高校生艦長と自衛艦の航海日誌   作:みたらし饅頭

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11月11日に間に合わなかった・・・。
伏字は後々しておきます。


吹雪着任編
第壱休戦目「ポッキーゲーム」


みらいの場合

 

「艦長!ポッキーゲームしましょう!」

「突拍子もなく何を言い出すのかね君は。」

 

書類作業を黙々としていたらみらいが突然ポッキーゲームをしたいと言い出した。

何故にポッキーゲームなんだ・・・。

 

「そもそもポッキーは切らしていr」

「準備しています!」

 

サッと秘書艦用の机の陰からポッキーが現れた。

どれだけ用意周到なの?

 

「じゃあやりましょう!」

「やるなんて言っていないんだけど。」

 

僕の応答なしに箱を開けて中の袋も開封しポッキーを取り出すみらい。

今日は話を聞かんな・・・。

 

「ふぁい!じゅんひかんりょふでふ!」

「・・・・・一回だけね?」

 

みらいの反対側を銜えて少しづつ齧っていく。

だがみらいは微動だにしない、さっきまでの威勢は何処へ・・・。

 

「(勢いでしたはいいんだけど・・・・・恥ずかしい!)」

 

みらいの顔が真っ赤に染まるが続ける。

ちょっとだけ悪戯してもいいだろう。

 

「(えっ?艦長止めないんですか?だったら・・・このまま・・・艦長とキス!?)」

 

さて、そろそろかな?

みらいの唇との距離が1㎝になったところでポッキーを食べ終えてみらいから離れる。

 

「えっ?」

「はい、ここまで。分かったら早いとこ仕事を終わらせよう。」

「・・・・・・分かりましたよ!ふん!」

 

その後、みらいは僕が間宮アイスをたらふく奢るまでご機嫌斜めだった。

また一段と財布が薄くなってしまった・・・・・。

 

 

 

先代神通の場合

 

「友成、ポッキーゲームをしましょう?」

「どうしてまた・・・。」

 

薄くなった財布をどうしようか中庭で考えていたら母さんがご丁寧にポッキーを片手に現れた。

 

「さぁ、やりましょう?」

「僕に拒否権は?」

 

そんなことを聞いていると母さんが僕の両肩を掴んでポッキーを銜えて近づいてきた。

 

「か、母さん?力が強い気がするんだけど・・・?」

「(フフフ・・・これなら合法的に友成と・・・・。)」

 

あっ、これは話を聞いていないやつですわ。

仕方ない・・・。

 

「い、いただきます・・・。」

 

とりあえずポッキーを食す。

母さんも僕が食べ始めると食べだした。

そして後少しというところで食べるのをやめて左を向く。

 

「ん~~~♪」

 

そして僕の左頬に母さんの熱いキスがされた。

 

「残念だわ。」

「何を望んでいるのさ・・・。」

 

笑いながら言う母さんに何とも言えない気分になる。

 

「僕は部屋に戻るよ・・・。」

「そう、それじゃあね。」

 

かなり気疲れした僕は母さんにそう言って工廠長室に戻ることにした。

 

 

 

土佐の場合

 

「工廠長!ポッキーゲームを。」

「しません。さっき、みらいと母さんにされてちょっと疲れました・・・。」

 

僕が言うと土佐さんは目尻に涙を浮かべた。

 

「私では・・・土佐ではダメ・・・ですか?」

「うっ・・・。」

 

上目遣いなんてされて断れるわけないよ・・・。

 

「一回だけなら・・・。」

 

パァーっと笑顔になった土佐さんは颯爽と準備を終える。

 

「お、お願いしまふ・・・。」

「じゃあ始めます・・・。」

 

僕はポッキーを銜えて食べ始める。

最初は少し恥ずかしかったが三回もやった為もう慣れていた。

そしてあと少しのところで離そうとしたとき。

 

「や、やっぱりここまでで!!」

 

土佐さんの方が先に離して顔をトマトより真っ赤にしながら走り去った。

 

「・・・・・・今日は何があったんだ?」

 

口に銜えたポッキーの切れ端を食べながら考えたがイマイチピンと来ない。

今日は何かあったかな?

 

 

 

扶桑型の伊勢の場合

 

「友成君、さっき顔を赤くして走ってった土佐さんとすれ違ったんだけど・・・。」

 

部屋に入ってくるなり伊勢さんが聞いてきた。

 

「それが何か?」

「何かしたの?」

「いや、ポッキーゲームをしたんですけど・・・。」

 

そう言った瞬間伊勢さんがニヤニヤし始めた。

 

「ほほう?それじゃあ私もしようかなぁ?」

「ポッキーは切らしてますよ。」

 

書類を確認しながら伊勢さんに言うと伊勢さんが僕に右側に近づいてきた。

 

「フフッ・・・ここにあるでしょ?立派なポッキーが・・・。」

「へっ?」

 

僕に抱き着いてきた伊勢さんは胸を押し付けながら僕の腹から少しづつ下に右手を下す。

 

「あ、あの伊勢さん?」

「フフッ、これでも身体には自信はあるし胸部装甲(おっぱい)も大きい方だと思うわよ?何なら友成君が望むことをしてあげるわよ?」

 

伊勢さんが妖艶に微笑みながら顔を近づけてくる。

僕のポッキーが反応しないように理性で押さえるが長くは持ちそうにない。

 

「お姉さんとポッキーゲームしましょ?」

 

そして伊勢さんの右手が僕のモノを・・・

 

「この愚姉が!」

「あ゛だっ!」

 

掴むことは無かった。

突然飛んできたバインダーが伊勢さんの額を直撃。

短い声の後、伊勢さんはぶっ倒れた。

バインダーの飛んできた方を見ると扶桑型の日向さんが立っていた。

 

「全くこの愚姉は・・・・。」

「助かりました日向さん・・・。」

 

一応お礼を言っておく。

 

「どうしてこのタイミングでここへ?」

「実は偶々提督と会ってな。そのバインダーを君に渡すように言われて来たらそこの馬鹿が自分の上官に色仕掛けをしている場面にあったんだ・・・。」

「そうだったんですか。」

 

理由を聞いた僕はバインダーを拾って見る。

どうやら編成について書かれているようだ。

 

「さて、さっさと戻って扶桑に説教をして貰うから覚悟しろ。失礼した。」

「イタイイタイ!耳を引っ張らないでよ日向ー!」

 

日向さんは伊勢さんの耳を引っ張りながら連れて退出した。

・・・・・今日は厄日だなぁ・・・。

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