籠っていてここまで友人が増えれば上出来なのだろうが、それでも暇なものは暇なのである。
「良いのか?」
「そんな遠慮しなさんな。アタシも暇なんだよ」
「それじゃあ、お願いしようかな」
身支度をませる。まあ、持っていく物自体がないのだが……
「なら、軽の日用品でも買いにいくとするか。金は出しといてやるよ」
「さ、さすがにそれは……」
「いいっていいって。むしろ無駄に余っちまってるだ。こう言うところで使わないと貯まっていく一方なんだ」
まあ、あの豪邸に住んでいるんだ。相当なお金持ちなのだろう。
にしても、あんな豪邸を見たのは初めてだ。アニメなんかに出てきそうだな……
「それと……一銭も持っていないような奴がどうやって商品を得るのか……私は気になるねぇ」
ニヤニヤと擬音が付いてきそうな顔で俺の顔を覗く。
「分かった。大人しく奢られます」
両手を上げ降参のポーズをとる。
……本来ならば奢る側がするのだろうが金持ち相手だと逆になるようだ。
・
勇儀と一緒に買い物をしているとパルスィさんに出会った。
そう言えば買い出しに出てたんだっけ。
パルスィさんがこちらに気付いたようだ。
「勇儀と軽じゃない。体は大丈夫なの?」
「はい。この通り。ここまで早く直ったのもパルスィさんのお陰です」
「そう面と向かれてお礼されると恥ずかしいわね」
「私も頑張ったんだがな~」
「はいはい。勇儀もありがとねー」
背伸びして勇儀の頭を撫でる。
「背伸びしなきゃいけないんなら止めなさいよ……」
「うん。さっきのは無理があった」
「にしても、頭を撫でられるなんて何百年ぶりかねぇ。いやぁ懐かしい」
そのあと、着せ替え人形とされたが、まあ楽しかった。
それと余談だが。次の日勇儀とは別の鬼に兄貴と呼ばれた。なんで?
・
一人頑張る彼女の肩に手がおかれる。
ねえ、犬のお姉さん。一人でやるより二人、三人でやる方が効率良いと思わない?
そこには―――
―――悪魔がいた―――
お読みいただき有難うございます!!
地底では幸せが動き
地上では思惑が動く
この先に待つものは……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
そうか。だったら良い精神科を紹介しよう。安心しろ俺は付いていかないから。
では、また次回~