あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結) 作:ちゃるもん
活動報告に次回作についての説明及びアンケートを行っています。
よろしければ、アンケートへの返答をよろしくお願いします。
では、どうぞ!!
「それじゃあ私はまだやらないといけない事があるから」
「ああ。また今度な」
「おう!またな!」
魔理沙は数冊の本を持ち、箒に股がり バゴオォオオン!! 大きな破壊音と共に大図書館を後にした。
「さて……次は小悪魔さんの所にでも行こうかな」
さっきのパチュリーさんの口調から察するに自分の部屋で寝ているのだろう。
そして、一歩踏み出したその時……
『お兄さんー!!』
これは……み―――ぎ!?
「カハッ!」
「久しぶり久しぶり!!会いたかったよお兄さん!!」
分かった!分かったから鳩尾を頭でグリグリするのをやめてぇ!!
そんな思いを込め、フランドールの背中をタップする。
すると、不思議そうな表情を浮かべ鳩尾から頭を退かした。
「?どうしたのお兄さん?」
「い、いや。僕も会えて嬉しいよフランドール」
さて、抱きついてるフランドールを優しく引き剥がす。
「あ!お兄さん!!私の部屋に来てよ!!」
「え?あ、ちょ!」
今度は腕を取られ、引っ張られる。
本当は小悪魔さんの所に行くつもりだったのだが……まあいいか。
・
フランドールに連れてこられたのは、大図書館の奥から行くことの出来る地下室。
そこが、フランドールの部屋となっているらしい。
「ほら!入ってはいって」
「こら、そんなに押すなって」
フランドールに押され、部屋の中へと入る。
部屋の中は家具類が必要最低限しかなく、代わりに部屋のあっちこっちにいろんな種類の人形が置かれていた。
部屋の中は明るく、床の黒を除くと、全部が薄紅色で目に優しく、いかにも女の子の部屋のと言った感じだ。
「お兄さんのおかげなんだよ」
「え?何が?」
「私の部屋はね……元々こんなんじゃないんだ。家具も人形も壊れてて……血や肉はそのまんま。吸血鬼だから何のかは分かるでしょ?」
……人間か。
「でも、私には全部それが同じに見えた。白黒の物体。それ以上でもそれ以下でもない。でもお兄さんが私に色をくれたの」
「俺は何もしてないぞ?」
「そうかもしれない。でもね、そのなにもしない普通の対応が私には特別だった。ここに連れてきたのは……私の変化を実感したかったから」
「実感?」
「そう。今の私には赤や青、黒に白、ピンクに黄色……沢山の色が見える。この目に映る……」
フランドールは目を瞑り呟いた。
「それは紛れもなく軽のおかげ。ねえ、軽……私の部屋……どうかな?」
もう一度、部屋を見回す。
可愛らしい家具類、部屋の色使いも明るく可愛らしい。
そして、人形達……
「……可愛くて、優して、そして、暖かい」
「そっか……そっか……」
フランドールは顔を上げ、満面の笑みで
『お兄さん。ありがとう』
・
―――孤独だった人形―――
―――その人形は今―――
―――多くの仲間に囲まれ幸せそうに笑っている―――
お読みいただき有難うございます!!
フラン……良かったね……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
これからも
『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』
を、よろしくお願いします。
前書きでも書きましたが、
活動報告に次回作についての説明及びアンケートを行っています。
よろしければ、アンケートへの返答をよろしくお願いします。
では、また次回~