あの日から俺の人生は狂ってしまった。 (完結)   作:ちゃるもん

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投稿です!!

文字数が足りんかった……
最後の方は無理矢理なんだぜぇい!!
ごめんなさい(-_-;)

では、どうぞ。


分かりきった事

妹紅に手を引かれ寺子屋までやって来た。

 

「んじゃ、まあその……またな!!」

「おう。またな」

 

そして、妹紅は脱兎の如く走り去ってしまった。

 

さて、人里で俺が一番来たくなかった場所に来てしまったわけだが……

 

まあどっちにしろ来るつもりだったんだ。覚悟を決めないとな。

 

スゥーはぁ~

 

一度大きく深呼吸をして、俺は寺子屋の中へと入った。

 

「すいませーん」

『はーい』

 

上白沢さんの声が聞こえ、こっちへと歩いてくる足音が大きくなる。

 

そして、その姿が俺の視界へと入り込んだ。

 

『ァ…………』

「お、お久しぶりです上白沢さん」

「帰ってくれ……」

「え?」

 

「帰ってくれ!!」

 

え?え?なんで……?なんで…………

 

甦るあの時の記憶

『助けなければ!!』『狂わずにすんだんだ!!』『見殺しにしておけばよかったんだ!!』

 

妹紅のあの言葉

『本音を引き出そうとしたんだよ』

 

結局は……全部本当だったのか……

 

「上白沢さん……」

「帰れと言っているだろう!!」

「……貴女は……俺の事が……好きですか?」

 

 

『分かりきった事を聞くな!!』

 

 

目の前が滲む……その、大好きな人の姿も見ることができない……見たくない……

 

 

・

 

 

「すまない……すまない……」

 

扉が開け放たれた玄関で、一人の女は涙を流していた。

 

「君はこんな所にいるべきではないんだ……」

 

女は膝から崩れ落ち、誰にも届かない言葉を紡ぐ。

 

「私の所にいたら……君を傷付けてしまう……だから、もう……」

 

「私の元に……来ないでくれ……」

 

ああ、せめて……君を名前で呼びたかった……

 

 

・

 

 

「一度聞いたじゃないか……」

 

男は、涙を流し木にもたれ掛かっている。

 

「振られるのも……分かってた……覚悟もしていた……」

 

その声は、酷く弱々しいものだった。

 

「なのに……なんで……」

 

「こんなにも……苦しんだよ……!!」

 

あぁ……名前も呼んでもらえなかったな……

 

 

男の押し殺された声は静かに空へと上っていった。

 

 

・

 

 

男は気付かない。

 

『分かりきった事を聞くな!!』

 

嫌いと言っていないことに。

 

 

女は気付かない。

 

『帰ってくれ!!』

 

自身が男を拒絶していなことに。

 

 

二人は気付かない。

 

その言葉の裏に隠された、本当の想いを。

 

 

 

男は後悔した。

 

『俺がいなけれ。俺が冷静に対処出来ていれば』と。

 

 

女は後悔する。

 

『私は彼の想いをまた踏みにじったのだ』と。

 

 

 

それは、正しい事でも間違ってもいる考え。思い。

 

だが、今更そんなことに気付いても全てが遅い。遅すぎた。

 

 

 

そして、彼は決心する。

 

 

『『もう、会うことはない』』

 

 

『『今まで、ありがとう』』

 

 

と。

 

 

 

 




お読みいただき有難うございます!!

それは、たんなるすれ違い。
確かに、軽くんの望む関係にはなれなかったでしょう。
でも、それでも……やり直せる事は……可能……だったんですよ……?

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

これからも

『東方 崩廻録』 と 『あの日から俺の人生は狂ってしまった。』

を、よろしくお願いします。
大切なモノは、失って初めて『大切』だと気がつきます。
皆様も、大切にしてくださいね。

では、また次回。
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