あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
では、どうぞ!!
あれから、約二ヶ月。
大体、三日置きに逃特軽の友人を名乗る者達が訪ねてきた。
どんな生活を過ごしてくればあんな関係を築けるのか……
天狗、鬼、吸血鬼……他にも覚妖怪。
全部が全部、幻想郷で名を馳せた実力者だ。
だが、彼女達を見ていると、哀れみを覚えた。
彼女達は喜々として逃特軽に話掛けるが、逃特軽は『はい』や、長くても『そうですね』ぐらいしか喋らない。
それでも、なお彼女達は話掛ける。
哀れみなどの感情を抱くな、と言う方が無理な話である。
・
逃特軽は何故か幽霊たちに好かれている。
私か幽々子様が一緒にいない時、必ずと言っていいほど幽霊が一緒にいるのだ。
もしかしたら、幽々子様も……いや、そんな筈がない……そんな筈はないのだ……
・
最近幽々子様の笑顔が嫌いだ。
いや、幽々子様が逃特軽に向ける笑顔が嫌いだ。
幽々子様が何を考えているのか、私には分からない。
でも、少なからず逃特軽に好意を向けているのは確かだろう。
・
今日は桜の下でご飯を食べたい。と、幽々子様がおっしゃった。
私は乗る気ではなかった。
仕事の量が増える。
準備から後片付けまで……今は男手があるのが唯一の救いではあるが……二人ののろけを何時も以上に見るはめになるのか……と、思うと気持ちで一杯だった。
だが、自分の主の命に逆らうことも、私は出来なかった。
桜の下にシートを広げ、料理を並べる。
準備が出来ることには幽々子様と逃特軽は来ていた。
そこから、小さな宴会が始まる。
開幕早々、幽々子様が逃特軽に近づいていた。
その後も、酔ってしまったなどと言い服をはだけさせたり、胸を押し付けていたりしたが……
逃特軽は何の反応も起こさず黙々と食事をしていた。
イライラ、もやもや……言葉に出来ない感情が私を襲った。
予め箸の替えを持ってきていて正解だった。
・
分かっている……分かっているのだ……
主にこんな感情を抱くのは間違っている、と。
客人に対してこんな感情を抱くのは間違っている、と。
それでも……一度抱いたこの想い……気付いてしまったこの想いを抑えよう。忘れ去ろう。
そんな事は一切出来なかった。いや、しようとしなかった。
今のまま……これ以上の事さえなければ……
私の想いに気付いて下さいマスヨネ?
そして、今日も私はオモイと想いを隠しながら生きていく……
―――少女は、そう信じ日々を過ごす―――
―――それが……数日後には完全に裏切られるとは思いもしないで―――
―――儚きオモイを、その胸に抱き今日も笑顔で過ごすのである―――
お読みいただき有難うございます!!
だんだん雲行きが怪しくなって来ましたね~
今回でヒロインが分かるかな?そうです。あのお方です。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
過去の感想欄を読んでいるとEND1の後日談にて『魔理紗洗脳されたの?』等の感想がありました。
そう言えば前、後書きでヒント書いてなかったな~
と、今更ながらに気付きましたのでヒントを書きます。
『私の人生』 に、答えが載っています。以上!!
では、また次回~