高校生艦長と自衛艦の航海日誌   作:みたらし饅頭

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推奨BGM「みらい 戦闘」


第陸戦目「対第二艦隊」

長門「いきなり呼び出してどうしたんだ?」

友成「これから戦闘が起こる可能性があるので皆さんに艦内にいてもらおうとおもいまして・・・。」

電「せ、戦闘ですか?」

友成「そうです、先程不明艦を五隻発見しました。」

金剛「深海棲艦デスカー?」

友成「わかりません、しかし先程、海鳥を偵察に向かわせました。」

全員「う、海鳥・・・?」

 

あ、これ多分皆さん別の海鳥を思い浮かべてるよ・・・。

 

友成「と、鳥の方ではないですよ・・・もうすぐ戻ってくると思うので・・・。」

比叡「あれ?そういえば、みらいさんは?」

友成「CICに映像を取りに行っています、もうすぐ戻ってきますよ。」

 

ガチャッ

 

噂をすれば・・・。

 

みらい「艦長!映像出ました!」

友成「見せて下さい・・・、これは・・・!」

 

まちがいない!これは・・・まずい事になったぞ・・・。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

横須賀鎮守府第二艦隊

 

武蔵「第一艦隊から連絡が途絶えてどのくらいだ?」

日向「30分ぐらいだ。」

武蔵「急ごう、嫌な予感がする。」

 

武蔵が速度を上げようとしたとき瑞鶴に艦載機から連絡があった。

 

瑞鶴「偵察機より連絡!謎の飛行物体が此方に向かっています!」

武蔵「深海棲艦か!?」

瑞鶴「わかりません、しかし機体に海上自衛隊という文字と日の丸があるそうです!」

武蔵「カイジョウジエイタイ?日の丸と言うことは日本軍か?」

瑞鶴「分かりません・・・。」

加賀「これだから五航戦は・・・。」

瑞鶴「それは関係無いでしょ!」

 

武蔵「二人はほっといて伊勢、提督と伊168に連絡を頼む。」

伊勢「了解!」

日向「あれが謎の飛行物体じゃないか?」

武蔵「なんだあれは・・・!総員対空戦闘よーい!」

全員「了解。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

長門「もう一度言ってくれ。」

友成「分かりました、確認できたのは、武蔵、伊勢、日向、加賀、瑞鶴です。」

蒼龍「だ、第二艦隊の人達じゃないですか・・・。」

長門「私たちの通信機は故障している、へたをすれば砲撃されるぞ。」

友成「出来るだけ刺激しないようにします・・・。」

 

でもこの編成鬼畜過ぎない?戦艦三隻に正規空母二隻とか。

本気で来られたらまずいよ・・・。

 

電「でも、伊168さんがいないのです。」

友成「潜水艦までいるんですか!?」

 

雷撃は避けたいなぁ・・・。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

伊168「本当に撃っていいの?」

武蔵「威嚇だけだ、本当に当てるな。」

日向「何故単艦なのに9つも反応が・・・。」

武蔵「分からないが深海棲艦かも知れない、伊168、一発だけ撃て!」

伊168「りょうかーい!」

 

伊168は武蔵に言われたとおり友成の乗る方の「みらい」に酸素魚雷を発射した。

そして始まってしまった・・・友成が恐れていたことが・・・。

 

 

 

みらい「魚雷音聴知!左80度、計測44ノット、距離3200、高速接近!接触まで2分10秒!」

友成「梅津艦長に連絡!対潜戦闘よーい!」

みらい「了解!」

友成「(このままでは・・・まずい!)」

 

角松らが乗るみらいでも魚雷接近が判明し、艦内は慌ただしくなってた。

 

自衛官「魚・・・雷・・・!?」

角松「訓練通り躱してみせろ!」

自衛官達「了解しました!」

艦内放送「対潜戦闘よーい!」

尾栗「全力即時待機と成せ、ソナー、エコー機投入よーい!一秒たりともロスするな!」

片桐「おいおい、魚雷って、マジなのか?」

 

CICでも自衛官達が各々の配置につく。

そんな中、菊池はソナーに問い詰める。

 

菊池「ソナー、CIC、探知は出来ないのか!」

自衛官「推測状況の悪い表面化のダクトに居た模様です、この海域の海洋データが、不足しています!」

菊池「馬鹿者!お前らの訓練不足だ!」

自衛官「すいません。」

菊池「距離!」

自衛官「距離2000!」

米倉「うっ・・・・。」

 

菊池らは気づいていなかった、この状況下で起きてしまう出来事を。

 

 

 

友成「最大戦速!」

みらい「最大戦速!ヨーソロー!」

長門「わわっ!」

電「あっ!」

友成「おっと!大丈夫?」

 

危ない危ない、体格が小さいから転けやすいのかな?

 

電「有難うなのです。」

友成「何かに捕まっててね、皆さんも気をつけて下さい。」

全員「先に言って欲しかった(デース)・・・。」

 

みらい「魚雷接近!距離1000!」

友成「総員衝撃に備え!」

 

 

 

麻生「衝撃に備え!」

 

魚雷は単縦陣で航海していた2隻のみらいの内友成らが乗るみらいの後部甲板と角松らが乗るみらいの艦首のギリギリを通過していった。

 

角松「CIC、艦橋!魚雷発射予想位置にデイタムを設定!」

青梅「方位240度、距離3800!」

米倉「や、やられる・・・・。」

 

 

 

伊168「う、嘘・・・武蔵さん!あの重巡魚雷を交わした!」

武蔵「何だと・・・速度は?」

伊168「さ・・・35ノット・・・。」

武蔵「35!?そんな速力を出せる船なんて日本にはないぞ!」

伊168「ど、どうするの?このままだと鎮守府に辿り着くよ!」

武蔵「仕方ない・・・砲撃よーい!相手が攻撃してきたら撃て!伊168はもう一度、今度は4発を放射上に撃て!」

伊168「りょ、了解!」

 

 

 

米倉「はぁ・・・・はぁ・・・・。」

菊池「大丈夫だ、みらいの足なら必ず躱せる・・・尾栗、頼むぞ・・・。」

米倉「歴史が変わるだって・・・?どうせ僕達は帰れないんだ・・・。」

 

自衛官「新たな魚雷音!魚雷計四本右へ広がってきます!」

尾栗「やってくれるぜ!」

角松「どうする?」

尾栗「慌てるな、10度に戻せ!」

 

米倉「そんなに・・・僕達の・・・力が・・・見たいのか・・・?」

 

伊168から放たれた魚雷はみらいに少しずつ近づいていた。

 

米倉「攻撃してくる・・・お、お前らが・・・悪いんだぞ・・・。」

 

本物の戦闘と迫り来る攻撃に恐怖心を抱き冷静な判断ができなくなった米倉は友成が最も恐れていた行動を取る。

前甲板のVLSが静かに開く、しかし砲雷長の菊池もCICにいる者もそのことには気づかない。

 

米倉「やって・・・やる!」

自衛官「距離3000ヤード!」

米倉「やられる・・・前に!」

 

みらいの艦橋から出て外に居た長門は見てしまった。

 

長門「照明弾?いや・・・。」

 

もう一隻のみらいから米倉が独断で放ってしまったアスロックを。

 

長門「あれは・・・まさか・・・!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

自衛官「前甲板、VLA開放!アスロック飛翔中!」

菊池「何っ!」

 

CICは慌ただしくなっていた、それも当然だ、艦長である梅津の許可もないまま何者かが独断でアスロックを撃ったからである。

 

自衛官「!魚雷発射ポイントに向かっています!」

菊池「誰が発射ボタンを・・・っ!」

 

菊池はすぐに犯人を発見した。

 

菊池「米倉ぁ!貴様ぁ!一人で戦争をおっ始めるつもりかぁ!」

 

菊池は米倉の胸ぐらをつかみ怒号を飛ばす。

 

米倉「やらなければ・・・やられます、砲雷長・・・。」

角松「CIC、艦橋!誰が撃てといった!現状を報告せよ!」

 

艦橋からの放送も角松の怒号がながれる。

 

菊池「うっ・・・くっ!」

 

菊池は米倉を突き飛ばした。

 

菊池「ヒューマンエラーだと報告しろ、それからコイツをCICから叩きだせ!」

自衛官「魚雷計四本の内二本、本艦との距離1000ヤード!」

 

 

 

長門「おい!何かが発射されたぞ!」

友成「くそっ!」

 

恐れていた事が起こってしまった・・・このままだと僕を含めて二隻で250名の命が・・・!

 

長門「聞いているのか!さっきのは・・・。」

友成「アスロック、MK50短魚雷です・・・。」

赤城「魚雷・・・。」

友成「それもただの魚雷ではありません、対潜用で探針音を放ち追尾する魚雷です。」

比叡「つ、追尾って!」

友成「これをたとえるなら・・・【サジタリウスの矢】」

電「【サジタリウスの矢】?」

友成「決して外れることのない神の矢という意味です。」

翔鶴「じゃあ、イムヤさんは・・・。」

友成「このままだとアスロックを受けて撃沈です。」

蒼龍「ど、どうするの!」

友成「みらいさん、魚雷は?」

みらい「距離1000ヤード!」

 

約1km・・・なら・・・。

 

友成「この中で魚雷の視認が得意な人は!」

電「私は自信があるのです!」

友成「よし、この鉄帽を、これから魚雷を見つけてもらいたい!」

電「わ、わかったのです!」

 

・・・・・第二艦隊は恐らく僕達を敵とみなす、相手には正規空母が二隻・・・最悪の条件が揃ってしまわないようにするためには・・・。




どうも、今回はあのアスロック米倉が出てしまいました。
では、次回予告

尾栗「柳!この魚雷はどこの魚雷か分かるか!?」
柳「日本海軍の魚雷、九五式魚雷に違いありません!米海軍の魚雷はMk14ですから航跡は視認できます!先ほどの魚雷は二酸化炭素を排出していました!」

角松「CIC、艦橋!魚雷そのまま、指示を待て!」
菊池「!・・・。」

友成「みらいさん、対空、対水上、対潜戦闘用意・・・。」

提督「海上自衛隊・・・まさか・・・調べてみるか・・・。」

歴史は変わっていく。
次回「第質戦目「最悪の交戦」」
それでは次回に向けて、撃ちぃ方ぁ始めぇ~!
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