あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
今回はフラドール vs レミリア 戦です
いやぁ……戦闘シーンってなんであんなに難しいんでしょうかね?(遠い目)
では、どうぞ!!
私の世界には『色』がなかった。
やっと外に出られても『色』が私の目に写る事はなかった。
そんな世界に、色がない男が現れた。
最初はウンザリだった。でも、その男は他のモノとは明らかに違う点があった。
だから話しかけた。でも、感じられるのはちっぽけな力だけ。
どうせ怖がって逃げられる。そう思って話かけた。
『わざと気持ち悪がれるような言動で』
でも、彼は……
『……じゃあ、お願いしようかな?』
と、ぎこちなく温かい笑みで私にそう言った。
その時からだったか、私の目に―――
―――『色』が写り始めたのは―――
・
「ぐぅうううッ!!」
脇腹に刺さっている姉の腕を掴み全力で握り潰す。
「ガ!!アアア!!!」
だが、握り潰しきる事は出来ず体ごと回転し、振りほどかれた。
「カゴメカゴメ!!」
「チッ!!」
逃げた場所を取り囲む形で弾幕を展開する。
勿論、当たれば唯ではすまない。
だが、やはり強い。
姉は、グングニールを取りだし弾幕を受け流しながら、強引に突破してきた。
「クッ!!」
咄嗟の事になんとか反応し、妖力で強化した爪で防ぐ。
だが、それだけで止められるハズもなく、爪は砕け、私は何十メートルと吹き飛ばされた。
空中で体を一回転させ地面へと着地し―――
「!!?ガハッ!!?!!」
―――た、と同時に腹に鈍い痛みが襲い掛かった。
だが、今回は吹き飛ぶ事はなく足を掴まれそのまま地面に叩き付けられた。
叩き付けられた衝撃で地面にクレーターが出来上がる。
痛む体に鞭を打ち、掴んでいる手に足を絡ませもう片方の足で顔面を蹴りつけた。
流石にこの状況からの反撃は予想していなかったのか、ガードされる事もなく私の足はクリーンヒットした。
横に吹き飛んだ姉を空中に蹴りあげ、自分も一緒に飛び上がり踵落としで地面へと叩き付けた。
ドガァアアアンッ!!!
辺りを音が支配する。
砂煙が視界を邪魔する。
「こほっ、―――ッ!!」
砂煙が口に入り小さく噎せた瞬間、私の顔は小さな手に握られていた。
そして、何度も、何度も地面へと叩きつけられる。
何度、叩き付けられただろうか……もう、意識もハッキリとはしない……
ああ、やっぱりお姉様は……強いや……
だからって、私も負けるつもりはないんだよ!!
ギリッ
口を噛みしめ立ち上がる。ボヤけた視界に驚いた顔をしているお姉様の顔が写る。
妖力を右の拳に集中する。
―――どうして、私はお姉様と戦っているのだろうか……
―――ああ、そうか……私が臆病者だからか……
―――あの時、私が軽とお姉様逹を繋ぐ『色』になれたら、なっていたら……
―――あの幸せな時間が続いてたんだ……
暖かいものと共に、その拳がレミリアの胸へと、強く、深く
・
ああ、私は何て事をしてしまったのだろうか……
大切な妹に殺されかけるまでわからないなんて……姉失格だな……
今までフランを護る為に色んな努力をしてきた。
近接戦闘だって頭を下げてまで美鈴に教えてもらった。
魔法を少しでも使えるようになりたいと親友に頭を下げた。
どれもこれも、たった一人の妹のために。
もう、フランを悲しませない……独りにしないと誓ったのに……
腹に穴が空いたまま、フランの元へと急ぐ。
そこには、地に倒れ気を失いながらも涙を流す彼女の姿があった。
「ごめんなさい。そして、ありがとうフラン。お陰で目が覚めたわ」
「もう、貴女を悲しませない」
「あ!でも、軽は逃さないわよ?ドストレートに私の想いを伝えて虜にしてあげるんだから」
『そしたら、皆でご飯を食べましょうか』
・
フランドール・スカーレット 敗北
レミリア・スカーレット 戦意喪失
お読みいただき有難うございます!!
後悔もしてないし、反省もしていない!!姉妹とは兄弟とは仲良くなければならないのだ!!
と言うわけで、レミリア改心です。
良かったね……フランちゃん……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
ミリオンアーサーのガチャを三回→全部☆4のダブり……
次回はドンちゃん vs 壱さん です。
では、また次回~