はぁ~今日も何もない1日だったな、そんなことを考えながら俺は学校から家に帰る。そんな時横からトラックが突っ込んでくる、俺はそれをかわすことができずにそのままトラックに轢かれてしまう。そして目覚めるとそこは…
「起きてください」
「うっ、ここはいったい」
「起きましたか」
「あなたは?、俺は死んだはずじゃあ」
「ええあなたは死にました、しかしあなたの死はこちらの手違いです」
「ごめんうまく状況を理解できないんだけど、あなたは一体誰なんですか?」
「私はあなた達を管理する神です、あなたは私たちの手違いで死んでしまいました、そこであなたには別の世界で新しい人生を送ってもらいます」
「なるほど」
「驚かれないんですねあなたは」
「まあ、あの状況で生きてるわけもないですしね割り切ることも大切ですよ」
「そうですか、話は戻りますがあなたには転生してもらいます、転生先は「魔法少女リリカルなのは」と言う世界です」
「ああ、あのアニメの」
「ええ、そこであなたには特典を選んでもらいます」
「特典ですか、うん…じゃあ仮面ライダー鎧武の能力で」
「わかりました、忠告ですがあなたは赤ん坊の姿に戻りますがよろしいですか」
「ええ、問題ありません」
「それでは良き第二の人生を」
そう神が言うと俺の足元に穴が開き俺はそこに落ちていく。
「面白い子でしたね、先ほどの少年とは大違いです。あなたには期待していますよ波風 紘汰」
僕はこうして神に転生させられた、最初の5年は大変だったが何とかやって来た。両親は優しく前世の両親に見習わせたいぐらいだった、僕は近所の女の子「高町なのは」と仲良くなった。公園で一人でいるところに声を掛けそこから仲良くなった。
小学校に上がると友達はもっと増えた。一番仲が良いのがなのは、なのはのつながりで仲良くなった「二宮瑠衣《にのみや るい》」「アリサ・バニングス」「月村すずか」の4人である。毎朝一緒に学校に行きそして一緒に帰るこんな平和な日常が続くと思っていた。ある事件を境に「フェイト・テスサロッサ」「アリシア・テスサロッサ」「八神はやて」の二人がこのメンバーの中に加わる。二人が加わったことで8人の仲はいっそ深まったように見えた。しかし日常が崩れるのは突然だった。
「おい、波風これどういうことだよ!」
「えっ?、何?」
クラスメイトの一人がある写真を見せてきた、そこには驚きの光景が映っていた。その写真には僕がクラスのみんなの持ち物をゴミ箱に捨てている写真だった。実際にここ最近ではクラスみんなの持ち物が無くなり、探してみるとゴミ箱に捨ててあるという奇妙で卑劣な事件が起きていた。それを見せられた僕は反論をした。
「僕じゃあない!、どうして僕がそんなことしなきゃいけないんだ!」
「じゃあこの写真はそう言う事だ!」
「誰かが勝手に作ってきて…」
「見苦しい言い訳はやめろ」
二人の会話に割り込んできたのは瑠衣だった、瑠衣が俺を見る目はまるでゴミを見るような目だった。
「瑠衣僕じゃあない信じてよ!」
「いや、これはお前の仕業だお前は昨日なぜ俺達と一緒に帰らなかった!」
「何を言ってるんだ瑠衣昨日も一緒に帰ったじゃないか、そうだよねなのちゃん」
「うんうん、紘くんは用事があるって言って一人で教室に戻って行ったよ、まさか紘くんが犯人なんて」
「そんな、アリサちゃん、すずちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃんもはやちゃんまで!? 皆そうだって言うの! 皆僕を疑ってるの!」
「あんたがこんなことする男だったなんて、最低だわ!」
「幻滅したよ紘くん」
「紘汰なんでこんなことしたの!」
「私を救ってくれたのにどうして!」
「紘くんを信用しとったうちらが間違いやったな」
「そんなどうして… どうして誰も僕ことを信用してくれないだ…」
僕は膝をつく、クラスのみんなからは罵声を浴びせさせられる。この事件以後僕はクラスのみんなからいじめを受けるようになった。そして僕は学校に行かなくなった、どうして瑠衣は僕を裏切ったんだ、どうして、どうして…
部屋に引きこもって数日が経過した、父さんと母さんがなぜか一緒に帰ってきた。いつもの二人の様子とはかけ離れていた。まるで釣糸で動く人形のようだった。
そしてその1週間後両親がリビングで首を吊っていた。その無残な両親の姿をみて僕はは無性に吐き気に襲われた、胃がかわっぽになって吐き続けた。気づくと病院のベッドの上にいた叔父さんが偶然訪ねてきて鍵が開いているのを疑問に思い家に入ったところ異常な光景が広がっていたからである。両親の葬儀が終わった後叔父さんは一緒に住まないかと言ってくれたが僕は迷惑がかかると思い断った。その時の僕の目には光がともっていなかった。
僕は両親が死に、何度も死のうとしたしかしなぜだか死ねなかった、どれだけ毒性の高い薬を飲んでもただ苦しいだけ。首を吊ってもただ息ができず苦しくなるだけ、手首を切っても1時間以内には血が止まってしまう。理由は簡単だった、鎧武に変身するのに身体能力が異常値になったらしい、こんなことならそんな能力はいらなかった。死にたいこんな世界生きているだけ無駄だ、そう思うようになるのに時間はかからなかった。
家から一歩も出ない生活が続いて2年がたった。年齢的には小学6年生になる頃だったが学校にはあれから一度も行っていない。俺は一日中家に引きこもり宅配で頼んだ機械をいじり過ごしていた。お金は株で儲けていた。見た目は大きく変化していた体は食事をまともにとらずやせ細り、髪の毛もストレスで白くなり昔の面影は一切なかった。ある日一つの手紙が家のポストに入っていた。
「なんだこれ」
開いて中に入っているものを出してみる、すると中からは見たことのないようなカードが入っていた。出してみるといきなりホログラムが現れた。
「久しぶりですね」
ホログラムの正体は俺をこの世界に送った神だった。
「ああ、あなたか」
「ひどい状態ですね、やはりあの男に嵌められましたか」
「あの男?」
「二宮瑠衣です、彼は転生者なんですよ彼は特典で人を操る能力と最高値の魔力量を要求してきました」
「それで皆を操っていたと、まあ今となればそんなことはどうでもいいですよ」
「そこまで壊れてしまいましたか、あなたに一つ報告することが一つあります」
「なんですか手短にお願いします」
「転生者のあなた方がいることでこの世界にイレギュラーなことが起こりました」
「何が起こったんですか?」
「この世界にインベスが現れました」
「インベスですか」
「ええ、多分オーバーロードも今後現れるでしょう、そこで鎧武に変身できるあなたに倒して貰いたいのです」
「成程、いいですよ」
「ホントですか!、イレギュラーなことです死ぬこともありますがそれでもよろしいですか」
「むしろ殺してほしいぐらいですよ」
「あなたはホントに壊れましたね、それとあなたにはインベスが現れたことを察知できるようにしておきますのでよろしくお願いします」
ホログラムはそう言い残すと消えた。俺はしまっていた戦極ドライバーを取り出す。
「これでやっと死ねるかな…」