高校生艦長と自衛艦の航海日誌   作:みたらし饅頭

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今回は短めです、ご了承ください。


第参戦目「敵艦隊見ゆ!」

角松「イージス艦・・・みらい・・・!」

 

尾栗と柳は外に出る。

 

尾栗「みらいが・・・どうして!?」

 

 

友成「あれは!」

みらい「私が・・もう一隻!?」

友成「みらいさん!すぐにあの護衛艦と無線連絡を!」

みらい「分かりました!」

蒼龍「何だか大変なことに・・・。」

 

 

自衛官「みらい・・・いえ、正体不明の護衛艦より無線連絡。」

角松「返答しますか?」

梅津「ふむ、相手が護衛艦である以上、返答したほうが良かろう。」

角松「無線をつなげ!」

自衛官「了解。」

 

 

みらい「無線、つながりました。」

友成「よし。」

 

もう一隻のみらいに友成の声が無線を通して流れた。

 

友成『こちら海上自衛隊、横須賀基地所属、ゆきなみ型護衛艦のみらい艦長の霧先友成です、貴艦の所属及び艦名と航行目的を教えていただきたい。』

梅津「こちら艦長の梅津だ。我が艦の艦名は海上自衛隊、横須賀基地所属、ゆきなみ型護衛艦、三番艦みらい、航行目的は演習及びパールハーバー入港である、貴艦の航行目的も教えてもらいたい。」

友成『我が艦の航行目的は横須賀基地入港である。』

梅津「失礼ながら聞くが、貴艦は本当にみらいなのか?」

友成『間違いありません。』

梅津「ではアメリカ海軍と海上自衛隊の船を見かけなかったか?」

友成『・・・・・残念ですがこの海域には存在しません。』

 

自衛官達はその一言で少しざわめく。

 

梅津「存在しないとはどういうことだ?」

友成『我々は第二次世界大戦終戦の1945年から約17年後の1962年6月16日に存在しているからです。』

 

自衛官達に衝撃が走る。

 

角松「艦長、自分に話をさせて下さい。」

梅津「うむ、良かろう。」

角松「みらい副長の角松だ、でたらめは言うな。」

友成『では、デジタル時計を見て下さい、何年です?』

角松「確認を急げ!」

自衛官「はっ!・・・・・間違いありません、1962年6月16日です。」

角松「何だと!」

友成『信じて頂けましたか?』

角松「聞きたいことが山ほど出来た、答えてもらうぞ。」

友成『よろしいですが、こちらにも条件があります。』

角松「条件?」

友成『我が艦と共に横須賀入港を目指して頂きたいのです。』

角松「艦長どうします?」

梅津「私が話そう。」

 

角松は梅津に無線機を渡す。

 

梅津「群司令からの命令変更がない以上、本艦は予定通り、パールハーバー入港を目指す。」

友成『では・・・・。」

 

友成がそこまで言った時。

 

友成『わわっ!そ、蒼龍さん!危ないですって!』

蒼龍『いいから貸して!』

梅津「どうかしたのか?」

蒼龍『聞こえてますか?』

梅津「誰だね?」

蒼龍『大日本帝国海軍、横須賀鎮守府の二航戦所属、航空母艦、蒼龍です。』

梅津「二航戦の航空母艦?」

 

尾栗と柳はヒソヒソと話す。

 

尾栗「柳一曹、蒼龍ってたしか・・・。」

柳「航空母艦、蒼龍、1942年6月のミッドウェー海戦にて沈没した船です。」

蒼龍『いいですかよく聞いて下さい。』

梅津「何だね?」

蒼龍『今すぐ、友成くんの言う通り、横須賀に向かって下さい、この先は危険です。』

梅津「危険?」

蒼龍『そうです、この海域には深海棲艦が居る可能性があります、こんな重巡洋艦はあっという間に攻撃されて沈められます!』

梅津「深海棲艦?」

蒼龍『終戦後、突如として現れて、制海権を奪った存在です。』

梅津「なるほど・・・。」

 

梅津は考えこむ。

 

角松「艦長、どうします?」

梅津「彼らは我々より現在の状況に詳しそうだ、それに情報も必要だ。」

角松「と、言うと?」

梅津「あの艦と両艦を探しながらこれまでの進路を戻り、横須賀入港を目指す。」

角松「しかし、相手はおかしな事を。」

梅津「責任は私が取る、それに彼らは嘘を言っていないようだしな。」

梅津「霧先艦長、聞こえるか?」

友成『聞こえています。』

梅津「我が艦は貴艦と横須賀入港を目指そう。」

友成『有難うございます。』

梅津「ただし、情報は頂く。」

友成『分かっています。』

梅津「進路変更、横須賀基地へ。」

尾栗「はっ、進路を270度とします。」

尾栗「面舵30度。」

自衛官「面舵30度。」

梅津「副長、チャートを。」

角松「はっ。」

梅津「衛星が使えないとなるとジャイロコンパスと天測が頼りだ。」

梅津「総員、警戒を厳にせよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

午前5時 イージス艦「みらい」艦橋

 

二隻のみらいは横須賀入港を目指し単縦列で航海している。

 

 

友成「ぐぅ・・・・。」

みらい「艦長!」

友成「はっ、みらいさん、ごめんなさい。」

みらい「しっかりして下さいよ・・・ん?」

友成「どうかしましたか?」

みらい「本艦艦首、20000ヤードに艦隊が。」

友成「数は?」

みらい「12です、配置から見て交戦中かと。」

友成「まずいですね、梅津艦長と繋いで下さい。」

みらい「了解。」

 

友成「こちら霧先、梅津艦長、聞こえますか?」

梅津『梅津だ、どうした?』

友成「レーダーで本艦艦首20000ヤードに12隻の船を確認、配置から交戦中かと。」

梅津『交戦中?』

友成「はい、もしかしたらそうではない可能性もありますので、警戒を厳にして接近しようかと。」

梅津『そうか、分かった、何かあれば報告してくれたまえ。』

友成「了解。」

友成「みらいさん、警戒を厳にして下さい。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

友成「あれは・・・?」

みらい「対空砲による黒煙と思われます。」

友成「戦っているのは?」

みらい「恐らく・・・人かと。」

友成「人!?」

蒼龍「あっ!あれは!」

 

蒼龍は声を上げる。

 

友成「いきなりどうしたんですか?」

蒼龍「長門さん、金剛さん、比叡さん、翔鶴さん、赤城さん、電達だ!」

友成「蒼龍さんの仲間の方ですか?」

蒼龍「そうです、助けないと・・・。」

友成「ちょっと待ってください、みらいさん、無線を。」

みらい「分かりました。」

 

友成「こちら霧先、梅津艦長、聞こえますか?」

梅津『こちら梅津、何かあったのか?』

友成「先ほどレーダーで確認した12隻の船を確認、交戦中です。」

梅津『こちらも確認した。』

友成「実は、戦っているのは蒼龍さんの仲間です。」

梅津『なるほど。』

友成「そこで一つ提案が。」

梅津『何かね。』

 

友成は少し間を置き言った。

 

友成「戦闘海域に突入、蒼龍さんの仲間の方を救助したいと思います。」




どうも、今回は敵艦隊を発見、戦闘海域に接近しました。
では、次回予告です。

みらい『貴方は何ですか?』
角松「・・・・俺はイージス艦「みらい」の副長で一自衛官だ。」

みらい「本艦艦首、1500ヤード対空目標40発見!此方に接近してきます!」
友成「対空戦闘よーい!」

友成「CIC指示の目標、撃ちぃー方始めぇ!」

45年後の兵器が戦地に向かう。

次回「第肆戦目「我、戦闘海域に突入す!」」
それでは次回に向けて、撃ちぃ方ぁ始めぇ~!
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