俺は現在バスに揺られているバスに乗って4時間の道のりである、クラスのみんなはバスの中で大はしゃぎをしている。俺の横には月村が座っており朝バスの席順を決める時にとても問題になった。バニングスは先生の隣に座り俺は男子から妬みと羨ましそうな視線を送られた。
「皆元気だな」
「紘汰君発言がおじさんみたいだよ」
「月村、俺は寝るからついたら起こしてくれるか?」
「うんわかった」
俺は少し席を倒し眠りにつく前日に蒼月と紅月の整備をしておりあまり寝ていなかったのですぐに寝ることが出来た。眠りについてから数十分が立ったくらいに肩に重みを感じふと目が覚める。重みの正体は月村だった俺の肩に寄り添い眠りについていた。俺は京都に着くまで月村を起こさないように体を動かさないようにしていた。
京都に着き月村を起こす。
「月村着いたぞ」
「ふぇ?、…!!」
「どうした寝違えたか?」
「いやなんでもないよ、それより早くいこ」
月村は焦ったような感じでバスを降りていく俺は何かあったのかと疑問に思いながら月村の後をついて行く、取り敢えず旅館に荷物を置く、クラスで集まり始めの観光名所の金閣寺にバスで行く。
「歴史を感じるね」
「そうね流石金閣寺ね」
「有名なだけはあるな、でなんで他のクラスの男子が俺のことを睨んでるんだ?」
「さあねそんなこと知らないわよ」
「まあ気にしないでおくか」
周りにはクラスの連中が多くいたが他のクラスの班もいるようだ、しかしなぜ俺はあいつらに睨まれているのだろうかそれが不思議で仕方ないが旅行を邪魔するようなら容赦はしない。
他の観光名所を堪能し旅館に戻る、風呂の時間だったので俺達のクラスと隣のクラスで風呂に入る。そこには瑠衣の姿があった。
「瑠衣隣のクラスだったんだな」
「紘汰かどうだ楽しかったか?」
「まあな」
体を洗い湯船に二人で並んで入る会話が途切れ妙な空気が流れる。長風呂はしない派なので俺は湯船からあがり脱衣場に向かう。着替え終わると時間的に夕食の時間帯だったので夕食が用意されている大広間に向かった。
大広間に着くとそこには大量の料理が並べられていた、俺はあらかじめ決められていた席に座る。他の生徒もちらほらおり俺の席はちょうど隣のクラスとの境界だった。俺の隣に月村が座る。
「紘汰君早いんだね」
「長風呂はしないからな」
「明日も楽しくなるといいね」
「そうだなそろそろ集まってきたな」
「あ、紘汰隣だったんだね」
「テスタロッサ姉か早く席につけ俺は腹が減った」
生徒が全員集まり食事が始まる。食事は豪華で流石私立の修学旅行だと思った。京都の郷土料理の京都漬けやアユの塩焼きなど京都ならではの料理だった。
「美味しいね」
「そうだな、ってテスタロッサ姉箸も使えないのか」
「練習してるんだけど、それとテスタロッサ姉じゃなくてアリシア」
「わかったから黙って食えテスタ「アリシア!」…アリシア黙って食べろ」
「紘汰君が食べさしてくれたら黙って食べるんだけどな~」
「月村何とか言ってくれ」
「紘汰君、月村じゃなくてすずかでしょ」
月村は怖いくらいにいい笑顔をしていた、流石の俺もそれには負けてしまった。
「すずか、これでいいか」
「うん!」
「紘汰君早く!」
「あぁ!もうわかったから急かすな」
俺はアリシアの方の料理を箸で取りアリシアの口に持っていく。アリシアはそれをパックと食べる。
「美味しい、母さんが作る料理より美味しいかも」
「おい、それはプレシアさんに失礼だろ」
楽しく料理を食べているとすずかの横の女子がのどに食べ物を詰まらせ苦しそうにしていた。俺とすずかは一口も飲んでいなかったお茶をその子に飲ませる。何とか詰まったものはとれ周りは安心する、横からアリシアがまだお茶がいるかと思い持って来ようと立ち上がろうとすると何かにつまずきお茶を俺にぶちまける。
「ア~リ~シ~ア!」
「ごめんなさい!」
俺は先生に許可を取りもう一度風呂に入り直す、脱衣場でジャージのズボンを履いたとたんに急に二人の人影が俺の方に迫ってくる。
「なんでここにいる」
「そんなこと言ってる場合じゃあないんだよ紘汰!何か皆可笑しくなっちゃった」
「そうなんだよ一斉に立ち上がって旅館の中庭に出ていったんだよ!」
「二人とも落ち着け取り合えず様子を見に行くぞ」
俺は用意していたジャージの上着を羽織り中庭へと急ぐ、中庭に出るとそこには6年生全員がおりそこには高町や八神達の姿があった。その中心にはここに居てはいけない奴がいた。
「成程お前の仕業か…戦極凌馬!」
「やっと来たか、波風紘汰君」
そこには不気味な笑みを浮かべながら佇んでいる戦極凌馬がいた。俺は何かあるんじゃないかと隠し持ってきていた戦極ドライバーを腰に付ける。
「何で君が戦極ドライバーを持っているのかな、こっちの世界で作った覚えはないんだけどね」
「それは言えないな、そんなことより皆に何をした」
「ナノマシンをお茶に入れて体に仕込ましてもらったよ、皆この機械一つで操ることができるんだよこの機械に声を吹き込めばその通りに行動してくれる。けど君達は飲まなかったようだけどね」
確かに俺とすずかはお茶は隣の子にあげ、アリシアは俺にぶっかけてきたから操られていないないのか
「お前が2年前皆をそれで操って殺したのか」
「稼働実験に成功したからいらないものは処分しただけのことだ」
「お前は人を何だと思っている!」
「実験道具だが」
戦極凌馬は至極当然のように答えた、人をそんな目で見ているのはこいつだけだろう。
「そうだゲームをしよう!、一時間以内に君が私を倒せばみんなは助かる。倒せなかったら皆には死んでもらう」
「っ!、いいだろう」
「後ろの二人にも加勢してもらっても構わないよ、それじゃあスタートだ!」
戦極凌馬の合図で操られている生徒が一斉に俺達に向かってくる、状況が悪いので取り敢えずその場から俺達は離れた。個室に入り作戦を立てる。
「アリシア、デバイスは持ってきているか?」
「うん、持ってるよ」
「ならそれで皆にバインドを掛けて動けないようにしてくれ、それとすずかすまんがお前にも力を貸してもらう」
そう言い俺はミラージュをすずかに渡す。
「使い方はこいつが教えてくれる、だからすずかもアリシアと一緒に皆を止めておいてくれ」
「紘汰君はどうするの」
「俺はアイツと戦ってくる、俺は皆を元の状態に戻さないといけないからな」
「わかった、すずかちゃん行こ」
「気を付けてね紘汰君」
アリシア・すずかside
「始めましてすずか様」
「喋った!?」
すずかは驚くそれを見ていたアリシアは笑っていた。すずかには初めてデバイスを持つので喋ることに驚くのは当然のことだろう。
「すずか様今は時間がありません、早く皆さんをどうにかしないことにはマスターが安心して戦えませんから」
「そうだね私はどうすればいいの?」
「ミラージュ Set upと言ってもらえれば大丈夫だと思います、バリアジャケットなどはこちらで構築します」
「わかった、ミラージュ Set up!」
すずかは青と紫を基調としたバリアジャケットを身に纏う。アリシアも自分のデバイスを取り出しバリアジャケットを身に纏う。
「魔法ってすごいんだね」
「すずかちゃん驚いてる暇はないよ、早くしないと時間がなくなちゃうからね」
「そうだね行こう」
すずかとアリシアは中庭に向かって行くすでに生徒たちは旅館内のいたるところに入り込んでおり、すずかとアリシアを探しているようだった。すずかとアリシアは生徒を見かけたらすぐにバインドで縛りあげた、バインドで縛った生徒たちは旅館の大広間に運んだ。ほとんどと生徒をバインドにかける、残ったのは数人だった。
「結構な人数が集まったね」
「そうだね、ちょっと魔力を使いすぎたかも」
そう言いアリシアは壁にもたれかかる。
「無事かな紘汰君?」
すずかとアリシアは一人で戦っている紘汰のことを心配していた、二人は紘汰が戦っている中庭へと向かった。
紘汰side
「さあ戦おうか」
戦極凌馬はゲネシスドライバーを取りだし腰につける、そしてレモンエナジーロックシードを取りだす。
「変身」
『レモンエナジー Lock on ソーダ』
『レモンエナジーアームズ ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファファイト!』
戦極凌馬は仮面ライダーデュークへと変身する、俺は腰に戦極ドライバーをつけオレンジとレモンを取り出す
「変身」
『オレンジ Lock on』
『レモンエナジー Lock on』
『ミックス! オレンジアームズ! 花道・オンステージ!ジンバーレモン!ハハーッ!』
俺達はお互いの距離を測りながら横に動く、俺は先手を打ち矢を放つ。凌馬はそれをソニックアローで斬り落とし、矢を放ってくる。俺もその矢を斬り落としながら突っ込んでいく。
ソニックアローがぶつかり合い激しい戦闘が繰り広げられる、しかし刻一刻と制限時間は迫ってくる。
「楽しいね実に楽しいよ、だからもっとこの戦いを面白くしよう」
そう言い凌馬は新たなロックシードを取り出す、それは凌馬がメガへクスに取り込まれた際に使用していたドラゴンフルーツエナジーロックシードを取り出す。
『ドラゴンフルーツエナジー Lock on ソーダ』
『ドラゴンエナジーアームズ』
兜の装飾が赤に変わる、そしてマントにドラゴンフルーツを模した模様に変わる。俺はソニックアローで矢を乱射するが赤い煙となりかわされる、目の前に現れ俺は切り刻まれ後ろに飛ばされる。
「どうだねこの能力は面白いだろ、そろそろタイムアップの時間だね、残りあと10分だ」
「クソ!、だったらこれでどうだ!」
『カチドキ Lock on』
『カチドキアームズ! いざ出陣!エイエイオー!』
俺はカチドキ旗で凌馬を斬りつけていく、火縄大橙DJ銃でさらに追い詰めていく。しかし凌馬も負けじと反撃をしてくる。カチドキ旗を凌馬に投げつける、凌馬はそれを叩き落とすがカチドキ旗に目がいっている隙に火縄大橙DJ銃にオレンジロックシードを装填する。
『オレンジチャージ』
「くらえ!」
凌馬は砲撃をくらい変身が解ける。
「君の勝ちだすごいね、残りあと2分でクリアなんて。約束通り皆の体に入っていたナノマシンは破壊しておいたよ、まあこのリモコンが壊れると自動的に破壊されるんだけどね」
凌馬は壊れたリモコンを持って笑いながら俺に言った。
「この世界は魔法って言う便利なものがあるから面白い、次会う時はもっと楽しいゲームをしようそれじゃあまた会おう、バイバイ」
そう言い凌馬はどこかに消える大方転移魔法でも使ったのだろう、俺は変身を解くすると後ろからすずかとアリシアがやってくる。
「紘汰君大丈夫?」
「ああ、何とかなそれよりみんなは?」
「さっき皆急に意識を失っちゃって」
「そうか多分操られてたことでおそらく脳に負荷でもかかったんだろ朝になれば目を覚ますさ」
「そうだ紘汰君これ」
すずかはミラージュを紘汰に差し出した。
「ミラージュもお疲れ」
「いえマスターこそお疲れ様です」
「俺は眠いからもう寝る」
「私も久しぶりにあんなに働いたから疲れた~」
「そうだね寝よっか」
俺達は皆を大広場に放置し自分たちの部屋に戻り眠りについた、朝になり皆はなんでここで寝ているのかが分からないようだったが知らない方が身のためだろう。2泊3日の旅行は無事?に終わり皆楽しい修学旅行になっただろう。
バニングスには何で月村のことを下の名前で呼んでいるのかを問われ大変だった。成り行きでバニングスのこともアリサと呼ばされるようになり俺にとっては大変な修学旅行だった。
戦極凌馬がなぜこのタイミングで仕掛けてきたのかが不思議だった。俺一人でアイツを相手にできるのかそれが心配である、カチドキでどこまで相手にできるか問題である。あのロックシードがあればいいかもしれないがあれは危険すぎるし、実際どこにあるのかもわからない。俺はもっと頑張らないとな