死にたがりの果実   作:calamity

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第9話「本音」

俺は今、アースラの中で何故か瑠衣と戦うこととなってしまった。何故こんなことになってしまったのかと言うと…

 

「今日は買い出し行かないとな…」

 

そんなことを思いながら俺は家を出た、いつものスーパーに行こうとすると出会いたくない人に出会ってしまう。

 

「久しぶりだな紘汰」

「げっ!、クロノ!?なんでここに」

「そんなに驚かなくても今日は話をしに来ただけだ」

「何、その話って」

「紘汰単刀直入に言う、お前が腰に付けて戦っているベルトは何だ」

「これについてはは詳しくは話すことは出来ません、ただこれは俺以外の誰にも使うことは出来ませんよ」

「そう警戒するな、別にお前のを取ろうなんて思ってわいないさ、紘汰もしよかったら今後について話をしないか?」

 

俺は少し悩んだ、管理局の力で戦極凌馬を探すことが出来るのではないか、しかしそれに伴うリスクも大きいだが戦極凌馬を探すためのリスクなら安いものか

 

「わかりました、俺もクロノに相談することがある」

「相談?、まあいいとりあえずアースラに行くぞ」

「えっ!、いや俺の家で大丈夫だから」

「いや、母さんにも聞いてもらわないといけないからな」

 

そう言いクロノと俺の足元に魔法紋章が現れる。俺は光に包まれアースラに連れていかれる。俺は渋々艦内を歩き館長室に連れていかれる。そこには瑠衣と高町がいた。

 

「あら久しぶりね、紘汰君」

「紘汰、何故お前がここに!?」

「俺だってできれば来たくはなかったんだけどな」

「まあ二人とも落ち着け、紘汰を呼んだ理由は今後のインベス対策についてだ。紘汰の力は貴重だ、だからこそ紘汰には僕達に協力してほしい」

「俺は構いませんが」

「待ってくれ!、インベスは俺達だけでも倒せる、こいつの協力なんかいらない」

「いえ、現状私たちだけで戦うのには無理が来ています。実際にそうだったでしょう数はあちらの方が断然有利です。戦力は多い方がこちらが優勢になる可能性が増えますからね」

「だったら紘汰、俺と勝負しろ!、お前がいらないってことをはっきりさせてやる」

 

こんなことから断れずに俺はアースラに完備されている訓練場で瑠衣との一騎打ちを行うこととなった。なぜかギャラリーは増えており、瑠衣を応援する声が多かったがそんなことは俺は気にも留めなかった。

 

「さて、始めようか」

「なんだ、変身しないのか」

「変身はしない、俺は全力で戦いたいからな」

 

そう言い俺はミラージュを久しぶりに取り出す。

 

「あれ、マスター久しぶりですね」

「あれ、ミラージュさん怒ってます?」

「いえ、別に3か月も放置されていたからって、別私は怒っていませんよ」

「ごめん、ミラージュ今度フルメンテするからさ」

「今回はそれで手を打ちますが次からは相棒を忘れないでくださいよ!」

「だからごめんって、行くよ、ミラージュ。Set up」

 

俺のバリアジャッケトは黒の基調とした服の上に赤い真っ赤なコートを羽織った姿である、一方の瑠衣のバリアジャケットは動きやすさを重視した服装で白と青がメインの色となっている。クロノが出てきて試合開始の合図をする。

 

「それでは模擬戦、始め!」

 

クロノの合図とともに俺達二人は同時に空へと飛び上がる、瑠衣は腰にある日本刀、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を構え臨戦態勢に入る、俺も同じく腰のホルスターにある銃を二丁持ち瑠衣の出方を待つ。どちらも様子を見ながら動かなかったが、静寂を先に崩したのは瑠衣だった。

 

瑠衣は一直線に突っ込んでくる、そのスピードは前とは比較にならない位に早く俺は対応が少し遅れ瑠衣の魔力を纏った日本刀の餌食となる。腹の方を斬られるが、すぐさま俺も反撃をし何とか一撃のみで済ませる。

 

俺はここぞとばかりに瑠衣に魔力弾を連射するが瑠衣はそれを斬って斬って斬りまくる、一瞬の隙を突き俺はカートリッジをリロードし最大火力で撃ち放つ。

 

「ハレー・ショット!」

 

俺の最大火力を瑠衣はバリアを張り受け止め爆風が生じる、瑠衣の姿は爆風で見えなくなってしまう。前回はこれで倒せたが今回はちょっと厳しかも、それにしてもこの今日の瑠衣の強さは異常だいや今まで力を抑えてたって可能性の否定できないな。煙が晴れそこには何のダメージのない瑠衣がそこに立っていた。

 

「マジかよ、これはちょっとなめてたかもな」

 

俺はこれはヤバイと思いモードを切り替える。

 

「ミラージュ、モードを変える」

「あれって実戦で使われたことありましたっけ?」

「一度もない!」

「…セイバーモード」

 

ミラージュはなぜか何も言わずにモードを切り替えた。俺の手に持っている銃は無くなり、そこには二本の剣が握られていた。右手には赤をメインとした紅月(こうげつ)、左手には青をメインとした蒼月(そうげつ)。瑠衣は新たな装備に変わったことに気がつき警戒心を高める。

 

俺は二本の剣を構え、臨戦態勢に入る。先に動いたのは紘汰の方で蒼月で瑠衣に斬りかかる、瑠衣はそれを天叢雲剣で受け止める。紘汰はもう一方の紅月で再度斬りつける。それもを受け止める。紘汰と瑠衣の間には火花が飛び散り、どちらも一歩も譲らない戦いだった。

 

しかし均衡が崩れるのは一瞬だった。紘汰の筋力と瑠衣の筋力では瑠衣の方が明らかに上だった、それもそのはず3年も引きこもっていた紘汰と3年戦って来た瑠衣とでは筋力の差がありすぎた。紘汰は瑠衣に押され壁に叩きつけたれる。

 

「なんだよ、全然俺なんかより強いじゃないか」

「マスター、大丈夫ですか!?」

「アバラの方を何本やってる」

「マスター諦めましょう、下手したら死んでしまいますよ!」

「ミラージュ、男には負けられない戦いってのがあるんだ」

 

俺は剣を杖にし立ち上がる。全身が痛く立っているのもやっとだったがこんなところで負けられない、

 

「ミラージュ、両方ともカートリッジ3発ロード」

「正気ですかマスター!?、そんなことしたらマスターの体は持ちませんよ!」

「勝つためにはこれぐらいしないと、大丈夫だよ俺はこんなことでは死なないさ」

「信じますよマスター」

 

俺は両方の剣に魔力を纏う、瑠衣もそれを警戒する。俺はそのまま走っていた、瑠衣も同じく突っ込んできた。蒼月で斬りかかるが、瑠衣の天叢雲剣とぶつかり合いになる、瑠衣はうまく蒼月をいなし紘汰の腹に天叢雲剣を突き刺す。

 

「これで終わりだ」

「っく!、これで終わりだ『ボルケーノ・セイバー!』」

 

左腕で瑠衣の剣をつかみ逃がさないようにする、そして俺はもう一方の紅月で瑠衣を斬りつける。瑠衣はそのまま地面に倒れる、俺は腹に刺さった剣を抜き地面に投げる。俺は数歩下がり瑠衣の様子をうかがう、瑠衣は何とか立ち上がるが、バリアジャッケトはあの一撃でボロボロになっていた。

 

俺も腹からの出血が多く意識がもうろうとし始めた。瑠衣を倒したかに見えたが、しかし瑠衣は立ち上がり俺の前に立ちはだかる。

 

「俺は絶対に負けない!」

「もうやめようぜ、この戦いに意味はないはずだ」

「お前に無くても、俺にはある!、いつもそうだった、お前ばかり皆に頼られて俺はいつも見ているだけだった。俺は頼って欲しかった、ただ皆に頼られたかった。お前はそれすら叶えさせてくれなかった!」

「頼って欲しかった!?、皆お前のことを頼ってたさ。俺もその一人だった。けどそれを裏切ったのはお前だったじゃないか!」

 

瑠衣は俺に殴りかかってくる、俺もそれに合わせ瑠衣の顔に今出せる力を全て注ぎこむ。二人同時に顔にヒットし二人とも地面に倒れる、けれどもどちらも立ち上がる。

 

「俺はお前のことが羨ましかった、皆に頼られ、尊敬され、信頼され、俺はそんなお前に嫉妬していた。だからお前を罠にはめた!」

「それで俺の立場になって優越感に浸ってたてわけか」

 

瑠衣は地面に手をつき、苦虫を噛み潰したような顔をする。そんな顔をする瑠衣を見るのは初めてだった。

 

「そうなるはずだったさ、けど優越感なんかよりも罪悪感のほうが強かった!。やった後に気づいたよ、俺は何てことをしでかしたんだってね。半年前に久しぶりに会ってお前の変わり果てた姿を見て再確認したよ、俺の罪の重さを」

「瑠衣、お前が道を間違えた理由はただ一つだ。お前は俺達のことを信じ切れていなかったただそれだけだ」

「…悪かった紘汰、今更こんなこと言っても無駄かもしれないけど本当にすまなかった」

 

瑠衣は涙を流しながら俺に謝る、そんな姿の瑠衣を見るのは初めてだった。いつもは強気でみんなを引っ張て行くような存在だった、しかし今の瑠衣からはそんな感じは微塵も感じられなかった。俺は瑠衣に近づいて言葉を掛ける。

 

「瑠衣、俺は今ならまだ俺達やり直せると思うんだ。だからさ瑠衣もう一度自分の罪を清算してさ、もう一回やり直そうぜ」

 

かつての俺ならあり得なかった言葉だろと俺でも思う、歩がいなかったらこんなことは絶対に言ってないだろうな。

 

「いいのか、紘汰お前を俺は裏切ったんだぞ」

「気にするな、大切なのは過去じゃない今だからな」

「ありがとう、本当にありがとう」

「泣くなよ、らしく、ない…」

 

ちょっと無理しすぎたかも、まあ結果オーライとしましょうか。そんなことを思いながら俺は倒れていく。気づくとそこはベットの上だった。

 

「知らない天井、ではないな、ん?」

 

アースラの医務室のベッドの上で瑠衣に刺された場所には包帯がぐるぐる巻きになっていた。なぜか重みを感じる、体を起こしてみると俺の寝ていたベッドの上ではフェイトが寝ていた。医務室のドアが開きクロノが入ってくる。

 

「起きたか紘汰、心配したぞ3日も寝てたんだからな。3日間フェイトが君のことをつききりで見てくれていたんだ感謝の言葉くらいかけてやれよ」

「3日も」

「瑠衣は話したよ全てを、なのはやフェイト達に」

「喋ったんですか、それで瑠衣はどうしてるんですか」

「今は謹慎中だ、非殺傷設定を解除しての戦闘は流石に俺でも黙認はできん、だから謹慎処分にしておいた」

「そうですか」

 

俺はテスタロッサの頭を感謝を込めて撫でる、頭を撫でたのに気づいたのかテスタロッサは目を覚ます。クロノは頃合いだと思い部屋出ていく。

 

「紘汰?」

「ああ、そうだ」

 

テスタロッサは目をこすりながら、起き上がる。まだ少し眠そうな顔をしていた。

 

「もう心配したんだからね」

「俺はそう簡単には死なないさ、それで瑠衣からは…」

「全部聞いたよ、私たちの記憶を弄ってたことは」

「そうか、それでみんなの反応はどうだったんだ」

「はやてが瑠衣のことを平手打ちしてね、「うちらは仲間やろ!もっとうちらのことを信用しいや!」って言ってね。でもまあ瑠衣とは今まで通りな感じだよ」

「何ともまあ八神らしいな、そろそろ行くか」

 

俺はベッドから起き上がり、上半身裸だったから服を着る。これからはインベスを楽に倒せそうだ歩、俺は今度こそ道を間違えずに済みそうだぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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